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2016年10月28日

君の膵臓をたべたい

君の膵臓をたべたい
住野よる/著 (双葉社) 2015年
1,400円+税


【動機】
友人にすすめられて読んでみた。



【所感】
読みやすい。

先に結論をどんどん書いているから(これは珍しいパターンだと思ったのだが)、
ストーリーにぐいぐいひきこまれる。

なので、意外性はそれほどでもないが、続きが気になってついつい読んでしまう。

終わるのが切なく、永遠に続けばいいのに、と思った。


日記という形で、それまで語られることのなかった相手の心情が後からさらけ出されてゆくというパターンは好きかも。

主人公と同じ気持ちになって絶望したり希望を持ったりして最後まで楽しめた。




【概要】
偶然、僕が病院で拾った1冊の文庫本。タイトルは「共病文庫」。
それはクラスメイトである山内桜良が綴っていた、秘密の日記帳だった。
そこには、彼女の余命が膵臓の病気により、もういくばくもないと書かれていて――。

病を患う彼女にさえ、平等につきつけられる残酷な現実。
【名前のない僕】と【日常のない彼女】が紡ぐ、終わりから始まる物語。
全ての予想を裏切る結末まで、一気読み必至!


君の膵臓をたべたい
君の膵臓をたべたい
posted with amazlet at 16.10.28
住野 よる
双葉社
売り上げランキング: 488





【Amazonレビューより】
・小説だからこそ味わえる面白さ 2016年10月12日
展開はベタだし、あまりにリアリティのない話なんだけど、それでもやっぱり最後は泣いちゃいました。

【地味なクラスメイト】【秘密を知っているクラスメイト】【仲のいいクラスメイト】【仲良し】【?????】
・・・彼女の中で彼の立ち位置がどんどん変化している??
そう思いきや実はそうではなく、「小説」という文字で表現するものならではの面白さを見せつけられます。
こういう作品に出合うと、改めて「小説っていいな〜」と思えますね。

映画化されるらしいけど、映像ではこの「文字だからこその面白さ」は活かせません。
泣かせる作品としてストーリーだけで勝負するのでしょうか?
それともこの「文字だからこその面白さ」を映像でも味わえる秘策を思いついてくれるでしょうか?
そのへんを確かめる意味でも映画版が楽しみです。(Yさん)


☆私も最初はそう思って読んでいた。

【?????】でやっと気づいた!!

本当にこのあたりは小説ならではのおもしろさだと思う。
映画化されたらどうやって表現するんだろう?






【評価】
評価:★★★★☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
普段小説とかを読まない人にもおすすめ。






以下、ネタバレ注意
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【抜粋】
●呪いの言葉をかけてくる彼女をねめつけると、彼女は唇を歪めて変な顔をした。むかついたら負けというゲームだと思う。すぐ負けそうだ。(p.147)

☆ココを読んで男かな、と思った。

もともと名前から著者は女性だと思ってた。

読んでいくうちに、なんとなく、ひょっとして男なのかな? と思っていたけど、ココを読んで確信した。「すぐ負けそうだ。」のところで。

ちなみに、「ねめつける」とは睨みつけること。



●「生きるってのはね」
「…………」
「きっと誰かと心を通わせること。そのものを指して、生きるって呼ぶんだよ」(p.192)

☆もっと生きたい!と思った。



●彼女を喜ばせるのに、もっと適した言葉が、存在するような気がした。(p.218)

☆これを読んだ瞬間、冒頭の言葉を思い出した。

そして、その直後、もう二度と彼女に会えない気がした。

そういう風に読者に思わせる仕掛け。うまいなぁと思った。





【アクションプラン】
・なりゆきにまかせるのじゃなく、もっと主体的に生きよう。

・こういう小説を書いてみたい。

 
posted by macky at 23:49 | Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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