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2018年10月29日

囚われのイラク

囚われのイラク―混迷の「戦後復興」
安田純平/著 (現代人文社) 2004年
1,500円+税


【動機】
先日、ジャーナリストの安田純平さんが解放されてシリアから戻ってきたので。



【所感】
ジャーナリストだけあって、拘束されている間もつぶさに観察していておもしろい。

今回また捕まって2年以上拘束されていたので

その間に起きた出来事を出版してほしい。

まさに生きてるだけで丸儲け。



【概要】
拘束の3日間を含め
つぶさに現地を取材した
ジャーナリスト・安田純平が報告する!

イラク拘束3日間
帰国したジャーナリスト・安田純平は、「被害者扱い」と「自己責任論」にとまどう。
取材過程での「拘束」もありうることと考える彼が、そのてんまつを明らかにするとともに、取材で目にしたイラクの人々の姿を、報告する。

ジャーナリストとしての責任は、「伝えること」で果たす。(Amazonより)


囚われのイラク―混迷の「戦後復興」
安田 純平
現代人文社
売り上げランキング: 97,138




【抜粋】
●米軍の攻撃によってファルージャや周辺の市民が殺されていると聞いている。女性や子ども、お年寄りも含まれているという話だ。しかし、この地域にはジャーナリストがほとんど入っていない。だから、その事実を写真に収め、伝えるために来たのだ。(p.54)

☆安田さんは危険を冒してまで何をしに行ってるのかという問いに対する答えがここにある。





【アクションプラン】




【Amazonレビューより】
・5つ星のうち5.0 安田純平氏とトルストイに共通する物−−イラク戦争に関する第一級の記録 2007年3月20日
−−結局、イラク人を統治するのは旧政権以来のシステムということになるのかもしれない。すると、多大な被害を引き起こして行われたイラク戦争の結果は、頭が入れ替わっただけ、ということになるのだろうか。−−(本書246ページ)

 トルストイの短編小説に『コーカサスの虜』と言ふ作品が有る。トルストイが、コーカサスで捕虜に成った自分の体験を元に書いた作品であるが、この本を読んで、ふと、トルストイのこの作品を思ひ出した。もちろん、安田さんのこの本は、全て、安田さんの実体験である。だが、トルストイの『コーカサスの虜』とこの本に共通して居る事は、自分を捕らえた人々に対して、著者が抱く深い愛情と観察の眼差しである。言ひ代えるなら、安田氏には、トルストイにも通じる、深い人間を見る目が備わって居るのだと思ふ。−−安田氏は、只者ではない。

 素晴らしい本である。この本に書かれたイラク人の肉声ほど、イラク人があの時、何を考えて居たかを語ってくれる資料は無いのではないだろうか。自分を捕らえた彼ら(イラク人)を見つめる安田さんの暖かい、人間的な視線と思索を書き留めたこの本は、イラク戦争についての最高の記録として、歴史家を含めた後世の人々によって、世界中で読み継がれるに違い無い。(西岡昌紀・内科医/イラク戦争開戦から4年目の日に)(西岡昌紀さん)





【この本が愛読書の有名人】





【評価】
評価:★★★☆☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
安田さんは危険を冒してまで何をしに行ってるのか知りたい人に。

 
posted by macky at 23:57 | Comment(0) | 体験記・手記 | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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