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2017年04月06日

マンガ 金正恩入門-北朝鮮 若き独裁者の素顔

マンガ 金正恩入門-北朝鮮 若き独裁者の素顔
河泰慶/著、李英和/監修、崔炳善/イラスト (ティー・オーエンタテインメント) 2011年
1,200円+税


【動機】
金正男氏が暗殺されたので。

父・金正日と私 金正男独占告白』 で紹介されていたので読んでみた。



【所感】
北朝鮮はデタラメに見えるけど、けっこう戦略的に動いている。

アメリカと対等になるには核を持てばいいということでそこに全力を注ぐ。

さらに資金を得るためにサイバーテロを養成するなど。




【概要】
2010年9月28日、朝鮮労働党代表者会で金正日総書記の後継者として公式に登場した、金正日の息子、金正恩(キム・ジョンウン)。
この謎多き若き後継者と、三代世襲の独裁体勢の実態をマンガで分かりやすく解説。

本書ではまず、金正恩が党中央軍事委員会副委員長に任命され、その姿が世界中に発信されるまでの偶像化の過程と人民の受け止め方、その裏で後継者レースから脱落していった金正男(キム・ジョンナム)と金正哲(キム・ジョンチョル)について言及。
次に、金正恩が指揮したとされる、サイバーテロ、哨戒艇沈没事件、延坪島砲撃事件、核実験について説明、そして、貨幣改革の失敗、人民の貧窮と権力者の贅沢な生活、密輸による外貨獲得といった不安定な内政と、粛清によって維持される独裁政権が描かれている。

また、亡命した元朝鮮労働党書記の黄長Y(ファン・ジャンヨプ)氏との対立や、2万人を超える脱北者など、情報流出に歯止めがかからない現実、さらに金正男の三代世襲批判発言や彼を擁護する中国との関係などから、崩壊しつつある北朝鮮の独裁体制の実態を丁寧に解説。(Amazonより)


マンガ 金正恩入門-北朝鮮 若き独裁者の素顔
河泰慶
ティー・オーエンタテインメント
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【抜粋】
●ウアム閣襲撃事件の顛末について側近から報告を受けた金正男は激高し、感情をむき出しにした。
「このヤロウ、オレに刃を向けるのか!」
しかし現実は冷酷だった。すでに権力を失った金正男に打つ手はなかった。(p.38)

☆ウアム閣と呼ばれる別荘は金正男が平壌滞在時に主に使用する隠れ家だった。1997年から金正男はここで秘密パーティーを開いていた。金正恩は2009年4月にそこを国家安全保衛部に襲撃させたのだ。



●金正恩は白頭血統とは全く関係ないんだ。またでっちあげだな。「そうさ。金正日はロシアで生まれて、高英姫は日本生まれなんだから。(p.61)

☆北朝鮮は白頭血統が尊ばれる。だが、金正恩はロシア人と在日朝鮮人のハーフのようだ。



●特に韓国の情報網はすでに北朝鮮に掌握されていると言えるほど、北朝鮮はサイバー戦争への自信を持っているという。
 北朝鮮にはハッカー養成のための基礎教育機関から大学講座まで存在する。
 大学を卒業したものは中央党作戦部傘下の414連絡所や人民武力部傘下の258研究所に配属される。
 ここでハッキングの実践テクニックを身につけてプロのハッカーとなるのだ。
 こうして養成された北朝鮮のハッカーは軍部隊や主要サイトをハッキングするだけでなく、オンラインゲームを通してゲームマネーを奪取したりもする。
 またインターネットバンキングに侵入してお金を抜き取り、このためのニセの通帳も秘密裏に取引している。(p.84-87)

☆こわいなぁ。国家ぐるみでサイバーテロを養成しているのか。金正恩は為にならないことばかりやってる。


米国・韓国へのDDoS攻撃と北朝鮮 - 武田圭史
http://motivate.jp/archives/2009/07/us-korea-attac.html

使用されている攻撃手法は数年前のオーソドックスなものであり、むしろこの程度の古典的な攻撃によって実際に政府機関等のサーバがサービス不能に陥ってしまっていることの方が意外だ。


2009年7月、北朝鮮によるDDos攻撃。そんなのあったかなぁ。
攻撃手法自体は、古典的なもののようだ。

2011年にもあったようだ。

2011年3月、韓国政府を狙ったDDoS攻撃の舞台裏 : マカフィー株式会社 公式ブログ
http://blogs.mcafee.jp/mcafeeblog/2011/07/1259.html

韓国での大規模DDoS攻撃 2009年の攻撃と類似 | nonfiction J
http://nonfiction.jp/%E3%83%A6%E3%83%93%E3%82%AD%E3%82%BF%E3%82%B9%E7%A4%BE%E4%BC%9A/1500



って書いてたら、こんなニュースが流れてきた。


米韓軍の最高機密軍事作戦が流出か 北がハッキング…過去最悪の被害 韓国メディア報道
http://www.sankei.com/world/news/170404/wor1704040011-n1.html
(2017.4.4 07:36 産経ニュース)

 韓国KBSテレビは3日、韓国軍の内部ネットワークに対する北朝鮮のハッキングで、朝鮮戦争が全面再開された際に適用となる米韓軍の軍事作戦「作戦計画5027」が流出していたと報じた。韓国政府関係者の話としている。

