TOPマンガ・コミックス >坊っちゃんの時代

2017年10月12日

坊っちゃんの時代

『坊っちゃん』の時代 (双葉文庫)
関川夏央、谷口ジロー/著 (双葉社) 2002年 (初出は1987年)
571円+税


【動機】
著者の一人である谷口ジローさんが2017年2月11日に69歳で亡くなったのをきっかけに読み始めた。

谷口ジローさんのご冥福をお祈りいたします。



【所感】
夏目漱石が生き生きと描かれている。

実際こんな感じだったのかな。




【概要】
明治三十八年。現代人たる我々が想像するより明治は、はるかに多忙であった。漱石 夏目金之助、数え年三十九歳。見通せぬ未来を見ようと身もだえていた──近代日本の

青年期を、散り散りに疾駆する群像をいきいきと描く、関川夏央・谷口ジローの黄金コンビが放つ一大傑作。第二回手塚治虫文化賞を受賞。


『坊っちゃん』の時代 (双葉文庫)
関川 夏央 谷口 ジロー
双葉社
売り上げランキング: 91,423





【抜粋】
●漱石はこの機に乗じて精神の治療のために小説を書いた。 (中略) 漱石には文学的野心はなく、ただ事故の精神の解放と慰安が目的であったから、これはきわめて当然のことだった。(p.116)

☆この時に書かれたものが「吾輩は猫である」。精神の治療のために書いたのか。



●山形有朋を「坊っちゃん」の赴任する中学校の校長に擬した。

「ふふ、桂はたいこ持ち面だ。それも野だいこがいいとこだ。(p.152)

☆「坊っちゃん」に出てくるキャラクターにモデルがいるとは知らなかった。
本当かどうか知らないけど。




●不朽の名作「坊っちゃん」はわずか11日間で書きあげられた。(p.237)

☆わずか11日間で書きあげられたのか。驚いた。





【アクションプラン】
・11日間で小説を書いてみたい。

・このシリーズでほかの作品もあるようだ。機会があれば読んでみたい。




【Amazonレビューより】
・後世に遺すべき名作 2012年8月5日
漱石の家にたむろする四人の青年。それぞれの物語を追っていくうちに、漱石の中で『坊っちゃん』の構想ができあがっていく…というフィクション。歴史上の人物をどんどん会わせてしまう面白さは、山田風太郎の「明治小説シリーズ」を彷彿させる(※)。
驚くべきは、このマンガの一コマ一コマ、セリフのひとつひとつ、地の文のどれをとっても、読み飛ばすところが無い。その密度の濃さ。そして読後に感じるのは、明治時代の活気とか若々しさというより、どこか哀しさ。どこか切なさ。
関川さんのあとがきも、高橋源一郎さんの解説も、なんだかとってもおもしろい。(ばんぺいゆさん)
(※)関川さんには名著戦中派天才老人・山田風太郎 (ちくま文庫)あり。





【この本が愛読書の有名人】





【評価】
評価:★★★☆☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
夏目漱石が好きな人に。谷口ジローが好きな人に。

posted by macky at 21:19 | Comment(0) | マンガ・コミックス | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: