2019年12月14日

インターネットを使って自宅で1億円稼いだ! 超・マーケティング

インターネットを使って自宅で1億円稼いだ! 超・マーケティング
金森 重樹
ダイヤモンド社
売り上げランキング: 8,261



インターネットを使って自宅で1億円稼いだ! 超・マーケティング
金森重樹/著 (ダイヤモンド社) 2004年



【概要】
著者は行政書士でビジネスプロデューサーの金森重樹氏。


【動機】
マーケティングを学びたい。


【所感】
とりあえず、この本を軸に色々と勉強してみたい。

2004年と今から10年近く前の本だが、それほど古さを感じさせない。
現在では使えないサービスもあったりと、そのまま真似するのは難しい面もあるが、
私のような素人にとっては、ためになる情報も多い。

この本が10年近く前にあったことに驚いた。



【抜粋】
●技術力が高い制作会社が必ずしも高い収益をあげられないのには理由があります。
 技術力で評判の会社はデザインや技術に労力の大半を注ぎ込むため、マーケティングについて考える余力が残っていないからです。
 それに対して、僕はビジネスモデルの構築、マーケティングプランの策定に労力の大半を注いで、制作はすべて外注ですから、いかにしたら高い収益があげられるかに専念できるわけです。(p.21)

☆限られた資源、時間をどこに使うか。


●まず収益をあげることに経営資源を集中的に投下し、事業が軌道に乗ってきた後にほかのことに心を向けるという順番にすべきです。
 僕の場合には、経営資源のかけ方は、制作とプロモーションの比率は1対10か、それ以上で、プロモーションに重点を置いています。(p.22)

☆戦略的に行う。ずっとやってたらいつか収益が上がるだろうというのではなく、収益が上がることに資源を集中させることが大事。これは頭では分かっているのだがなかなか難しい。たとえば、このブログでも、もっとシステム的なことをやらないといけないんだけど、制作(記事を書く)にほとんどの時間を費やしている。もっと収益を上げることに時間を割かないといけない。



●過去のホームページを見る方法としてインターネットアーカイブがあります。
http://archive.org/index.php
これは、インターネットの歴史を保存するために過去にインターネット上に存在していたhtmlファイルを保存しているインターネットの図書館です。 (中略) 110億ページ以上が保存されています。(p.60)

☆こんなのがあるなんて知らなかった。
今見たら333 billion pages(3330億ページ)あった。


●この場合の年収とは、現在の年収ではなく、自分の希望する年収という意味です。(p.88)

☆自分でやればタダで出来ると思ってしまうのは錯覚。自分の時給を割り出して、外注した方が安ければ外注する。時給を割り出すときには、希望の年収から割り出す。


●ホームページを開設したけれど、さっぱり売上があがらないという方は、顧客リストの数が不足しています。最低限メルマガの読者を数万人の規模にしないと、どんなにメルマガの文章を工夫しても徒労に終わります。(p.96)

☆内容だけがいくらよくてもダメということ。具体的に数字で示されるとイメージが沸きやすい。それにしても数万人ってすごい数だ。ホリエモンでさえ、1万数千人なのだから。まあ、ホリエモンの場合は有料メルマガでそれだけで収入になるという大きな違いはあるけど。



●?以下を変えても同じホームページに飛びますが、リンク元の情報が記録されていますから、ログ解析の際に、?以下の部分を抽出できるログ解析サービスを入れれば、それぞれの件数がわかります。(p.97-98)

☆そういえば、リンクを作る時に?以降の文字列を削除してコピーしていたけど、
つまり、?以降が無くても同じところに飛ぶのは経験上わかっていたけど、
そういうカラクリだったのか。

この本を読み始めたらけっこう内容が濃そうだったので、また時間のある時にじっくり読もうと思っていたのだが、後回しにしなくて良かった。必要な情報をどんどんピックアップしていく感覚でどんどん読み進めたい。


●これまでの媒体の反応率を上位から順に並べて、 (中略) 採算がとれる限り段階的に告知媒体を広げていくわけである。(p.99)

☆効率のいいところから順に資源を集中させていき、採算がとれる限り範囲を広げていけばいいというイメージ。そうすれば、大事なところは落とさずにすむし、できるだけたくさんのことをやろうという意欲も沸いてくる。