 同計画は最高機密とみられ、流出が事実なら韓国軍の受けた過去最悪のハッキング被害となり、米韓軍の展開に深刻な影響が及ぶ可能性がある。




●北朝鮮はどうやってウラン核爆弾を製造したのだろう? 北朝鮮は1998年、核開発の父と呼ばれるパキスタンのアブドゥル・カディール・カーン博士から遠心分離機(P1型)24台とP2型の設計図の提供を受けている。
ウラン核開発への最初の一歩を踏み出したのだ。 (中略)
「どんな手を使ってでも遠心分離機用の周波数変換機を輸入してこい! 高強度アルミ管200トンも輸入するのだ!」 (中略)
北朝鮮がウラン核爆弾製造に必須の遠心分離機を自前の技術で製作したのは2006年からだとする報道もあった。
2009年8月、中国の復旦大学の国際学術討論会に出席した北朝鮮の学者が独自にウラン濃縮技術を確保したと公言したこともある。(p.102-104)

☆プルトリウム型は核実験必須。製造工場が発見されやすい。ウラン型は大量生産が用意。見つかる危険性が少なく、どこででも簡単に濃縮可能。

北朝鮮がウラン濃縮技術を確保したことで、アメリカと対等の交渉ができるようになった。



って書いてたら、こんなニュースが流れてきた。


北朝鮮が飛翔体発射 弾道ミサイルか 韓国軍が分析
http://www.sankei.com/world/news/170405/wor1704050012-n1.html
(2017.4.5 08:19 産経ニュース)

韓国軍合同参謀本部によると、北朝鮮は5日午前6時40分ごろ、東部、咸鏡南道(ハムギョンナムド)・新浦(シンポ)付近から飛翔(ひしょう)体1発を発射した。約60キロ飛行した。韓国軍は、弾道ミサイルとみて分析を進めている。




【アクションプラン】




【Amazonレビューより】
・情報は全て正確。金正男は「北には帰らない、北は滅びるから」 2011/8/8
漫画だと思って侮ってはいけない。
情報は全て正確で、裏付けの取れない伝聞情報については
伝聞であることがきちんと明示されてり、
それも根も葉もないものは一切扱っていない。

正日の後継者と目された正男、正哲、正恩の後継争いの詳細も
正確である。今や北朝鮮の情報は、中国から朝鮮族などが持ち込んだ
手電話〈携帯電話)によって、リアルタイムで分かっているのである。

現在中国政府の保護下にあるといわれている金正男は
「父が病気なのに、なぜ、母国に帰らないのか」と聞かれ
「帰らない、北は滅びるから」と、答えている。(Goriさん)



・入門金正恩読後感 2012/2/6
本書は,気楽に読めるマンガの形をとってはいるが,著者,監修者ともに,北朝鮮に関する最高の権威であるらしい。北朝鮮の権力構造や金正恩の家系なども紹介されている。
長男の金正男が,当初後継者として育てられながら,やがて,それから外され,代わりに,異母弟の金正恩が後継者に選ばれていく過程が,大変分かりやすく解説されている。
この書によれば,長男の金正男は,北朝鮮がこのままではだめになると思い,改革しようとしたが,その考え方が金正日の逆鱗に触れ,逆に,父親の考えを踏襲する金正恩が後継者に選ばれていった。
したがって,金正恩体制化では,日本と北朝鮮との関係が,改善されることは,当面は期待薄のようである。(井上治樹さん)



・北朝鮮の入門書 2012年5月2日
漫画なので、北朝鮮情勢を知る入門書としては分かり易くて良い。唯、表のメディア(テレビ、ラジオ、新聞、映画、学校の教科書等)が伝えている北朝鮮に対する情報のみを鵜呑みにすると、間違った見識(=偏見)を持ってしまう。本書で入門し、本やインターネットからの深く追求した情報を得て、見識のレベルを上げられる事が望まれる。因みに参考までに。金正恩は学生時代にスイスに留学。スイスはロスチャイルドの本拠地。中国では精華大学出身の共産党幹部が多く存在し、其の大学は、ロックフェラーの設立。北朝鮮の裏に中国、中国の裏に米国...。その様に非常に複雑な為、表から一概に見ても、世界や政治は全く分からない。...も一つ追記...日本の右翼の構成員は、幹部を中心に日本国籍を持たない者が多く(朝鮮系)、愛国心のイメージダウンを図る為に、わざと世間が迷惑に感じる様な事ばかりを行っている。それに対立する日教組も、裏で操作するものは同じで、対立させる事で、日本の国を破壊しようとしている(かつてのソ連と米国の冷戦と同様。裏に存在している組織等は、共に同じ。ソ連は潰れ、アメリカも潰れかけている。)。統一教会、創価学会等も幹部等の上層部は、朝鮮系らしい(勿論、末端の信者は知らないだろうが)。又、在特会(在日特権を許さない市民の会)も同様で、自作自演の工作をして朝鮮総連や朝鮮学校等を攻撃している。つまり、朝鮮人が朝鮮人を攻撃している。イスラエル建国後にアシュケナジーユダヤ人(偽ユダヤ人で本当はカザール人)が、アラブ諸国でアラブ人達と争うことなく平和に暮らしていたスファラディーユダヤ人達(本当のユダヤ人。アブラハム・イサク・ヤコブの血統)をイスラエルに呼び寄せる為に、アラブ諸国で自作自演のテロを起こして、アラブ人がユダヤ人を攻撃したかの様に見せかけて恐怖を抱かせた事と同じやりかたである。米国のCIA、イスラエルのモサド等と同様、北朝鮮のスパイが多く存在する。但し、在日の方々の全てがそうでは無いので、誤解偏見を持たぬ様に。組織においても末端の人々は、苦労し、虐げられたりしている。(日々雑記、沈思黙考さん)





【評価】
評価:★★★★☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
北朝鮮のことを知りたいという時に手始めに読むのにオススメ。

posted by macky at 21:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ・コミックス | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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