2017年08月17日

知られざる日本の特権階級

知られざる日本の特権階級 (宝島SUGOI文庫)
(宝島社) 2008年 (単行本は2007年)
476円+税


【動機】
タイトルが気になって気軽に読み始めたらけっこうおもしろかった。


【所感】
この本を読んでいると、向学心を煽られる。



【概要】
今日の日本は「格差社会」であるとされてから、数年が経とうとしている。庶民が「成り上がり」に負け、「成り上がり」が「上流」に負け続け、「上流」すなわち「特権階級」と呼ばれる、ごく限られた人間によって支配されているのが、現状である。―「特権階級」は政治、経済を支配するエリート層を頂点とし、その下で「成り上がり」などが経済的にも社会的にも特権を思うままにしている。そんな日本支配層の素顔と実力に迫る。(「BOOK」データベースより)


知られざる日本の特権階級 (宝島SUGOI文庫)

宝島社
売り上げランキング: 126,995




【抜粋】
●08年7月時点で、日銀の政策委員は定数9名のうち、副総裁1名、審議委員1名が空席である。審議委員には、08年5月になって慶応大学の池尾和人教授が推されたが、国民新党が郵政民営化に賛成した経験があるという理由で反対し、民主党も国民新党に押し切られる格好で、池尾和人氏を審議委員として否決した。池尾氏は、能力・経験ともに申し分のない人物であったが、政治的混乱に巻き込まれて、本当に不幸なことであったと胸が痛む。 (中略) 能力ある日本に限られた人材が、本人の責任とは無関係な理由で、公的な役割に就けない。世の中で、能力ある人が活躍できないことは悲劇の中の悲劇である。(p.86-87)

☆池尾和人氏といえば、卒論の参考文献で使った気がする。 『金融産業への警告―金融システム再構築のために』

そんなに能力の高い人だったのか。

もう一度読んでみよう。



●外務省の「世襲」外交官が他省庁と比べて多いのは、かつて外交官試験が、一般の国家公務員試験と別立てで行われていたことによる。 (中略) 平成13年までの外交官試験は、内部審査で合肥が決められるシステムだったため、ペーパーテストをクリアさえすれば(それなりの困難さはつきまとうが)、その先はコネのあるなしがたいへん大きな決め手となっていたのだ。 (中略)
 外務省では、あのペルー公邸人質事件で有名になった青木盛久の「青木家」、宗男の暴露で恥をかかされた東郷和彦の「東郷家」、そして「本野家」などが、外交官一族として知られている。(p.125)

☆家柄がいいばかりにビジネスを知らない、常識を知らない、世間を知らない。だからこそ鈴木宗男氏のような男気のある政治家から叱られていたようだ。



●広瀬家は、江戸時代の高名な儒学者、教育者の広瀬淡窓の子孫。淡窓は「咸宜園」という名の私塾を開いたことで知られ、士農工商が厳然と機能していた時代に、身分や学歴、年齢にかかわらず誰でも入塾できるシステムをとり、大人気を博した。...(p.137)

☆「咸宜園」について調べてみると、
塾生は遠方からの者も多かったため、寮も併設された。全国68ヶ国の内、66ヶ国から学生が集まった。東国からやってきた女の子もあった。桂林荘のときに、この寮生活の厳しさとその楽しさを詠った「桂林荘雑詠 諸生ニ示ス」の4首の内、主に2首目冬の情景を詠ったもの、いわゆる「休道の詩」は教科書に取り上げられたことがあり、他にも四季それぞれの様子を詠んだ詩がある。休道の詩は、3代目塾主広瀬青邨が賓師を務めた私塾立命館を創始とする立命館大学の寮歌のルーツとも言われているらしい。

現大分県知事の広瀬勝貞元次官は広瀬淡窓の子孫。
大分に立命館アジア太平洋大学があるのもこのつながりかもしれない。



●囲碁では、強い人は弱い人が何を考えているかわかる。弱い人は強い人が何を考えているかわからないのです。これはゲームの定理とも言え、インテリジェンスにも直結しています。(p.155)

☆次々といろんなことが読める、先が読めるというのは、つまり弱い人が考えていることがわかるということ。

そういえば、ついたて将棋というのをやったことがあるけど、有段者と戦うと、相手からはこちらが見えてないはずなのに全部こちらの手が読まれて、思わず笑ってしまうくらいの手を次々と指してきて、気持ち悪かったのを覚えている。

盤が見えてなくても強さは発揮されるのだ。

自分が強くなればなるほど、先読みの力も鋭くなっていく。政治や経済でも、今後の展開がバーッとわかる瞬間があるが、それは、大衆心理をうまく読めた時のことだ。物事の本質が分かると筋が読めて確かな方向性が見えてくる。



●中曽根さんは総理になったら何をするかを20冊ぐらいノートに記していました。「ブレーン政治」で人脈をつくり、それでも足りないと橋本龍太郎・行財政改革部会長(当時)に頼んで内閣広報官というポストを作ったのです。(p.155)

☆先が読める優秀なブレーンは総理にとって大事なもの。「先が読める」とは相手のことが手に取るようにわかるような人のこと。先読みの力をさらに磨くために、囲碁・将棋などで鍛えたい。




●どこの国でもそうですが、暴力団・マフィア問題というのは実は経済問題なのです。ヤクザは金になるなら何にでも手を出す職業的犯罪集団なのです。戦前は経済のパイが小さかったけど、戦後の闇市、高度成長、バブルへと経済規模が大きくなってバーッと表社会に出てきた。(p.164)

☆暴力団・マフィア問題というのは経済問題。つまり、経済を語るうえでヤクザは欠かせないということ。それなのになぜ学校では全く教えないんだろう。実際ほとんどの利権にヤクザが絡んでるのにいないものとして扱ってるから、見えないものと戦っているような形になっている。



●日本の暴力団、総会屋の巨悪の構造を私に教えてくれたのは、実は中学・高校の先輩だった大銀行の頭取です。日本の銀行のマネーロンダリング、政治とヤクザと銀行の構造的な関係、具体的な人脈などです。大物総会屋でありキネマ旬報のオーナーだった「上森小鉄」をはじめ、総会屋の実態について一番詳しく教えてくれたのは大財閥の当主です。
 銀行の頭取にも大蔵省の局長にも、何代かに一人は巨悪がいました。日本勧業銀行や三菱銀行の頭取とか、むかしは闇社会の大物とのつながりが普通だったのです。(p.164-165)

☆「上森小鉄」は聞いたことがなかったので調べてみたら、横井英樹氏が出てきた。どういう関係なのだろう。

ウィキペディアによると、

余談ではあるが、久保が引退するとき藤山愛一郎に自らの後継者と指名したのが鎌倉商工会議所の会頭だった上森子鉄(後に『キネマ旬報』の経営に関与)である。上森は本業は総会屋ではないと終生発言したきっかけはこの理由によるもの。


とある。わずかこれだけ。




●銀行と旧大蔵、それにへばりつく政治家のトライアングルプラス政商とプロの闇社会の人間、これが日本の「巨悪の構造」です。その実態は、警察のデカではわからない。デカがわかるのはヤクザの滑った転んだの部分です。そうした刑事から上がってくる情報で闇社会の構造が分かった気になっているのが今の警察幹部です。(p.165)

☆警察は何も知らないというのは薄々感じていたけど、やっぱりそうだった。縄張り争いばかりしてないで情報の共有をしたらいいのに。



●役人の第二の人生では、人や社会に貢献できるのです。役人はいろんなところに顔を出し、情報をとれて分析力を養えます。海外にも留学でき、現場を踏まえて広く深く勉強が出来る。どこにでも通用する実力を蓄積しさえすれば東大の先生よりも実力をつける条件に恵まれています。ハッピーな人生を送れるはずです。(p.171)

☆なんとも羨ましい。向上心があって勉強が好きな人にとっては夢のような世界だ。



●ある就職サイトの「金融機関」就職人気ランキングをのぞいてみると、入社難易度別に「偏差値」がつけられている。 (中略)
73 財務省
72 金融庁、日本銀行、マッキンゼー
71 ゴールドマン・サックス、BCG
70 みずほ(キャリア採用)、モルガン・スタンレー
69 日本政策投資銀行、日興シティ、メリルリンチ
68 JPモルガン、ドイツ銀行、国際協力銀行、日本生命、東京海上日動(p.185)

☆企業偏差値あるなら見てみたい。
外資系が強い。
国内最大のメガバンクの三菱東京UFJは63と平凡私学並みだそうだ。



●戦後の財閥解体と、2代、3代の相続税によって、いまや財界に大きな力をもつ家柄などほとんど残っていない。あえて言うなら豊田家くらいのものである。
 以前、タレント・杉田かおるが旧日産コンツェルンの創始者、鮎川義介の孫である鮎川純太氏と結婚し話題になったが(後に離婚)、鮎川氏が聞いたこともないベンチャー社長の肩書きにおさまっているのを見て、ひそかにため息をついたかつてのセレブは多かった。(p.194)

☆鮎川純太氏が社長をしていた会社の株を以前持っていたことがあるが、何だったかな。
イーディーコントライブだったかな。今もあるのだろうか?


