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2019年02月04日

交通事故に遭ったら読む本

交通事故に遭ったら読む本
弁護士法人ベリーベスト法律事務所/著 (日本実業出版社) 2014年
1,400円+税


【動機】
友人が交通事故に遭ったので概要を知るために読んでみた。

(話を聞いていると、友人の方が悪いのに弁護士に頼んで示談金300万円を得ていた。やっぱり弁護士の威力は絶大だと感じた)



【所感】
コンパクトにまとまっていた。

事故に遭うとかなり面倒なのでなるべく事故に遭わないようにしたいと思った。


事故に遭った後、お金がもったいないからと痛みを我慢して病院に通わなかったら(具体的には1か月以上病院に行かなかったら)、治療中断とみなされて慰謝料がぐっと下がるというのは知らなかった。
お金がある人はよりお金が得られて、お金がない人は同じ事故で慰謝料すら少なくなるという現実は知っておきたい。




【概要】
事故発生から解決までの流れ、押さえておくべき対処法をコンパクトに解説。(「BOOK」データベースより)


著者は弁護士法人ベリーベスト法律事務所。被害者救済のため、交通事故の専門ページ(https://www.koutsujiko.jp/)を立ち上げ、常に被害者に役立つ情報を発信し続けている。

☆交通事故の弁護士相談なら専門チームが対応するベリーベスト
https://www.koutsujiko.jp/



交通事故に遭ったら読む本
弁護士法人ベリーベスト法律事務所
日本実業出版社
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【抜粋】
●加害者側との任意交渉で示談がまとまらなかった場合、裁判が調停という選択肢もありますが、ADR機関(裁判所以外で第三者の弁護士が仲裁などをしてくれる場所)を利用するという方法があります。
 ADR機関の場合、裁判や調停に比べると解決までに要する期間が短く、弁護士等に依頼しなくても被害者自身で簡単に利用することができるという特徴があります。
 ADR機関の代表的なものとしては、「公益財団法人交通事故紛争処理センター」や「公益財団法人日弁連交通事故相談センター」などがあります。(p.64)

☆示談がまとまらなかったら裁判や調停の前にADR機関に相談する。



●「弁護士費用等保障特約」は、通常、300万円までの弁護士費用を保険会社が負担してくれます。特約を利用したとしても、ご自身の保険の等級がダウンすることもありません。(p.72)

☆弁護士特約ってバイクでも使えたかな。もし使えるならバイクには保険要らないかも。(追加しなくていいかも)



●Q. 警察から、「軽微な事故だし、人身事故にするとあなた(被害者)も処罰されちゃうから、人身事故にするのはやめなさい」と言われました。
 保険会社とは交差点内の事故における過失割合でモメているのですが、たしかに大したケガはしていません。この場合、人身事故にしなくても問題ないでしょうか?

 A. 保険会社と過失割合でモメているならば、あくまでもケガをしている以上、「人身事故」として届け出ることをお勧めします。
 警察は、人身事故にしない場合、簡単な「物件事故報告書」しか作成していません。物件事故報告書では、詳細な事故状況を確認することができません。
 人身事故であれば、事故当事者の説明の記載された「実況見分調書」を警察に作成してもらえるので、過失割合を決定する際のよりどころとすることができます。(p.110)

☆以前、バイクで事故った時に全く同じことを言われた。
警察が人身事故にしたくない理由はわかったけど、
人身事故にすることで被害者にデメリットはないのかな?



●事前に後遺障害診断書の記載内容を検討したとしても、その内容をどのように医師に伝え、記載してもらうかは悩ましい問題です。
「医師にどのように自覚症状を伝えていいのかわからない」・・・(中略)・・・過不足のない後遺障害診断書を作成するためのサポートが必要となってきます。
 そこで重要となってくるのが、メディカルコーディネーター(通称「MC」といいます)の存在です。
 MCは、何らかの国家資格を有しているわけではありませんが、被害者の後遺障害診断の際に「病院へ同行し、後遺障害等級認定に必要な検査を医師に依頼する」などして、被害者の声を代弁し、後遺障害診断書の作成をサポートしてくれる心強い味方です。なお、MCは病院にはいません。
 もちろん、すべてのケースにMCが必要なわけではありません。しかし、後遺障害診断書の作成に悩んでいる被害者は、交通事故案件において、MCとの協力体制を構築している弁護士などに相談して、後遺障害診断書の作成をサポートしてもらいましょう。 (p.130-131)

