40代を後悔しない50のリスト
『40代を後悔しない50のリスト』
大塚寿/著 (ダイヤモンド社) 2011年
1,429円+税
【動機】
『40代を後悔しない50のリスト【時間編】―――1万人の失敗談からわかった人生の法則』 を読んで興味を持った。
【所感】
50代〜60代の人、約1万人に「何が一番後悔していますか?」と質問して、その答えをまとめるというコンセプトは面白い。
でも取材対象がほとんど成功者だから、本当の意味で大失敗したという人の意見はあまりないのかも。
今は順風満帆に見えるけど、いつか後悔することがあるとすれば何か? あらかじめ知って対処しておきたいってときにはいいかも。
逆に言えば、40代の過ごし方次第で人生が決まると気づかせてくれただけでもありがたい。
【概要】
40代で年収が10倍、人生の大逆転を果した著者が明かす、充実した「生き方・働き方」50の具体策。(「BOOK」データベースより)
【抜粋】
●時間がない人に特のお勧めなのが、「バイブル読書」です。
「自分にとってのバイブル書を見つけて、ひたすら読み込む、何度も何度も「種本」としてページを開くといった「ばっかり読み」をすることです。 (中略)
だからこそ、「バイブル書」との出会い、そして、その本を暗記するほどまでに繰り返し読んで、自分でアレンジして講演できるくらいまでに読み込むことが意味を持つのです。
私の場合、その一冊はマーケティングのバイブルとして名高いフィリップ・コトラーの 『マーケティング・マネジメント』 (プレジデント社)でした。
最初のきっかけは、七版がビジネススクールの初級マーケティングの教科書だったことなのですが、前学期に同じ科目を履修した友人から日本語に翻訳された同書の四版をもらったこともあり、内容の深さ、濃さ、斬新さに感動して繰り返し読むようになったのです。
各業界や企業内で長年の「勘」や「経験」として人から人へ伝わるような商売のやり方が、理路整然と体系化され、おまけにそれらをさらにわかりやすくするための何百という事例が紹介されている内容に衝撃をうけました。
私は間違いなく100回以上は読んでいますし、経営コンサルタントとして独立開業してからも、さまざまな案件の提案書や報告書作成のための「種本」「虎の巻」としてアイデアを見つけるためにページや索引を開いてきたので、この本を手に取った回数はそれこそ数え切れないほどです。
もしかすると、日本人でこの本を読んだ回数が一番多いのは自分なのではないか、と思うくらいでしたが、おかげでマーケティングの講演や研修講師までできるようになってしまい、大きな声では言えませんが、それで億単位のギャラも稼ぎました。 (中略)
暗記するくらいに読み込むと何の役に立つのか。
それは、直面する課題や問題に対して、どう分析すればいいかという方法や段取りが複数思い浮かぶだけでなく、その対象の合理的な立て方が自然にできるようになったことです。しかも、その結果がどうなるかという予測も、過去の世界中で起こった事例を押さえているので、それをたたき台にすれば、だいたい予想内に収まるのです。
読書量がものをいうのはもちろんですが、一冊をコピーできるまで読む方法は、内容を確実に自分のものにする読書として、忙しい方にもお勧めです。(p.191-193)
☆億単位のギャラが稼げるほど、自分にとってのバイブル書を読み込む!
何度も読んでると、1冊にかかる時間も短くなるのでますます読むのが楽しくなるかも。
【アクションプラン】
・「40代でこれをしておけばよかったと、後悔していることって何ですか」 (中略)
五、六〇代の人で一番多かった回答は、「好きなことを躊躇せず、何でもやっておけばよかった」「難解なことに、何でもチャレンジしておけばよかった」だそうだ。あとで後悔しないように、難解なことにできるだけチャレンジしよう!
【Amazonレビューより】
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【関連ブログ紹介】
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【この本が愛読書の有名人】
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【評価】
評価:★★★☆☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
40代の人におすすめ。ただし、2011年とやや古いので、今の時代には合わないところもある。
【結論】
もっと難解なことにチャレンジしておけばよかったという後悔は、普通にありそうなので、
なるべくそういう後悔はしないような生き方をしたい。
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時間術・タイムマネジメント
>40代を後悔しない50のリスト
2020年09月25日
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