調べてみたら、今年の4/28に上場廃止していたようだ。

イーディーコントライブ(1986年〜2006年) 主な事業:フロッピーディスク装置屋 
 ↓
YAMATO(2006年〜2014年) 主な事業:消臭ペレット屋
 ↓
アジェット(2014年〜2015年) 主な事業:アイスクリーム屋
 ↓
フード・プラネット(2015年〜2017年) 主な事業:カップケーキ屋
 ↓
キューズ(社名ロンダリング未遂)




●300万部以上を売り上げ、長らくベストセラー記録を破られなかった 『冠婚葬祭入門』 の著者、塩月弥栄子は14代家元の娘だ。(p.218)

☆読んでみたい。裏千家、現在の家元は16代千宗室。



●ほとんどが東大卒というキャリア官僚の世界では、大学よりも高校の派閥が機能しているのは当然であり、損得ヌキに時間をすごした者どうしが知る信頼感が、彼らの財産になっているのだ。(p.221)

☆周りがみんな東大卒だから、どこの高校出身の東大卒かというのが大事になってくるというのはおもしろい。無名の高校から必死で頑張って東大に行った人はキャリアを目指してもあまり出世できないという厳しい現実。

東大に行くモチベーションの一番大きなものが、東大卒だと東大派閥で大きな顔ができ、人脈面で圧倒的なアドバンテージがあるということだったけど(参考:和田秀樹 「「1+1=10」を実現する仕事術―仕事が劇的に変わる5つの「頭の習慣」」)、さらに高校の派閥まで大きなカギを握るというのは知らなかった。



●利潤が腹にたまってくれば、税金を取られまいと社員の待遇をアップさせる。ジリジリと給与が上昇し、いまや庶民感覚とはまったくかけ離れた「特権階級」の仲間入りを果たしてしまった。(p.239)

☆テレビ業界の話。儲かって利益がたまる。利益を税金で取られたくないから給料を上げる。ますます優秀な人材が集まる。



●かつて新聞記者という職業が、政治家になるための「登竜門」となった時代もあった。 (中略) その手段のひとつが「新聞社」に入って政治記者になることだった。
 昔の3大紙には、そうした野望を持っている記者がけっこういた。地盤を持っていたとしても、まず新聞社やテレビ局(特にNHK)を目指す。たとえば細川護熙、森喜朗、中川秀直などは「記者出身議員」だ。 (中略) 自らが政治家にならなくとも、権力者のブレーンとなることによって、優秀な記者は政治家を傀儡にすることができる。(p.269-270)

☆そうか、地盤、看板、カバンのない人が政治家を目指すときに手っ取り早いのが新聞記者だったのか。こういう情報ってみんなどこで知るんだろう? インターネットもない時代に。




【アクションプラン】
・企業偏差値あるなら見てみたい。

・『冠婚葬祭入門―これだけは知っておきたい暮らしの常識 (知恵の森文庫)』を読んでみたい。

・先読みの力を磨くために、囲碁・将棋などで鍛えたい。



【評価】
評価:★★★★☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
日本の特権階級について知りたいときに。

 
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2017年05月11日

天才

天才
石原慎太郎/著 (幻冬舎) 2016年
1,400円+税


【動機】
角栄はどこで角栄となったのか?

なぜ石原氏が角栄の自伝を書くのか?



【所感】
前書きも章立ても無く、いきなり始まり、途切れることなく延々と続いていくので休むところがなく読むのが疲れる。

一人称で書かれているので、角栄本人が書いているような錯覚に時々襲われる。

造船疑獄についての見解が角栄らしくておもしろかった。国民のためになるのだからいいじゃないか、確かにその通りなのだが、その考え方が結果的にロッキード事件につながっていく。


石原氏が角栄を天才だと思っていることは伝わってきたが、天才らしいエピソードはあまりなかった。

ロッキード事件こそ天才ぶりを発揮して鮮やかに切り抜けて欲しかった。




【概要】
反田中の急先鋒だった石原が、今なぜ「田中角栄」に惹かれるのか。幼少期のコンプレックス、政界入りのきっかけ、角福戦争の内幕、ロッキード事件の真相、田中派分裂の舞台裏、家族との軋轢…。毀誉褒貶相半ばする男の汗と涙で彩られた生涯!(「BOOK」データベースより)


田中角栄の自伝を元東京都知事の石原慎太郎氏が書いている。


天才
天才
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石原 慎太郎
幻冬舎 (2016-01-22)
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【抜粋】
●成績の良かった俺に先生は「お前なら五年修了でも中学には行けるぞ」とすすめてくれていたが、俺としては母親の苦労を思ったらとてもその気になれず小学校の高等科に進むことにした。そして卒業式には総代として答辞を読んだ。卒業後、普通なら何かの仕事を仕事をするべきところだが、両親は何故かすぐに働けとはいわなかった。(p.10-11)

☆昔の小中学校についておさらいしてみた。

小学校の高等科とは、高等小学校のこと。明治維新から第二次世界大戦勃発前の時代に存在した、後期初等教育・前期中等教育機関の名称。
尋常科と高等科を併設する「尋常高等小学校」において、尋常科を卒業した者の進路の一つとなった課程。

現在の小学校は6年間の教育課程を了えると中学校へと入学するが、戦前および戦中戦後の学制では小学校には尋常科(あるいは初等科)と高等科が設置されていた。尋常科は修業年限が6年間の現在の小学校に相当するものだが、高等科は尋常科を卒業した子供が進学するための2年間の教育課程であった。
特に中学校や高等女学校が設置されていない地域の子供の進学先であった。


旧制の高等小学校は、今の中学校に相当しますか? - YAHOO!知恵袋
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1184122861

尋常小学校(義務教育:昔は4年、昭和戦前は6年)が終わると、だいたい次の進路に分かれます。

1.中学校(5年間:女子は高等女学校)→エリート
2.高等小学校(2年間)→学力や経済的理由などで中学校へ行けなかった人
3.各種の工学校、農学校など(高等農業専門学校や高等商業専門学校とは異なる)
4.そのまま家事手伝いや丁稚奉公など(夜にそのような少年少女のために青年学校に通う場合もあり)

>旧制の高等小学校は、今の中学校に相当しますか?
年齢的には今の中学の1・2年です。

>それとも尋常の中のエリート?が行く小学校ですか?
いいえ、エリートは上述のように中学校へ進みます。
高等小学校は、小卒でもないがエリートでも無いという位置づけになります。

ちなみに、当時の軍隊の兵隊(士官などエリートでなく)の学歴調査で、一番多いのが小卒、次が高等小学校卒です。



尋常小学校と高等小学校の違いを教えてください - YAHOO!知恵袋
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1298875072

明治〜昭和戦前期の小学校の名称。明治19年の小学校令で尋常小学校・高等小学校が設置される。この時の尋常小学校の修業年数は4年間で、その後何回かの変遷を経て、明治40年に6年間に延長。ほぼ現在の小学校と同じ修業年数となり現在に至る。昭和16年の国民学校令により、国民学校が設置され、「尋常小学校」の名称は消滅しました。
高等小学校
旧制で、尋常小学校を卒業した者に対し、さらに程度の高い初等教育を行った学校。2年間を修業年限とするが、義務教育ではない。高等科。
この時代ほとんどの子供は尋常小学校が大半でした。
高等小学校は裕福な家の子しか行けない有様でした。



当時は、尋常小学校6年を終えたら、高等科に行くか、さらに金持ちのエリートは中学に行ってたらしい。
成績がよければ、5年で修了で中学に行くこともできたらしい。(いわゆる五修。飛び級)
そうなると、今の小学校6年生の年齢で当時の中学1年となる。
時代によって変遷があってややこしい。

ちなみに、旧制中学校(当時は単に中学という)の多くは現在の高等学校(高校)普通科に移行した。


昔は、飛び級をした人は(年齢が若いから)侮られ、逆に何年も浪人した人ほど(体格や人格や読書量の面で)尊敬されたというからおもしろい。



●高等小学校を卒業した後、俺は何ヵ月かの間、中学の講義録を読みながら、次に何をしようかと考えていた。(p.11-12)

☆「中学の講義録」ってなんだ?

この本を読んでいると、「講義録」で勉強したというシーンが頻繁に出てくる。

調べてみた。


第14回 「懐かしき「講義録」の世界」の巻
http://www.maboroshi-ch.com/old/ata/ord_14.htm

今でいう「通信教育」のようなものだという。


軍人中学講義録全書. 上巻
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/917894

ここで原本が読める。

いやはや、便利な時代だ。

こういった本で角栄は勉強していたのだなぁ。



つまり、角栄は頭がよかったけど、貧しかったので中学には行けず、高等小学校に進んだが、卒業した後は「中学の講義録」を読んで中学の勉強していたのだ。

大成功している人に小卒や中卒が多いが、頭がいいけど貧乏で進学できなかった人に限られるのかも。



●人はあまり知るまいが、俺は無類の映画好きだった。多分その訳は俺の人生というのがいかにも波乱万丈だったからに違いない。 (中略) 人間の生き様にしきりに興味がある。といって、相手のそれについてあれこれ詮索して尋ねる訳にもいくまいし小説を読みふけるほどの時間もないし、一番てっとり早いのが映画で、それを見るのが楽しかった。それも日本の映画だと湿っぽかったり暗かったりするので、やはり外国のものの方が話が意外なものだったりテンポもはやかったりして、いろいろ刺激になったものだった。(p.15)

☆角栄も映画好き。もっと映画を観よう。



●かねてよりの知己で同県人の井上工業の支店長に苦境をうったえ救いを求めたものだったが、有り難いことに救いの神もあって、井上工業の支店の小僧として住み込みで働けることになった。(p.17-18)

☆角栄は井上工業に勤めていたのか!

