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2016年07月21日

汗をかかずにトップを奪え! ~『ドラゴン桜』流ビジネス突破塾~

汗をかかずにトップを奪え! ~『ドラゴン桜』流ビジネス突破塾~
三田紀房/著 (大和書房) 2007年
1,200円+税


【動機】
『ドラゴン桜』 を読んで興味を持った。



【所感】
今までの常識を打ち破るような仕事術がたくさんあった。



【概要】
仕事も勉強と一緒。まじめに考えるな!桜木建二のビジネス突破塾、開講!カネがない、コネがない。でも出世したい!だったら、◎会社を使って「値打ち」を上げろ!◎リターンのある「人脈」を手放すな!◎現金になる「時間」をひねり出せ!◎手帳は「結果」を書き込め!◎他社から「指名買い」される存在になれ!◎仕事の「王道」を制してルールを「つくる側」にまわれ!大人気漫画『ドラゴン桜』の著者によるサラリーマンのための『ドラゴン桜』流・人生必勝の仕事術! --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。(Amazonより)







【抜粋】
●格差を計る代表的な指標に、「ジニ係数」というものがあります。これは「ゼロに近いほど格差が少なく、一に近いほど格差が激しい」という指標だ。(p.25)

☆「ジニ係数」で見ると、60代から急に格差が広がっているそうだ。
高齢者はみんなお金持ちで若者は貧乏というマスコミのイメージがいかに間違っているかがわかる。



●要するに日本企業における成果主義とは、ただ「若い連中の定期昇給を行わないためのシステム」なのだ。(p.36)

☆成果主義や能力主義というと聞こえはいいが、実際はただの年功序列の据え置きにすぎない。
つまり、能力があるからといって給料が上がるわけではない。
中高年の既得権を守るためのシステムである。



●30代の即戦力を集める会社に、はたして将来性はあるのか、という問題だ。(p.45)

☆つまり転職をするなら30歳までということ。30歳を過ぎると雇ってもらえなくなるという意味ではなく、30代を募集する会社に将来性はないからというのがその理由。



●求人雑誌に「求ム、即戦力!」といった広告を出している会社なんて、かなり危なっかしいと考えるべきなのである。(p.46)

☆即戦力を求めてるのか、よーし、いっちょやったるか!と思って応募すると、将来性のない会社に当たってしまう。
即戦力を求めているということは、生え抜きのエリートが育っておらず、またこれから育てる余裕もない、ということの裏返し。
面接に行くなら、貴重な戦力がどうして辞めたのかをしっかり聞いておくことが大事かも。



●もし、自分の真の実力を発揮できる条件を挙げることができるとしたら、いまの会社でそれを整えればいいじゃないか。(p.72)

☆職場が変われば、環境さえ変われば自分の「真の実力」が発揮できると思っているやつはいつまでたっても変わらない。
理想郷は探すものではなく、自分の手で周囲を改善していくもの。



●できれば、そのクライアントとほぼ独占的な形で結びついていること。「あいつを冷遇すれば、あのクライアントごと失いかねない」という状況をつくるわけである。(p.93)

☆出世するための第一条件。上司やその上にいる取締役クラスとの個人的な信頼関係。また同僚や後輩たちとのつながり、そして有力なクライアントを手中に収めていること。出世するためには、妬みや嫉みと言った人間関係のトラブルを生まないようにする。
出世するための第二条件は、「常に全力疾走」ではなく、ムダがないこと。時間の割り振りがうまく、部下のマネージメント能力にも優れている。
第三の条件は、敵がいないこと。
有力なクライアントを持っていることは独立するための条件でもある。



●そのことを知っているからこそ、いわゆる「できる人」は謙虚なのだ。(p.97)

☆一人でやったと思ってても実際は裏ではたくさんの人の協力のもとに仕事が成り立っている。
ひとりで片づけられる仕事などどこにもない。



●トップに認められようとして、あれこれ自分の手柄話を披露するなんてのは、愚の骨頂だ。(p.119)

☆トップに認められたいなら、最高の聞き役になること。
誰よりも優秀で忠実な聞き役になることで、信頼を勝ち取る。



●あと一ページ、あと一歩で終わるというところで、あえてストップしておく。そして翌朝、その「続き」から始めるのだ。(p.138)

☆たしかに、最初のスタート時に時間がかかるので、前回の続きから始めることでスムーズにエンジンをかけられる。



●「仕事は5分、あとは作業」(p.139-140)

☆まず、5分だけ「仕事=クリエイティブワーク」をする。徹底的に知恵を絞り、頭から煙が出るくらいに考えつくす。
そしてアイディアや方向性が出たら、あとはそれを実行するだけ。これは「作業」である。
こうやって「仕事」と「作業」をうまく使い分けることで無駄なエネルギーと時間を使わなくてすむ。



●仕事や悩みごとから離れたシチュエーションにいるときほど、ふっと面白いアイディアが浮かぶものだ。(p.142)

☆仕事と休日でオンオフを切り替えない方がいい。
休日のときにまで仕事のアイディアが浮かぶようになればしめたもの。
休日の時こそ仕事のことを考えよう。





【アクションプラン】
・目の前のことを極めよう。

・5分間だけ仕事(クリエイティブなことを考える)をして、あとは作業に没頭する。




【Amazonレビューより】
・コミック「ドラゴン桜」の雰囲気そのままに、筆者ならぬ「桜木建二」から20〜30代に向けたビジネス講座。 2007/12/9

タイトルからは「楽をして」成功を掴もうというイメージを受けるが、内容はやや違い、「ムダなく」成功を掴むための術と考え方が中心。ここでいうムダとは、世間の常識やマスコミなどによる情報、そして自分への言い訳によって多くの人の頭を支配している概念であり、それらの矛盾や間違いを指摘して、どうするべきかを説いている。

特に、職場の人間関係や人脈構築については、コミュニケーション能力不足を感じる人(私もそう)にとって耳が痛い内容で、一人では絶対に仕事ができないことが強調されている。一見、「常識を覆せ」という論調だが、言っていることは至極現実的で、同僚や上司とうまくとけ込むための方法が多く述べられている。ただし、会社に流されるのではなく、あくまで会社を利用し自分がのし上がっていくことを前提にしたものである。

また、多くの自己啓発書と違って、どこかの社長や教授などではなく、桜木という「身近にいる兄貴」のような人が語りかけてくるような書き方なので、他に比べて受け入れやすい印象だった。いつも手元に置き、仕事で壁にぶつかったときに何度も読みかえしたい本。(ちなおさん)




【評価】
評価:★★★★☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
今の会社を辞めようかなと考えている人に。

posted by macky at 21:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス書 | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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