☆治療が一通り終わって「症状固定」となった後も後遺症があるなら後遺障害等級認定をする。これによって示談金が大きく変わる。
そのやり方は2種類ある。加害者側の保険会社におまかせの「事前認定」と被害者側が自ら申請手続きを行う「被害者請求」。
納得できる後遺障害等級認定を得たいなら「被害者請求」がおすすめ。

後遺障害等級認定は「損害保険料率算出機構(自賠責損害調査事務所)」という組織が専門的に行っている。後遺障害等級認定をするために医師の「後遺障害診断書」が必要となる。その記載内容が決定的な医療的証拠(医証)となる。
この「後遺障害診断書」作成するサポートをするのがMCというわけだ。



●裁判所・弁護士基準での損害額の計算は、 『民事交通事故訴訟損害賠償額算定基準』 (公益財団法人日弁連交通事故相談センター東京支部発行。表紙の色から「赤い本」と呼ばれています)を用いて行います。
 この書籍は、損害額算定のためには必須ですので、ご自身で解決してみたい方は、図書館で借りるなどしてください。
 また、裁判所・弁護士基準での損害額算定には、 『交通事故損害額算定基準』 (公益財団法人日弁連交通事故相談センター本部発行。同じく表紙の色から「青本」と呼ばれています)を用いることもあります。(p.152-153)

☆赤い本は東京支部発行で青い本は本部発行だが、赤い本は「○円」と明確に記載されているので計算がしやすくおすすめ。





【アクションプラン】
・交通事故の事例についてもっと知りたい。
(バイクが交差点で赤信号を見落として車に突っ込み、バイクの人だけがケガをした場合はどうなるのか? など)

・自身が加入している保険の弁護士特約について詳しく調べてみる。

・『民事交通事故訴訟損害賠償額算定基準』 を読んでみたい。

・著者のホームページを見てみる。

交通事故の弁護士相談なら専門チームが対応するベリーベスト
https://www.koutsujiko.jp/





【Amazonレビューより】
・5つ星のうち5.0 よくまとまっています 2015年4月28日
身内が交通事故に遭ったので、この本も含め、10冊ほど読み比べましたが、この本がいちばんわかりやすかったです。
まず文章が短く、字も大き目なので読みやすいです。
(他の本は余計なことを感情を交えてごちゃごちゃ書いてあるものが多い。)
そして見やすいチャート図が多く、たいへんわかりやすいです。

著者がよく考え、工夫した本であることがうかがえます。
はじめて事故に遭った被害者側が読む本として、すばらしいと思います。(アマゾン太郎さん)


・5つ星のうち3.0 交通事故でケガをして示談交渉が始まった人向けの本 2015年9月5日
2010年から2011年に弁護士登録をした若手弁護士が2014年8月時点の法令に基づいた書いた本。加害者加入の任意保険の担当者は、被害者の味方ではないという事実に基づき、示談交渉を中心にいろいろ対応が書かれている。それはそれで悪くはないが、被害者が本当に困って本を探すのは、加害者が任意保険に入っていなくて被害者が加害者加入の自賠責保険に請求しなければならない時、あるいは、加害者が任意保険に入っているが、加害者あるいは加害者加入の保険会社が過失を認めず、加害者加入の任意保険の担当者が現れない時、ではないだろうか。私の読解力がないせいかもしれないが、このように本当に困った時のことは解説されていないように思う。また、物損についての解説もほとんどない。したがって、この本は交通事故でケガをして相手が多少でも過失を認め、相手の保険会社の担当者との間で示談交渉が始まった人向けといえよう。(フェアリさん)




【この本が愛読書の有名人】





【評価】
評価:★★★☆☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
交通事故でケガをして相手が多少でも過失を認め、相手の保険会社の担当者との間で示談交渉が始まった人向け。


posted by macky at 19:00 | Comment(0) | 法律 | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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