株主だったこともあるが、そんなこと全く知らなかった。

朝5時起きで、6時までに店の掃除を済ませて工事現場に駆け付け、17時まで仕事をして、18時から始業の学校に間に合うように自転車を飛ばして駆けつけていたようである。



●軍隊にいた頃、早稲田大学の建築に関する専門講義録をとって隠れて勉強していた。(p.22)

☆成功している人はみな隠れて勉強している。専門講義録って今でいうと何だろう?



●「将来あなたが成功をして世に出て、皇居の二重橋を渡るような日があったら必ず自分を一緒に連れていくこと」(p.25)

☆角栄の奥さんが結婚に当たって約束させたこと。

二重橋は皇居内にある橋で、一般人は通ることができない。



●後で聞いたら俺と同年同月生まれの中曽根康弘という東大での内務官僚出身のエリートで、民主党の党首・芦田均を担いで樊吉田(茂)陣営のホープだったそうな。(p.39-40)

☆同じ歳だったのか。角栄の方が年上かと思っていた。



●ある時吉田が、 (中略) 「君は自分の出生届を自分で出しに行ったそうだね」と皮肉な冗談をいい周りを笑わせたことがあったが、俺がそれに答えて「あなたはどうしてそれを知っているんですか」と混ぜっ返したら、吉田がくわえていた葉巻を外しそうになって笑ったので、ああ俺はこの男の心をつかまえたなと思った。(p.40-41)

☆大先輩の前でも、アドリブでとっさに気の利いた返しができる。ここがすごいところかも。



●議員同士の議論の時、オレは昔土方をしてトロッコを押していた時のことを思い出してものをいってやった。(p.42)

☆ふつうなら隠したくなるような過去を武器にしている!



●政治家には先の見通し、先見性こそが何よりも大切なので、未開の土地、あるいは傾きかけている業界、企業に目をつけ、その将来の可能性を見越して政治の力でそれに梃入れし、それを育て再生もさせるという仕事こそ政治の本分なのだ(p.47)

☆これこそ政治の醍醐味だといえそうだ。角栄は根っからの政治家だ。



●水俣病という恐ろしい犠牲まで払って日本経済の復活のために育ててきたのが繊維産業であった。(p.53)

☆水俣病という犠牲を払ってまで育てた繊維を売って沖縄を返してもらったのか。



●特にアメリカの日本を無視した頭越し外交は日本にとって大屈辱だった。 (中略) いい換えれば福田外交の大失態だった。(p.70)

☆ニクソンショックは福田外交の大失態という面もあったのか。おかげで福田は総理のイスがかなり遅れた。



●参議院で議長として無類の権力を振るい強引な議会運営をやっていた福田派の重鎮である重宗雄三議長への反発が募り、河野一郎の弟の謙三が反旗を翻し、これにあの石原慎太郎が加担して年寄りたちを引き回し、それにつられた三木派の連中も加担し、重宗は引退に追い込まれてしまったのだ。(p.71)

☆石原慎太郎が出てきた(笑)



●俺にとって佐藤の退陣は遅ければ遅いほど仲間獲得に時間が増えて好都合だった。(p.71)

☆仲間を増やす戦略。一歩先を睨んで戦略的に動け!



●今思えば、あの期間の時の流れというのは将棋の名人戦の長丁場のようなものだった。相手の長考の間、俺は小さな歩の使い様までを綿密に考えることができたのだ。(p.71)

☆相手が長考の間、じっくり考えることができる。ますます有利になる。



●ニクソンに先んじて北京に乗り込んだキッシンジャー大統領補佐官がいわば手土産として持参して言った貴重な情報とは、かねてから中国と隣接したソヴィエトとの国境紛争に関する情報だったそうな。彼等の国境を流れているウスリー川(黒竜江の支流)の中にある珍宝島(ロシア名ダマンスキー島)という巨大な中州を、ある時中国の国境防衛隊が夜中に侵犯して占拠し国旗を打ち立てた。 (中略) 翌朝一斉射撃で中国兵を撃ち殺し、その後戦車を上陸させて生き残っていた兵隊たちを死体も含めて戦車でローラーをかけて轢き殺してしまった。
 その映像を見て北京は、その分野では今後アメリカに頼るしかないと判断したという。(p.93)

☆この映像あるのかな? 1969年の話。



●毛沢東はソヴィエトに媚びて朝鮮戦争に加担し、その代償に水爆の技術を授かったりしていたものだが、(p.93)

☆中国は朝鮮戦争で水爆を得た。



●あの石原が主導して青嵐会の連中が金権政治を唱えて反発してきた。(p.123)

☆反田中の急先鋒だった石原氏が角栄の自伝を書くというのがおもしろい。書いた理由は「長い後書き」に書いてあった。



●俺が退陣した後の党の総裁、総理大臣を誰にするかというのが大問題となった。となれば党内のいきさつからして椎名悦三郎ということだろうが、誰がどう言い出してのことか、それを椎名自身に決めさせることになってしまった。そして椎名はさすがに自分を指名はせずに、なんと椎名裁定としてあの三木武夫を指名してしまったのだ。(p.126)

☆三木指名の舞台裏。椎名裁定で三木になったのは知っていたが、そういう裏事情があったのか。



●そして事はまさに青天の霹靂のように起こった。(p.128)

☆ロッキード事件は総理を辞めた後に出てきた。


●児玉と俺のかかわりはほとんどありはしない。主な政治家の中で児玉と一番近しいのはかつての河野一郎との関わりからして河野派の後を継いだ中曽根に他なるまいが。(p.130)

☆児玉誉士夫に一番近い政治家が中曽根というのは驚いた。



●それでも俺は竹下という男を軽んじるというか、感覚的に受け入れにくいところがあった。偏見ではないが、県議会議員上がりで総理になった者など今までいはしないし、ヘラヘラ口が軽い、大勢の仲間を束ねるにしては同窓の早稲田の連中にからみすぎている、ということでなんとなく俺の性に合わないのだ。(p.174)

☆かわいがってた人に裏切られたのかと思っていたが、もともとよく思ってなかったのか。



●「十年待てないのか。俺がもう一度やってからお前が総理をやるんだよ」(p.177)

☆この言葉は重みがある。やり残したことがたくさんあるのだろう。
ロッキード事件が無ければ、日本をさらにどのように発展させていたのだろうか?



●あれはまだ若いころ、確か柏崎の映画館で観た 『心の旅路』 という題名のアメリカ映画だった。あの懐かしい電話交換手の三番クンと一緒だった。(p.185)

☆観てみたい。記憶喪失をテーマにした物語。
脳梗塞で倒れて記憶を失った自分と重ねている。



●あれもアメリカの恋愛映画だったが、確か 『裏街』 という、主演の俳優と女優は、シャルル・ボワイエとマーガレット・サラヴァンだった。(p.197)

☆やはり同じように自分と重ねている。波乱万丈の人生だから、いろいろなシチュエーションが重なる。こちらも名作のようだ。観てみたい。



●彼のような天才が政治家として復権し、未だに生きていたならと思うことが多々ある。特に私が東京という首都を預かる知事になって試みながらかなわなかったことの数々は、もし彼が今なお健在でいかなるかの地位にあって政治に対する力を備えていたとして、彼に相談をもちかけたならかなえられたかもしれぬとつくづく思う。(p.208 「長い後書き」より)

☆亡き角栄に対する最高の賛辞と共に、いないことの虚しさ、そしてもしいたとしても、やっぱり同じように葬ってしまうんだろうなという人間の愚かさを考えざるを得ない。



●私は自分の回想録にも記したが、人間の人生を形づくるものは何といっても他者との出会いに他ならないと思う。結婚や不倫も含めて私の人生は今思えば様々な他者との素晴らしい、奇跡にも似た出会いに形づくられてきたものだった。(p.216 「長い後書き」より)

☆いろんな人ともっと出会いたい。






【アクションプラン】
・もっと映画を観よう。

・角栄に関する本をたくさん読もう。

・いろんな人ともっと出会いたい。




【評価】
評価:★★★☆☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
今ブームとなっている田中角栄について知りたいときに。

 
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2017年04月26日

金正恩を誰が操っているのか

金正恩を誰が操っているのか 北朝鮮の暴走を引き起こす元凶 (徳間ポケット)
五味洋治/著 (徳間書店) 2013年
952円+税


【動機】
金正男暗殺事件で興味を持った。

昨日は、北朝鮮の軍の創建記念日だったが、軍事訓練ぐらいで大きな動き(核ミサイル発射やテロなど)はなかったようだ。



【所感】
金正恩の独裁か、それとも裏で操っている人がいるのか。



【概要】
世襲3代にしてようやく開放路線と思われた金正恩体制。しかし、そんなムードは一転、再び核とミサイルの交渉カードを国際社会に突きつけた。朝鮮戦争の休戦協定も、核開発をめぐる合意も一方的に白紙にし、ミサイルは実戦配備へ。30歳の青年統治者をここまで動かした背景に何があるか。異母兄・金正男の最新肉声、拉致被害者としてあの国を見てきた蓮池薫氏の見解等から北朝鮮の危うい今を解く、日本人必読の一書。(「BOOK」データベースより)






