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2019年05月20日

まんがで読む万葉集・古今和歌集・新古今和歌集

まんがで読む 万葉集・古今和歌集・新古今和歌集 (学研まんが 日本の古典)
吉野朋美/監修、渡まかな、鎌尾こんぶ、上地優歩、込由野しほ、グリコ/マンガ (学研プラス) 2015年
1,300円+税


【動機】
新元号 「令和」に決まったので、その出典となった万葉集を読んでみよう。

この本が朝の情報番組「スッキリ!」で紹介されていたので読んでみたくなった。



【所感】
全部読んでみたけど、「令和」が出てこなかった。

マンガの図柄も違うようだから、「スッキリ!」が出典表記を間違えたのかもしれない。


全体的に知ってる歌が多かった。

万葉集・古今和歌集・新古今和歌集はわざわざ読んだことはなかったが、

中学や高校の古文で習っていたのだろう。



違いをざっとまとめると、

万葉集: 自然。ますらをぶり。大伴家持。

古今和歌集: 心情。たをやめぶり。紀貫之。

新古今和歌集: 幻想的。藤原定家。



主な技法。

掛詞: ダジャレ

見立て: たとえ

折句: あいうえお作文




【概要】
◆◇◆新元号「令和」の出典「万葉集」をまんがで紹介!◆◇◆
「万葉集」という名前を聞いたことはあるものの、
どのような歌集なのかを知らない方も多いのではないでしょうか?

本書は、まんがとやさしいコラムで「歌集の成り立ち」や「歌の意味」、「歌が詠まれた背景」、「歌に使われている技法」、「作者」などをわかりやすく解説した学習まんがです。
まんがなので状況がよくわかり、知らず知らずのうちに古典の基礎知識が身につくので、古典入門にぴったり!
歌はもちろん、解説にもふりがなつきで小学生から大人まで手軽に楽しく読めます。

「万葉集」と並んで有名な歌集「古今和歌集」「新古今和歌集」からも、小中学校の教科書に載っている歌を中心に和歌を厳選。合わせて約90首を掲載しています。
新元号を機に日本の古典に興味をもたれた方の最初の1冊≠ノおすすめです!(Amazonより)


まんがで読む 万葉集・古今和歌集・新古今和歌集 (学研まんが 日本の古典)
渡 まかな 鎌尾 こんぶ 上地 優歩 込由野 しほ グリコ
学研プラス
売り上げランキング: 3,107





【抜粋】
●我が背子を大和へ遣るとさ夜ふけて 暁露に我が立ち濡れし(p.50)

☆大津皇子の謀反事件。(草壁皇子に皇位継承させるため、持統天皇に殺された事件)
歴史としては知っていたけど、
こうやって和歌を詠むと、切ないなぁ。

天武天皇の後継者と見られていた草壁皇子。母は持統天皇。
大津皇子も天武天皇の子だが、母は大田皇女(持統天皇の姉)。大津皇子は文武両道で才能が群を抜いていたため、皇后の持統天皇に処刑された。
斎宮(伊勢神宮に奉仕する皇族の女性)となっていた大伯皇女(大津皇子の実の姉。別名大来皇女)が大津皇子を見送った時に詠んだ歌である。

我が背子: 親しい男性を呼ぶ語。多くは女性が夫・恋人を呼ぶ場合に用いられるが、母から子、姉から弟、男性から男性に用いることもある。

もう二度と会えないような気がして、いつまでも立ち続けて見送っていた。




●田子の浦ゆ うち出でて見ればま白にそ 富士の高嶺に雪は降りける(p.64)

☆山部赤人の歌。万葉集に収められている。

「田子の浦に うち出でてみれば白妙の 富士の高嶺に雪は降りつつ」に似てるなと思ったら、
こちらは百人一首に収められている歌。

「田子の浦ゆ」の「ゆ」ってなんだろう?

調べてみると、

「ゆ」は動作の経由する場所を示す格助詞であるから、
「田子の浦を通って(ある場所へ行き)」という訳になり、田子の浦は富士が眺望できない所ということになるそうだ。





●花さそふ 比良の山風吹きにけり 漕ぎゆく舟の 跡見ゆるまで(p.154)

☆新古今和歌集で一番好きな歌かも。

桜の花びらを分けて進む舟の跡がくっきりと見える美しい光景が目に浮かんでくる。

琵琶湖で実際、そういう光景はあるのだろうか。


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作者は宮内卿。和歌に熱中しすぎたあまり、20歳前後で亡くなってしまったそうだ。





【アクションプラン】




【Amazonレビューより】




【この本が愛読書の有名人】





【評価】
評価:★★☆☆☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
目的は果たせなかったので星二つ。(スッキリで紹介されていた本が読みたかったので)
歴史の勉強をしながら読むとよくわかるかも。


 
posted by macky at 23:13 | Comment(0) | 古典 | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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