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2017年10月06日

読みたい本: カズオ・イシグロ「日の名残り」 (ノーベル文学賞受賞作品)

カズオ・イシグロさんがノーベル文学賞を受賞した。


最初、カズオ・イシグロさんって聞いたとき、マツコロイドを作った石黒浩さんかと思ってしまった。


受賞作品は、
1989年に発表した 『日の名残り


舞台は第二次世界大戦前後。
英国貴族に仕えた執事の半生の話。

授賞理由は、力強い感情の小説により、私たちが世界とつながっているという幻想に隠されている深い闇を明らかにしたとのこと。


読んでみたい。


村上春樹さんは今年もダメでした。
というか、昨年、村上春樹さんのフィーバーがあったけど、あれからもう1年も経ったのか。




【Amazonレビューより】
・優雅な翻訳で奏でられる、古き良き英国の品格 2015年5月29日
内容は別の方に譲り、素晴らしい翻訳についてレビューしようと思います。
原著のストーリーの良さもさることながら、素晴らしい訳者様のおかげで良質の日本語小説となっています。

外国ものの訳書の中には、(原著での言い回しがあまりに日本語になじまな過ぎる場合含め)感情移入できないことがあるのですが、本書の翻訳は素晴らしく、言葉遣いの違和感に邪魔されることなく、品の良い英国執事の語りに導かれて物語を楽しむことができました。

あまりに主人公(執事)の語り口が優雅だったので原著(英語)ではどのような表現なのかと思い、日本語読了後に英語版を購入しましたが、比較してみて、雰囲気を作り出すための訳者の仕事の良さに拍手でした。

例えとして冒頭の一部分抜粋します。

(日本語)
ご想像のとおり、あの日、私はファラディ様のお申し出を真剣には受け止めませんでした。なんと申しましてもアメリカの方ですから、イギリスで普通に行われていることと、そうでないことの区別を、まだよくご存じではありません。不慣れゆえのご発言であろうと、その程度に考えておりました。

(英語)
As you might expect, I did not take Mr Farraday's suggestion at all seriously that afternoon, regarding it as just another instance of an American gentleman's unfamiliarity with what was and what was not commonly done in England.

執事らしい日本語敬語への変換も流麗ですが、直訳では存在しない「なんと申しましても」による妙味、次の文章にうまくつながる「不慣れゆえのご発言であろうと、その程度に考えておりました。」の追加に、なんと文章センスのある訳者様だと舌を巻きました。

ぜひ英国の古き良き品格を優雅な語り部と共にお楽しみください。(潮騒かもめさん)





 
posted by macky at 17:16 | Comment(0) | 読みたい本 | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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