【抜粋】
●北朝鮮は統制が厳しい国である。国外の動きはもとより、国内の正確な情報も伝わっていない。ネットは国内だけに接続が限定されており、意見交換もない。
 さらに電話機自体の制限もある。一般市民の使う携帯電話は、きたちょうせんに居住する外国人の携帯電話にはつながらない。携帯使用の歴史も浅く、今は主に待ち合わせ用に使われ、携帯を通して、複雑な話をするという習慣がない。(p.110)

☆ネットがあるから北朝鮮の市民も北朝鮮の実態を知ってるだろうと思ってたけど、そうではなかったようだ。



●崔龍海は、いわば側近の「表の顔」だが、汚れ役を引き受ける側近も出てきた。
 前章でも触れた金英徹という軍人だ。私は、彼が正恩の過激路線の陰の主役だと見ている。彼がいる限り、周辺国との対決路線は捨てないだろう。
 ふてぶてしい面構えの子の軍人は対南(韓国)期間である偵察総局長を務め、10年の韓国海軍哨戒艦沈没事件を主導したとされる。(p.127)

☆タイトルにある「金正恩を操っている」人物は、金英徹(金英哲)らしい。
現在は降格しているようだ。





【アクションプラン】





【Amazonレビューより】
・半島情勢をバランス良く簡潔に解説 2013/6/12
「金正男独占告白」の著者が、一触即発状態にまで緊張感が高まっている朝鮮半島情勢を解説した新著。挑発的な言動を繰り返す金正恩第一書記の心理状態や現在の北朝鮮の社会構造、日本や中国をはじめとする北朝鮮を取り巻く周辺国との関係、軍の様子、今後の北朝鮮の動向など、バランス良く簡潔に説明されている。

実際、ソウルで家族と共に生活している私は、北朝鮮の挑発行為が激しくなった今年3月以降、恥ずかしながら精神的にはかなり緊張した日々を過ごした。頭では全面戦争の可能性は低いと知りながらも。日本語のみならず英語、韓国語の北朝鮮関連の分析記事を読み漁って一喜一憂していた。本書は、私のそのような断片的な知識や疑問をきれい整理する上でも役に立った。

本書を読了した直後、6月12日に予定されていたソウルでの北朝鮮当局との「南北当局会談」が中止(もしくは延期)になったことを知った。そして、朴槿恵大統領が掲げる「朝鮮半島信頼プロセス」が実現不可能とは言わないまでも、気の遠くなるような時間のかかる政策であると思わされた。そのとき、本書の最後に出てくる著者の「(朝鮮半島情勢が)どんな状況になっても、過大な期待を持ってはいけない」という言葉の持つ重みを改めて実感させられた。

また本書は、北朝鮮による挑発行為の黒幕捜しをする第3章や「金正男独占告白」発売後の金正男の行方を追う第2章はミステリー・スパイ小説のようなエンターテインメント的要素もあり、楽しい。今後、著者に正男と正恩のからみを中心にした近未来小説でも書いてほしいと願うのは私だけだろうか? (中庸な訪問者さん)




【評価】
評価:★★★☆☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
北朝鮮について詳しく知りたいときに。




【関連サイト】
金正男暗殺事件の背景と最新北朝鮮事情 - 北朝鮮問題の鍵は中国にある (著者のブログ)
http://cyucyo.blogspot.jp/2017/04/blog-post_72.html

 
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2017年04月13日

『絶歌』論―元少年Aの心理的死と再生

『絶歌』論―元少年Aの心理的死と再生 (サイコ・クリティーク)
高岡健/著 (批評社) 2016年
1,700円+税


【動機】
絶歌』 を読んで興味を持った。



【所感】
表現に注意を払いながら丁寧に読み解いている。

第1部のみ読んだ。



【概要】
『絶歌』の出版がなければ誰も知りえなかった、元少年Aの心理とは? 神戸市連続殺傷事件を解く鍵とは? 猟奇的にも映るAの行動が、実は心理的自殺の過程であった!(「BOOK」データベースより)

著者は精神科医。






【抜粋】
●わたし、外でA君と淳君が一緒に遊んどるとこ見たこともあるんよ。A君はほんまは優しい子なんやってその時は思っとったけど、辛いことがあっても言葉で言われへん子に暴力振るうなんて、絶対許せへん……。淳君がされたこととおんなじことを、私がA君にしてやりたいくらいや……>>
 これが、その女性教師が、声を震わせつつ語った内容でした。「なかよし学級」の児童を、どれほど大事に思っているかが、伝わってくる話です。でも、「ほんまは優しい」Aが、なぜ「A君のことを好いとった」淳さんに暴力を振るったのか、その背景にまでは考えをめぐらせようとはしていません。(p.68)

☆結局、これが殺人の引き金になってるような気がする。





【アクションプラン】
・「少年A」の父母 『「少年A」この子を生んで……―父と母悔恨の手記』 を読む。

・時間のある時に第2部以降も読んでみる。



【評価】
評価:★★★☆☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
絶歌』 を読んだ人に。

 
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2017年04月12日

トランプ大統領とアメリカの真実

トランプ大統領とアメリカの真実
副島隆彦/著 (日本文芸社) 2016年
1,500円+税


【動機】
かなり昔からヒラリーが大統領になると言っていた副島さんが、今回はヒラリーが負けると予想。

その根拠は?



【所感】




【概要】
アメリカ大統領選で荒れ狂うポピュリズムの嵐―。草の根の保守的な中間・下層白人の怒りを体現するドナルド・トランプとは何者か?なぜ、アメリカ国民はトランプに懸けるのか?違法移民、学歴競争、妊娠中絶問題から、イスラム国、戦争参加、日本の核保有、米軍撤退問題まで、リアルで苛烈なアメリカ国内の政治思想対立を解説。ポピュリズム、アイソレーショニズム(国内問題優先主義)、リバータリアニズムをキーワードに、ドナルド・トランプの人間像を読み解く。アメリカ社会の荒々しい裏側と世界最先端の動きがよくわかる!(「BOOK」データベースより)


トランプ大統領とアメリカの真実
副島 隆彦
日本文芸社
売り上げランキング: 25,178




【抜粋】
●トランプは確かに外交の経験はない。この共和党系の専門家100人の主張をひっくり返して、彼らを一気に黙らせるだけの方策は何か?
 それは、やはり米外交政策の超大物であるキッシンジャー博士を味方につけることだ。これしかない。
 こういう判断力のところでは、トランプは恐ろしいほどの機転が利く人だ。事態を一瞬のうちにひっくり返す能力がある。(p.28)

☆一発逆転の策略。



●このデイヴィット・ロックフェラーがまさしく “実質の世界皇帝” であり、 “ダビデ大王” である。そしてキッシンジャーはその最高位の直臣である。キッシンジャーと同格の重臣は、ポール・ボルカー(88歳。金融・経済問題の担当。80年代、レーガン政権のFRB議長を務めた)である。(p.32)

☆ボルカーはキッシンジャーと同格らしい。



●『ウォール・ストリート・ジャーナル』 紙(日本で言えば日本経済新聞)のコラムは、トランプのことをイタリアのファシスト運動の創始者ムッソリーニになぞらえた。(p.52)

☆『ウォール・ストリート・ジャーナル』 は日本でいえば日経新聞だったのか。ちなみに、 『ニューヨークタイムズ』 は朝日新聞らしい。なんとなくわかる気がする。



●彼自身は “アイビーリーグ” の一つであるペンシルベニア大学のウォートン校(ここは「MBA=経営学修士号」をくれるビジネススクールの大学院である)を出ている。
 MBA出身がもてはやされたのはトランプの世代で最後だ。MBAを出た人たちは秀才だ、ということになっていた。しかし今は、失業白人たちが仕方なく行く、ろくでもない名前ばかりの高等教育機関だ。
 MBAを出たから経営者になれるとか、経営の才能が身につく、ということはない。絶対にない。企業経営(金儲け)の才能は体を張って現場で地べたを這って身につけるものだ。(p.122)

☆トランプ氏の娘・イヴァンカ氏がウォートン校を首席で卒業したと話題になってたけど、トランプもウォートン校出身だったのか。
今は、失業白人たちが仕方なく行くところってのは驚いた。



●角栄は “コンピューター付きブルドーザー” と呼ばれた。小沢一郎がその後継者である。なぜ、この田中角栄をアメリカの子分に成り下がった石原慎太郎が尊敬することがあるだろうか。あの本 『天才』 はいったい何なのだ。本当は誰が書いたのか。(p.208)

☆おもしろい。



●ネルソンがデイヴィット(5男。世界皇帝)によって失脚させられたとき、ニクソン大統領と田中角栄も潰されたのだ。(p.208)

☆そう言われてみれば、時期的に合う。
田中角栄が失脚した裏には、ネルソン(次男)の失脚があったのか。




【アクションプラン】




【Amazonレビューより】





【評価】
評価:★★★★☆
こんな人に、こんな時におすすめ:




【結論】


 
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2017年04月02日

元少年Aの殺意は消えたのか

元少年Aの殺意は消えたのか 神戸連続児童殺傷事件 手記に見る「贖罪教育」の現実
草薙厚子/著 (イースト・プレス) 2015年
1,300円+税


【動機】
絶歌』 を読んで興味を持った。



【所感】
更生プログラムは意味がないというのがよくわかる。




【概要】
元東京少年鑑別所法務教官が手記の行間から読み解く
「更生システム」の落とし穴と発達障害の可能性

なぜ『絶歌』は「2500日」を描かなかったのか。


私はすぐに本を手に入れると一気に読み始めた。当時の取材内容を思い出しながら、冷静に、かつ慎重に読み進めていったのだが、しばらくたっても自分のなかに残っている疑問符が句読点に変わることはなかった。最も国民が知りたがっている、矯正教育を終えて社会に出てからの「空白の11年間」を埋めるものが、どこにも見当たらなかったのだ。止まっていた私の時計の針が突然、動き出した。(「はじめに」より)


元少年Aの殺意は消えたのか  神戸連続児童殺傷事件 手記に見る「贖罪教育」の現実
草薙厚子
イースト・プレス (2015-08-19)
売り上げランキング: 317,675




【抜粋】
●Aの矯正教育は彼が「ワトソン」と呼ぶ医師を含む二人の精神科医の鑑定結果を前提にプログラムされたものだった。(p.30)

☆つまりだましてやろうと演技をして、すっかり騙された精神科医の先生の診断結果に基づいて矯正プログラムが組まれたのである。なのでまったく意味のない矯正プログラムであったということだ。



●以前から精神科医は少年事件の精神鑑定において広汎性発達障害と診断することについてきわめて消極的な姿勢をとってきた。 (中略)
 その理由としては、先天的な障害は「責任能力の有無」に深くかかわり、その後の審判や処遇に大きく影響するからである。(p.145)

☆アスペルガー障害と診断されてしまうと罪が軽くなる、または無罪になってしまうから。
だから本当はアスぺが原因の事件なのに、それを表に出せないでいる。
それと他のアスぺ患者も偏見を持たれてしまうというのも理由の一つであろう。

アスぺだと無罪という今の法律自体がおかしいのであって、
まあ無罪でもいいけど、こういう事件を起こした人は更生プログラムは意味がないので与えず、
一生隔離しておくべきだ。



●しかし、2004年に起こった「佐世保小六女児同級生殺害事件」をはじめ、翌年の2005年10月に静岡県伊豆の国市の16歳の女子高校生が母親に劇物のタリウムを少しずつ飲ませ、苦しむ様子を記録してブログに公開していた「静岡タリウム少女母親毒殺未遂事件」、さらにこの翌年の2006年6月、奈良県の名門私立高校に通っていた16歳の少年が自宅に火をつけて家族三人を殺害した「奈良エリート少年自宅放火殺人事件」では、加害者にすべて広汎性発達障害の診断結果が出たのである。(p.148)

☆気持ちの悪い事件だな。

調べて見ると、ブログの内容が出てきた。

タリウム母親毒殺未遂事件の女子高生容疑者が綴った日記の内容
https://plaza.rakuten.co.jp/hontoeiganopage/diary/200511030002/


7月30日
唐突だけど、僕は酒鬼薔薇少年が好きではありません。自作の詩だという「懲役13年」は、神曲等の有名な詩を切り貼りしただけの代物ですし。


ちょっと少年Aについて触れている。






【アクションプラン】




【Amazonレビューより】
・これから社会が考えるべきテーマ 2015年8月23日
2013年からアメリカ精神医学会の基準が、DSMー5になり広汎性発達障害ではなく、アスペルガー障害などを自閉症スペクトラム障害と言うようになった。この本の中では、広汎性発達障害と書かれているが、最後にそのことが記述されていた。今までADHD(注意・欠陥多動性障害)とPDD(広汎性発達障害)という違う病気を「発達障害」とくくってしまうのはどうかなと思っていた。しかし、2013年からは全く別の病気ということになった。最近で言えば、長崎の高一の事件、名古屋の女子大生の事件も加害者は「自閉症スペクトラム障害」ということになる。この本の中では、自閉症スペクトラム障害(PDD)と犯罪はイコールではないと何度も書かれている。しかし、何故、突然、「普通の人」が事件を起こしてしまうのか。手記を遺族の了解無しに書いてしまうことはもちろん、お父さんの涙とダフネ君の涙が一緒だと思っている元少年Aは、確かに人の感情を読み取ることができないことが分る。しかし、このような人間は社会には沢山おり、学校の教室にも何人かはいる。周りがその人の特徴を理解していないと、「こいつ、変だ」とイジメられたりしたことにより憎しみを持ち、人間関係が上手くいかなくなり、何らかの事件が起こってしまうというのがある。この本の中に書かれているように「早期発見」「早期認知」「早期治療」が一番大事だと思う。教育現場においでも、教師は分っているために、医療機関に診てもらうことを促すが、「うちの子は違う」と認めたくない保護者も多い。その気持ちは理解できるが、放置したままでは解決にならない。社会がもう少しこの「自閉症スペクトラム」の特徴を理解し、早期に気づき、支援していけば、社会は変わっていくのではないだろうか。とにかく悲惨な少年事件はなくなって欲しい。この本は本当に分りやすく、特に、少年Aの手記を買う気が起きず、読めなかった人用かもしれない。その人たちにむけた本のように感じた。(ノブさん)

☆現在では、「広汎性発達障害」と言わず、「自閉症スペクトラム障害」というそうだ。



【評価】
評価:★★★☆☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
絶歌』 を読み解きたいときに。

 
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2017年02月22日

映画 「仁義なき戦い」

先月、俳優の松方弘樹さんが74歳で亡くなりました。

ご冥福をお祈りいたします。


松方さんの映画ということで・・・

仁義なき戦い」 を観ました。


1973年1月13日に公開された映画。

主演の菅原文太さんは当時40歳。

田中邦衛さんは41歳。

梅宮辰夫さんは35歳。

松方弘樹さんは31歳でした。


皆さんお若い!



人が殺されるたびに「ぴよよよよ〜」ってあの有名な音楽が流れ出します。



「○年○月○日
○○ 死亡」

って書き方、初期の 『BE−BOP−HIGHSCHOOL』 を思い出しました。

この映画をパロってたのかな。



金子信雄さんは当時50歳。

金子信雄さん、出てたかな〜

って調べてみたら親分の役だった。


全然違う(笑)


番組紹介^金子信雄の楽しい夕食
https://www.youtube.com/watch?v=nHxb6MvRLEE

金子信雄の楽しい夕食.wmv
https://youtu.be/g2SWo_RrMgc



そういえば、 「生きる」 にも出てたけど、あれ、出てたっけ?ってあとから探してた。



仁義なき戦い [DVD]
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TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D) (2013-11-01)
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2016年12月06日

偽情報退散! マスコミとお金は人の幸せをこうして食べている

偽情報退散! マスコミとお金は人の幸せをこうして食べている (5次元文庫)
THINKER/著 (5次元文庫) 2011年
800円+税



【所感】
マスコミとお金の歴史がよくわかる。

タイトルからはソフトな印象を受けるが、けっこう社会の真相に迫った書物である。


【概要】
マネーの支配者が現在の世界を作った。お金の歴史とマスコミの歴史。この二つを同時につかむと、見えなかった世界が一気に開けてくる!現実の直視を通じて、偽物の希望から確かな未来へとあなたを導く。(「BOOK」データベースより)


偽情報退散! マスコミとお金は人の幸せをこうして食べている (5次元文庫)
THINKER
徳間書店
売り上げランキング: 19,379




【抜粋】
●1775年から1783年まで争われた独立戦争とは、国家の「独立」のためではなく、通貨発行権をめぐる戦いだったのだ。その結果、アメリカは見事、独立を果たし国家として認められることになった。しかし、肝心の通貨発行権の戦いには負けた。通史ではこの戦争に勝利したのはアメリカということになっているが、実利の面から見たら完全な敗北である。初代ワシントン大統領は、紙のお金が生み出す危険性をよく知りながらも、中央銀行の設立を20年の期限付きで認めてしまったのだ。(p.104)

☆独立戦争でアメリカが勝ってイギリスから独立したとばかり思いこんでいた。思い込みとは怖い。



●グラバーは、イギリスのロスチャイルド一族の貿易会社マセソン商会の社員として中国の上海に渡った後、日本の長崎にやってきた。そこで、マセソン商会の日本支社であるグラバー商会を立ち上げ、幕末の混乱にのって薩摩藩や土佐藩など倒幕側に武器や弾薬を売り始めました。坂本龍馬もグラバーから約7000丁のライフルを売ってもらい、それを薩摩藩名義で長州藩へ横流しすることで薩長同盟を成功させた。(p.117)

☆日本の歴史では、明治維新の立役者は坂本龍馬で、龍馬を操っていたのがグラバーというふうに教えるが、実際はそのグラバーも使用人に過ぎないということ。



●表向き、イギリスとフランスは日本の支配権争いで対立しているように見えたが、ロスチャイルド家同士は、国を超えてつながっていた。そのことは、幕府側にも倒幕側にもまったく見えなかったのである。(p.118)

