小橋建太/著 (ワニブックス) 2014年
1,296円+税
【動機】
小橋さんの講演会に行ったときに売られていた本。
【所感】
あまり参考になるようなことは無かった。
印象に残ったところを書き出してみよう。
【概要】
リング内外での数々の挫折、ケガ、リハビリ、手術、そしてがんとの闘病…それでもなぜ、小橋建太はリングに上がり続けることができたのか?今はじめて“鉄人”のメンタルコントロール術が明かされる!5・11の引退試合の舞台裏、四天王時代の激闘秘話、テーマ曲の裏に隠された真実など、知られざるエピソードも満載!!(「BOOK」データベースより)
【抜粋】
●もうひとつ、僕からアドバイスできることがあるとするなら、まずは自分自身で立ち上がらないと誰も立たせてはくれませんよということです。
よちよち歩きでもいい。自分で立って歩きだそうとすれば、きっと誰かが支えてくれる。
でも立ち上がろうとしない人を、わざわざ立ち上がらせようとしてくれる人はいない。そんなに世の中、甘くはありません。(p.63)
☆誰かが引っ張り上げてくれるのを待っているだけでは誰にも見向きもされない。
●じゃあ、僕はどうしたらいいのか? ここで「エリートが相手じゃ仕方がない」と思ってしまったら、もうそこまでです。
実績でも体格でも適わない。
ならば何かひとつでも勝てるものはないだろうか?
そう考えたら、もうひたすら頑張るしかないわけです。誰よりもたくさん練習して、少しでも差を縮めるしかない。
(中略)
だから、ひたすら努力をする。そして寝る前には日本武道館のメインイベントでタイトルマッチに勝って、レフェリーに腕を上げられながらチャンピオンベルトを腰に巻く……そんなイメージトレーニングをいつもしていました。(p.140)
☆小橋さんが成功したのは、地道な基礎トレーニングをひたすら続けて、勝っているところを毎晩寝る前にイメージトレーニングしていたからだろう。
●積み重ねというものは、たしかにとても地味で時間がかかる作業です。
でも、そうやって地道に努力をして常に足元をしっかりと固めておかないと、急にチャンスが回ってきた時に対処ができない。
頭上にチャンスが見えた時、ちゃんと努力をしてきた人は、足場がしっかりしているから高くジャンプしてチャンスをつかむことができる。(p.180)
☆いつチャンスが来てもいいように備えておく。
●腎臓がんの手術から8年が経ちました。
完治の目安となる10年まであと2年です。(p.207)
☆この本が出版されたのが2014年5月なので、2016年の現在、すでに10年経っている。
調べてみたら、完治していたようだ。おめでとうございます!
元プロレスラー・小橋建太、腎臓がん手術から10年経過…検査結果は「良好」!
http://www.hochi.co.jp/entertainment/20160705-OHT1T50186.html
(2016年7月5日22時5分 スポーツ報知)
元プロレスラーの小橋建太(49)が5日、自身のブログを更新し、腎臓がんの手術をしてから10年が経った事を報告した。
小橋は「今日、腎臓検査に行ってきました」とつづり、「10年前の7月6日に手術をしてから…今日が10年目の検査でした」「おかげさまで検査結果は良好でした」とファン報告した。腎臓がんは治療して10年で再発がなければ完治と言われるという。「この10年間色々ありました…『絶望』『希望』!!」と闘病生活の過酷さを表現。「また明日から自分らしく一生懸命に頑張っていきます。『いくぞー』!!」と“鉄人”小橋建太らしく完全復活を宣言した。
【アクションプラン】
・地道に努力をする。何事も基礎が大事。基礎トレーニングを続ける。
・毎晩寝る前にイメージトレーニングをする。
【Amazonレビューより】
・彼の人間性がわかる1冊 2014/4/26
発売日のサイン会に行ってきました。
帰りの電車の中で読み始めたら泣きそうになって途中でやめてしまいました。
元プロレスラーとしではなく、一人の人間として今まで経験してきた様々な出来事を彼なりに克服してきた
過程がわかります。
とても人間としてあったかいな〜と改めて実感できました。
生きるパワーが漲る一冊です!!(komachikoさん)
【評価】
評価:★★☆☆☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
プロレスファンに。小橋さんのファンにおすすめ。