☆イギリスの薩長とフランスの幕府軍という構図は建前にすぎない。どっちが勝っても儲かるような仕組みを作っていたわけである。



●この若者たちとは、のちの明治新政府で要職に就く伊藤博文を始めとする五人の長州藩士である。後に伊藤博文は初代内閣総理大臣、井上馨は初代外務大臣、遠藤謹助は大阪造幣局長、井上勝は日本鉄道の父、山尾庸三は日本工学の父となって日本の近代化に務めた。(p.135)

☆いわゆる「長州ファイブ」(マセソンボーイズ)である。





【Amazonレビューより】
・発売禁止にならないことを願います 2011/5/22
3月30日に注文し、4月2日に届き、付箋をつけながら読みました。

著者のサイトは以前から拝見しており、

「真実はどこに?」の疑問に対する答がここで解りました。

陰謀論というより、歴史の真実が解りやすく解説された書籍ではないでしょうか。

同じような書籍が数多く出版されては、消されています。

どうか、この書籍はより多くの方に読んでもらえるますように、と思います。

生き方、価値観が変わります。(YOSHIE&FMKさん)



・今年、私が読んだ本の中で文句なくベスト1!一番インパクトがあった【衝撃の書】だ。 2011/10/15
今年、私が読んだ本の中で文句なくベスト1!一番インパクトがあった【衝撃の書】だ。

あまりにも興味深いので3回読んだ。

この本は3.11の原発事故から「あれ、なんか世の中おかしいぞ」と思った人に、
ぜひ手にとって読んでほしい。

原発事故のニュースで、
なぜマスコミはここまで執拗にウソの報道をするのか?

調べて分かったことは、
政治、官僚、マスコミ、学者、電力会社、銀行等の利権と癒着の構造だった。

だが、「もっと裏に何かあるのではないか?」と私は思った。

20年以上前に読んだ広瀬隆氏の『危険な話』を再読した。

第4章に「原子力産業とジャーナリズムの正体」に
驚くべき内容が書かれていたからだ。

「もっと詳しく知りたい!」と、ネットで、とことん調べた。

突き当たったのは、THINKERのホームページ。
さらに深く知りたくなりサイトで紹介されていた
この『マスコミとお金は人の幸せをこうして食べている』を購入した。

この本は

私たちの世界を動かしているものは誰か?
どういう仕組みで私たちは動かされているのか?
では、これからどう生きればいいか?

これらの疑問に答えてくれる衝撃の書だ。

以下は、一見関連などないようだが、実は強力な一本の線でつながっている。その一本の線とは何か?

原発、世界恐慌、不景気、CO2による温暖化説、TPP、EU、天皇、戦争、原爆、国連、野球、プロレス、
西部劇、子宮頸がん、インフルエンザ・ワクチン、フッ素、人工甘味料アスパルテーム、AP通信、
モンサント、明治維新、トヨタ大規模リコール問題、不二家、白い恋人、赤福、ミートホープ、

WHO、お産、医学界、製薬会社、人口削減計画、通貨発行権、国際赤十字、HSBC、ネスレ、ユ
ニリーバ、コカコーラ、IBM、アリコ、フィリップ・モリス、ワシントン・ポスト、日本銀行、
ニューヨーク・タイムズ、デビアス、ペプシコーラ、GE、ボーイング、プルデンシャル、

アメリカ大統領暗殺、読売新聞、CIA、郵政民営化、電通、通信社、地デジ、マイクロチップ、
三井、三菱、住友、安田、山口県、ロイター、クレディ・スイス、CBS、アクサ、香港上海銀行、
ロッキード、ゴールドマン・サックス、FRB、ウォールストリートジャーナル、シティ・バンク、

JPモルガン・チェース、デュポン、リオ・ティント、伊藤博文、坂本龍馬、薩長同盟、山本五十六、
AIG、エクソン・モービル、遺伝子組み換え、大麻、化学調味料等々。

これらが、一本の線でつながっている真相は、面白すぎるので本書にゆずる。

この本によって世界を動かす背後の存在と仕組みがわかる。

一部を紹介する。

たとえば、
CO2を犯人に仕立てた地球温暖化説。

今まで私たちはエコのためとCO2削減を、さんざんTVや新聞で信じ込まされてきたが、
実は、ねじ曲げられたウソだった。

排出権取引と炭素税。これらを使うと、ほぼ全てのものやサービスからお金を集めることができる。
人々が生きている限りCO2を排出するからだ。

彼らがCO2にこだわる理由はここにある。これに税金をかけてしまえば、
未来永劫、世界を支配することが出来るのだ。

また、信じられないことだが、
世界規模における「人口削減計画」が存在する。
インフルエンザワクチン、子宮頸がんワクチンなど、ワクチンを使用した人口削減計画。

芸能人で子宮頸がんにより亡くなった人や子宮を摘出した人を
テレビのニュースやバラエティー番組で取り沙汰しているが、
Tそれらの番組のスポンサーは、決まって外資の保険や大手製薬会社である。

ワクチンはビジネスであり、今や、世界の投資家の注目の的なのだ。

さて、

私たちはニュースでよく聞く「日本銀行」という存在をどれほど知っているだろうか?

私には、あの、おぼっちゃまのようなおっちゃんのイメージくらいしかなかった。

じつは日銀は政府組織ではない。

日銀は日本政府ではなく、事実上は国際決済銀行(BIS)に属している。

日銀をはじめ、世界中の「中央銀行」が所有する富の中で一番強力なのは、
お金そのものを生み出す力⇒『通貨発行権』=お金を発行する権利だ。

我々が毎日使うお金が、まさか民間人の手によって創られているとは!

世界中の「中央銀行」を牛耳っているある一族がいる。
19世紀後半には世界の富の半分以上を所有していた。

世界一の財閥。その存在を知らずして、世界の現状は理解できない。

ところで、

わたしたちはマスコミについてどれだけ知っているだろうか?

私たちの頭の中にはマスコミといえばTVと新聞のイメージがあるが、
その大元には通信社の存在がある。

ロイター通信、AP通信、AFP通信の上位三社が、
全世界の90%のニュースを配信しているのだ。

新聞社とTVは通信社からの情報を横流ししていることが多い。

通信社はもともと投資家や国家のために設立された情報機関であり、
大手マスコミ各社が設立された目的は世論誘導と営利追求である。

さらに、

マスコミの常套手段「叩き・そらし・宣伝」 が紹介されている。

「そらし」 何か重要な事件の存在を隠すために他の些末なニュースを大々的に取り上げたり、
事件の本質から視聴者の注意をそらしたりするために論点をすり替えて報道する手法である。

国民の反対を受けそうな法案や予算が国会で審議されるときには、
政治的関心から注意をそらすために芸能人の麻薬、愛人、離婚、暴力騒動、または相撲界の
八百長問題などありとあらゆるささいなニュースが公共の電波をジャックすることがある。

次に、
「宣伝」ニュースに見せかけてスポンサーの商品を視聴者の潜在意識に刷り込む手法。

伏線として、ある病気が流行する前から映画の予告編さながらの「○○病流行の兆し」と、
自然発生するはずの感染症の流行が予告され、わずかな症例が全国ニュースで流される。
全て悲惨なニュースのオンパレード。そして、CMは保険会社ばかり。番組の内容まで宣伝なのである。

このように

「えっ!」というような話が、この本にはゴロゴロと載っている。
しかも、1本の線でつながっている。

さて、

私の心に残った言葉がいくつかある。

「世界を支配しているには、表向きとは全く違う人々である」

「世の中の大多数の人々が信じていることが、未来においても必ず正しいとは限らない。それは歴史が証明している」

「戦争がどのように作られるのか。その原動力はお金である。
 お金がどこから誰によってもたらされたのかを知らなければ、本当の意味で歴史を理解していることにはならない」

「社会の動きに何の疑問も示さずに、このまま黙って羊のようについていったら、
 一部の権力者の思いのままに世界が支配されていく」

「社会の本質をつかむには、お金とマスコミの歴史と仕組み知っておくことが欠かせない」

「我々は無意識のうちに、マスコミが流す情報によって日々の考えや行動、価値観、常識、
 あるいは生き方そのものまでも大きく左右されているのではないだろうか」

「マスコミで悪者にされる人物や団体の裏には、社会を知る秘密がたくさん隠されている」

「忘れてならないのは、「お金は紙だ」ということである。
 社会状況によっては紙くず同然になることもある。便利だが、あまり当てにしない方がいい道具である。

「お金を稼ぐために、やりたくもない仕事をする、信念を曲げる、体を売る、魂を売ることはざらではないか」

「いかにお金に左右されて仕事を選び、人付き合いを選び、マスコミの情報に左右され、自分の行動を決めていることか」

「納得がいくまでとことん自分で調べてみること。自分の中で生まれた考えや世界観を多くの人と分かち合うこと」

「ひとりひとりが発信していくことにより、社会を良い方向へ導くしかない。
 ほんの小さな一歩かもしれないが、情報が本物であれば、時代とともにそれが事実であったことが証明されていく。
 それはいずれマスコミよりも大きな力となって社会を変えていくだろう。少しずつ、着実に」

「お金とマスコミは、今の社会で絶対に必要と思われてる存在だが、
 じつはそのどちらも我々の信用から成り立っている。我々が信用しなくなれば、そのどちらも消え去ってしまう運命にある」

「人類はお金の仕組みと歴史を知り、お金と向き合い、人を幸せにする未来の新しいマネーシステムを作り出す時期にきている」

「結論はただ一つ。一人、一人が真実を追究すべく立ち上がるときである」

そうだ!という言葉にあふれている。

読後のわたしの感想は、

今までの「成功哲学」、「自己啓発」、「スピリチュアル」、「ビジネススタイル」、

そしてわたしたちの「生き方」が根底から変わる!と思った。

どうしてか?

上記のものは、
「実質的に、この社会を動かしている存在と仕組み」が、ごっそり抜け落ちているからだ。

この知識と情報を知らないと、ニセモノの人生を歩むことになる。

これからは、
本書の情報を、しっかりと把握した上での「新しい生き方」にシフトしていく時期にきている。

それは、マスコミやお金に縛られない新しいビジョン実現の哲学と実践方法でありライフスタイルだ。

また、原発反対派のわたしにとって、
原発を推進する人間たちの意図、そして背後の構造が深く理解できた。

そして、この本は多くの人々が奴隷になっている「お金とは何か?」に最も答えてくれている。

今まで私は、お金に関する書籍を数百冊読んだが、起源から本質まで、
ここまでわかりやすく書かれたものはなかった。

また、戦争についての疑問にも。

高校生の頃、歴史の先生に「どうして歴史の教科書には戦争ばかり書かれているのか?」と、私は聞いたことがあった。
先生はモゴモゴと口ごもりはっきりと答えなかったことを覚えている。その答えはここにあった!

明治天皇に関する記述には、椅子からずり落ちそうになるほど私はビックリした。

読んでから私に変化があった。

Twitterの世界で叫ばれている内容や、
政治、経済のニュースの真相がさらにわかりやすくなった。

そして、自分のライフスタイルを、もう少し変えようと思った。

この本には、
広瀬隆氏の著作を読むときのような「よくぞここまでハッキリと書いてくれた」という痛快さがある。

400ページに及ぶ大著ではあり、ぞっとするような内容が凝縮されているが、ワクワクする知的好奇心の旅のようで、
あっという間に読みきれた。

今の私にとって、この書に書いてあることが全て正しいかどうかは私には分からない。
あまりに情報と知識が多岐にわたるためと、歴史的実証が難しそうなこともあるからだ。

しかし、説得力と信憑性は十分過ぎるほどある。

そして、多くの人々にとって、この知識と情報は知っておいて損はないだろう。

この本の文脈に沿って、今起こっている世の中の現象を見渡してみると、
ズッシリとした、ある一つの鎖でつながっていることが確実に実感できるからだ。

イラストと図解が多用されており、説得力のある情報に溢れ、非常にわかりやすい。
413ページもの大著であるが、文庫本サイズで気軽に読め、しかも、840円と驚くほど安い。
非常にお得感のある本だ。

こんな人にオススメする。

原発で「世の中おかしい」と疑問を持った人、

そして、「世の中やっぱりお金や!」と、
今まで「成功本」や「自己啓発本」などのビジネス本で、
成功する(お金持ちになる)のは、いいことだと洗脳されてきた人にこそ、読んでほしい。

お金とは本当は何か?成功したあかつきにはどうなるのか?本当の幸せとは何か?を考える上で、
新たな視点と、多くの情報、本質を提供してくれる。

この書の根底には、
一般の人間の可能性を信じるあたたかな心と、未来への希望のまなざしがある。

あなたが少しでも興味を感じたら、ぜひ手にとって読んでほしい。

そして、ぜひ、この本の中に提示された情報を元に、
「自分の頭で考える」ということを実践してほしい。(原克之さん)



【評価】
評価:★★★★☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
マスコミの歴史が知りたいときに。

 
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2016年11月24日

電通

電通
田原総一朗/著 (朝日新聞出版) 1984年
360円+税


【動機】
先日、電通の新人女子社員が過労で自殺していたことが発覚したので

電通について詳しく知りたいと思い、手に取った。



【概要】
朝まで生テレビの田原総一朗さんが電通に切り込んだ。


電通 (朝日文庫)
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田原総一朗
朝日新聞出版
売り上げランキング: 182,475




【所感】
まだ途中までしか読んでないけど、そんなに深い話はなさそうだ。



【抜粋】
●目白の闇将軍田中角栄が、何かのパーティーで、次のように述懐したという。
「ぼくのところへは、毎日のように大勢の人間が就職の世話を頼みにくる。それを、なるべく本人の希望にそうかたちで、銀行、商社、テレビから新聞と、日本中のさまざまの企業に割りふる。ほとんど、どの企業もいうことをきいてくれる。だが、ただ一つ、ぼくの力が及ばない企業がある。それが電通だ」(p.35)

☆電通という企業をよくあらわしているエピソードだ。



●「そりゃ、なかにはひどい、使いものにならない人間も入ってきますよ。しかし、彼らはいわば “人質” でしてね。それで大スポンサーが確保しつづけられるならば安い出資だ」(p.37)

☆コネが9割と言われている電通。

コネなしで入ってきた高橋まつりさんのような東大エリートは睡眠時間2時間で酷使させられているのかもしれない。





【評価】
評価:★★★☆☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
電通について興味がある人に。

 
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2016年05月24日

ゆめいらんかね

ゆめいらんかね やしきたかじん伝
角岡伸彦/著 (小学館) 2014年
1,400円+税


【動機】
殉愛』 や 『百田尚樹『殉愛』の真実』 を読んで興味を持った。



【所感】
伝記としてうまくまとまっていて、一通り、たかじんさんのことを知ることができた。



【概要】
関西の視聴率男の「心奥」を描く

2014年1月3日、歌手でタレントのやしきたかじん氏が食道ガンで死去した。関西を中心に活動してきた、いわば"ローカルタレント"である。 しかし、翌日の全国紙はその死を大きく報じた。死後2か月後にとりおこなわれた偲ぶ会の発起人には、安倍晋三首相、建築家・安藤忠雄氏など各界の大物が名を連ねるなど存在感の大きさを示した。
ただし、数多の追悼番組が組まれ、芸能人との交遊録も語られたたかじんだが、素顔はあまり知られていない。
なぜ東京進出に失敗し、その後、東京の番組出演を避け、さらには東京への番組配信すら禁じたのか。晩年、なぜ政治に接近し、政治家を生む原動力となっていったのか――。
取材で明らかになっていったのは、ある作詞家が「小心者で、優しくて、気の弱いおじさん。あの人は、やしきたかじんを演じていたと思う」と評したように、一見、剛胆にみえるたかじんのあまりに一本気で繊細すぎる一面だった。本書は内なる葛藤を抱えながら、自らに求められた役割を「演じ続ける」たかじんの「心奥」を、たしかな取材で描いていく。(Amazonより)


やしきたかじんさんの伝記。


ゆめいらんかね やしきたかじん伝
角岡 伸彦
小学館
売り上げランキング: 167,265





【抜粋】
●「西成の在日コリアンと産業」(川本綾、 『コリアンコミュニティ研究 vol.3』 所収、こりあんコミュニティ研究会、12年)によると、戦前・戦中、ボルト・ナットの製造で大阪は全国の四割の生産を占め、工員の六割はコリアンだった。韓国の起亜自動車(現・現代自動車グループ)の創業者は、韓国で創業する前に西成でナット製造工場を経営していたという。たかじんの父親もまた、同郷の先輩を頼り、実業家になる夢を見て起業したに違いない。
 同レポートによると、西成のナット製造業者は、釜山、大邱などを含む朝鮮半島南部の慶尚道(現在の慶尚南道と慶尚北道)の出身者が多かった。父親もおそらく南部出身であったと考えられる。ちなみに靴・皮革業に就いていた西成のコリアンの多くは、全羅道や済州島の人が多かった。(p.23)

☆韓国の中でも全羅道や済州島は差別されているようだ。昔で言えば百済。西成では靴・皮革業が多い。気候温暖な米どころとして豊かな食文化を持ち、歌舞音曲にも秀でていることで知られ、著名な料理家や芸能人を輩出してきたそうだ。今でも韓国では芸能人は下に見られているというのはこのあたりが原因か。全羅道出身の大統領は金大中ただ一人。在日韓国人のほとんどは 全羅道・済州島出身者だといわれている。

慶尚道は昔で言えば新羅。西成ではナット製造業者が多い。
ちなみにたかじんの父親は14歳のときに渡日したようだ。



●中二のころ、ラジオから流れるコニー・フランシスのバラード 『ボーイ・ハント』 を聞いて陶然となった。(p.28)

☆これがきっかけで音楽に目覚めた。コニー・フランシスは何を歌っても泣いているように聞こえたそうだ。コニー・フランシスにファンレターを書くために英語塾にも通ったというからすごい行動力だ。





●秋のオーディションに、約二十人の大人にまじって、まだあどけない中学三年生のたかじんの姿があった。生バンドをバックに、その年に大ヒットした三田明の 『美しい十代』 を歌うと、大人たちを押しのけて、月間チャンピオンに選ばれた。(p.32)

☆中学三年生で月間チャンピオンとはすごいな。当時からずば抜けていたことがわかる。





●同級生で、その後、たかじんの歌詞を書くことになる荒木十章(ペンネーム)は、高校時代のたかじん像について次のように語る。
「面白い人やったね。あの人といてたら、飽きひんかった。高校生は将来はこんなことしたいとか、あんなことしたいとか、互いに夢を語るでしょう。そやけど掲げた夢に対しては言うだけで、あんまり努力せえへんわね。あの人の場合は、例えば新聞記者になりたいとか、小説家になりたいとか言うてたけど、それを実現するためにはできることをすぐにやるんです。あんまりフワッとしたことを言わんかった」(p.33)

☆目標を実現するためにできることをすぐにやっていたようだ。



●「これになりたいと思ったら、すぐに行動に移す。どんどんやって、どんどん挫折するわけです。そんなにうまいこといけへんわけですよ。そやけど、やっぱりその行動力が徹底的に僕らと違いましたね。偉いと思いました。僕なんか 『お前は努力をせえへん。軟弱や』 とよう言われました」(p.35)

☆たかじんらしいエピソード。ホステスのお姉ちゃんにもよく説教していたようである。



●結局、桃山学院は一年で中退し、合格した龍谷大学に入学する。たかじんの長い京都時代が始まる。(p.40)

☆たかじんって龍大生だったのか。知らなかった。
ちなみに6年行って中退したようだ。




●京都・龍谷大学経済学部に入学したたかじんは、秋ごろに大阪の実家から、京都市東山区三条にある寺院・信行院の下宿に居を移した。かつては寺に関係する僧侶が使用していた、いわば簡易宿泊所だった。(p.42)

☆お寺に住んでいたのか。今はもうその下宿は取り壊されているようだ。

左京区に信行寺というのがあるが、その寺とは関係がないのだろうか。
伊藤若冲の天井画「花卉図(かきず)」で有名だ。



●記者よりも歌手になることに魅力を感じていたのであろう。記者はともかく歌手になることに、韓国人の父親が烈火のごとく反対したことは想像に難くない。朝鮮半島では芸能人は低く見られたからである。父親に勘当され、たかじんは家を出る。(p.43)

☆朝鮮半島では芸能人が低く見られていたというのは初めて知った。全羅道や済州島の差別が根底にあるのであろう。



●四条通の南側には、お茶屋が並び、夕刻には、お座敷に向かう艶やかな和服姿の舞妓、芸妓の姿を見ることができる。古都の情緒をかもしだす風景である。四条通の北側は一転して、バーやクラブがひしめきあうネオン街が広がっている。
 たかじんは、二十歳前後から三十過ぎまでの夜の大半を、ここ祇園のクラブやスナックで歌手として過ごした。夜のネオン街を、ギターケースをかつぎながら自転車をこぎ、店から店へと渡り歩いた。(p.51)

☆夕方に舞妓さんや芸妓さんの姿を見ることができるらしい。たかじんは20代を祇園で過ごしていた。1日4件の店を回っていたようである。午後八時から約8時間で合計100曲くらい歌い(実質4時間くらい歌い)、のどから血が出ることもあったという。月収は60万円を超えていたがほとんど酒代で消えていった。



●ホリデーバーガーに通っていた近畿放送の田中は、たかじんに話術を学ばせるため、桂米朝の落語全集のレコードを貸したことがある。
 のちにテレビの司会者として一人でしゃべっている映像を見ると、落語の間合いで語っていることがわかる。(p.55)

☆試しに聴いてみたらそっくりだった。

落語 天狗裁き 桂米朝
https://www.youtube.com/watch?v=CqYoGa6mQRk



●ダビング用のビデオ八台は、テレビにひんぱんに出演し出して以降、仕事に活用される。ドラマ、バラエティー、ドキュメント、ニュースなどを録画し、何が視聴者に受けるのかを研究し、自分の番組づくりに生かした。番組の収録やコンサートがない日は、1日10〜15時間はテレビ画面を見ることに費やされた。(p.105)

☆たかじんといえば、毎日テレビを(たくさんのビデオデッキで録画して)大量に見ていたことで知られるが、どこでその時間を捻出していたのだろう? どういう見方をしていたのだろう?
本当に不思議だ。
しかも当時はハードディスクレコーダーとかもなく、ビデオデッキだし。
つまらないと感じたドラマも苦しいと思いながらも見続けたそうだ。
と言うことは、1時間番組を5分で見るような飛ばし見をしていたわけでもなさそうだ。



●ほどなくして、シングルと同じタイトルのアルバムを出す。ビクターから出した 『あんた』 の作詞・作曲を担当した伊藤薫らに混じって田中が起用したのが、作詞家の及川眠子だった。(p.151)

☆こうして、たかじんの一番の代表曲 『東京』 が生まれた。



●「これまで誰にも言ってないんですけど、あのメロディーは、当時のアイドルの畠田理恵用に依頼した中にあった曲で、初めて聴いたとき、これ、たかじんさんやったら売れるんちゃうかなという気がしたんですよ。(p.155)

☆もともとアイドルの畠田理恵用の曲だったのか。こういう裏エピソードは面白い。



●詞と曲の次は編曲である。どんなイメージの曲にするか。そのためにどんなイントロ、テンポにし、どんな楽器を使うか。編曲によって楽曲は大きく変わってくる。田中は編曲担当の川村栄二と打ち合わせに入った。
「このままだったら売れない気がするので、何かまったく別の曲になったようにしませんか?」
田中の提案に川村も同意した。
「面白いね! エスニックなムードがあるから、ラテンだったら堪えられるんじゃないの」
「ラテン、いいですね! おばちゃん、おっちゃんが歌って踊れる姿を思い浮かべながらやりますか!」
 アイドル用に書いた曲を、中高年が歌って踊れる作品に変身させようというのだから、編曲家とはまことに魔術師である。
 できあがったのは、リズムといいメロディーといい、ラテンミュージックとしか思えない作品に仕上がった。後に作曲した川上明彦は、レコーディングを終えた音を聴き、「これ、ほんとに俺の曲なの!?」と驚いたという。(p.157-158)

☆アレンジでまったく違う曲に生まれ変わったという。

ちなみに、川村栄二さんは、たかじんのもう一つの代表曲である 『やっぱ好きやねん』 を編曲した人でもある。(作詞・作曲は鹿紋太郎)



● <僕はテレビにでても、緊張も何もせえへん。あんなもん、屁みたいなもんや。コンサートやレコーディングやるときなんか、テレビの100倍は緊張するからね> ( 『Views』 94年6月8日号、講談社) (p.194-195)

☆しかもテレビの方がはるかにお金を稼げる。野田マネージャーを切ってテレビの方にシフトしていったのも当然だといえる。



●ちなみに両方の番組に出演していた三宅久之は、それぞれの違いについて「地方では 『タックル』 よりも 『委員会』 で発言したことに対する反響のほうが大きい。 『タックル』 は番組の流れがあらかじめ分かるようになっているが、 『委員会』 は流れがまったく読めなくて、パネラー同士でも本当に激論になるんです」と語っている( 『アエラ』 01年10月3日号、朝日新聞出版)(p.205)

☆『タックル』 を見ていると、ここからおもしろくなりそうなのに阿川さんさえぎっちゃったよーってことが多いが、『タックル』 には台本があったからなのか。




●私が 『委員会』 を次第に見なくなったのは、バラエティ番組が政治家に都合よく利用されている気がするからだった。(p.214)

☆政治家に利用されていたのではなく、むしろ庶民の生活をよくするために政治家を利用していたのではないか。

大阪維新の会がしりすぼみになったのは
たかじんがいなくなったことが大きな原因であろう。


ちなみに今ふと気になって調べてみたら、橋下元大阪市長が従軍慰安婦問題でやり玉に挙がっていた時期は
たかじんが復帰後、ガン再発で二回目の休養をした時期のすぐ後だった。




● 『俺の歌をちゃんと歌てくれへんかった。悔しい』 いうて涙ぐんでいるいうねん。
(中略)  
 よほど自分の歌を松山がうまく歌ってくれなかったのが悔しかったのであろう。当日の映像には、松山が歌詞を間違えると、苛立ちながら何度も楽譜を指差す姿が映っている。(p.227)

☆その時の映像がYouTubeにあった。
東京 / やしきたかじん & 松山千春



なごやかに歌っているように見えるけど・・・?




●ところがその一週間後、縫合不全に陥る。文字通り、手術で縫い合わせた接合部に綻びが生じる合併症である。たかじんから相談を受けていた医師の伊東が解説する。
(中略) 手術の前に抗ガン剤とか放射線とかを入れると、わかりやすい話が筋肉がボロボロになるんですよ。(p.240)

☆縫合不全を裁縫にたとえると、二つの布を丁寧に縫い合わせても、上下に負担がかかれば外れやすくなる。その布がボロボロであればなおさらというわけである。
つまり、縫合に失敗したというわけではなく、手術の前に抗ガン剤とか放射線を入れたことが縫合不全の原因というわけである。



●好物のマクドナルドのフィレオフィッシュを平らげるなど、旺盛な食欲を見せ、主治医を驚かせている。(p.241)

☆たかじんはハンバーガを食べないという話を思い出した。


【号泣】やしきたかじんがハンバーガーを食べないワケ。
https://www.youtube.com/watch?v=oNIIncqBEfo









【アクションプラン】
・桂米朝の落語聴く。喋りを身に付けたい。

・たかじんの自著を読みたい。




【評価】
評価:★★★★☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
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