●今まで折に触れて言ってきましたが、お金を捨てる勇気がない人は自営業には向きません。サラリーマンをやっているほうがいいのでは? 毎月給料貰えますし、ボーナスあるし。(p.136)

☆結局、お金を捨てる勇気があるかないか。目先のお金をケチっていては大きな魚を逃してしまう。


●ネットはスケーラブル(拡張可能)です。ネットビジネスの面白いところは、一つがうまくいくと限界までがんがんに拡張していけるということです。
 採算がとれる限り、無制限に加速していってください。(p.137)

☆ネットのメリットとして、資金がかからないというのがよく言われるけど、それよりもすごいメリットがこちら。


●儲かるかどうかわからない段階でリスクをとって最初にやらないと、たくさんの人がやり出してから「自分も儲かるのではないか?」と最後に参入する人は、結局損します。大衆が参入したときには、その手法は撤退時期です。大衆はいつも間違っていますので。(p.156)

☆大衆が乗り出してきたときに、しめしめと思えるくらい余裕を持って進めたい。


●新規獲得に失敗して読者が2000人以下の場合、メルマガ配信スタンド等ですと、ほぼ永久に他のメルマガの中に埋もれてランキングにも乗りませんので、そのメルマガの発行自体やめたほうがいいです。問い合わせもほとんどありませんし、モチベーションも上がりません。 (中略) スタートダッシュでとりあえず4000人くらいは集めきるわけです。(p.182-185)

☆こういうのを全く知らないと、じわじわと増やしていければいいかと思ってしまう。やっぱりスタートダッシュは大事!


●メルマガのバックナンバーをすべてホームページにアップロードして、そのページにSEOをかけて、さらにそのページに合わせて登録フォームを置けば、通常のSEO対策としても使えますよね。
 僕は、自分のホームページにメルマガを全部アップしています。
 http://www.kanamori.biz

 バックナンバーを検索した人が内容を面白いと思えば、メルマガの登録者が増えます。
 また、バックナンバーによってサイトボリュームも増え、SEO上もいいです。(p.196)

☆何をやるにもちゃんと理由があるんだなぁ。戦略的に。
バックナンバーがあるといつでも読めて便利。


●「まぐまぐ」では、独自配信で持っている読者アドレスを「まぐまぐ」へ移行することを認めています(フロッピーディスクまどで、「まぐまぐ」に送れば、一括登録してくれます)。
 ですから、最初に自社でメールアドレスを蓄積しておいて、そのご一気に「まぐまぐ」に流し込めば、読者数は増加します。(p.197)

☆これが代理登録と言うことなのかな?
登録した覚えが無いのに、いつのまにか登録されている不気味なメルマガってやつ。
このシステムのおかげで、気軽にメルマガ登録が出来ない。



【アクションプラン】
・金森さんのほかの著書も読んでみたい。
 ・『超・営業法』 →読了(131224)

 ・『プロ法律家のビジネス成功術』

 ・『借金の底なし沼で知ったお金の味』

・金森さんのメルマガ「回天の力学」も読んでみたい。
http://www.mag2.com/m/0000086027.html


【Amazonレビューより】
5つ星のうち5.0 情報は古いかもしれんが、その点は著者が「他人のやり方をコピーするだけではダメ」と著書の中で言っています。 2011年6月19日
マーケティングの世界ではカリスマである著者がインターネットで集客して1億円を稼ぎ出す手管の数々。
まず前著書の「超・営業法」でも度々言っているように広告費を「札束を燃やす覚悟で投入できない人間」は成功なんてできないとピシャリ!
著者は東大卒で会社務めの時でさえ年収1,300万円稼いでいた人間です。とにかく「仕事の出来る男」それは間違いない。
稼げないと言われている行政書士で独立して初月から月収100万円オーバー。何せ全国から仕事の依頼が山のように来るので捌き切れないくらいだったそうです。
で、気が付いたのは時間的・対費用的な制約で自分の居住しているエリア外の客の依頼は引き受けられず、多くの仕事をフイにしてしまった。

それを解消するために全国の行政書士のネットワークを立ち上げて、仕事を回すシステムを立ち上げて大多数の仕事を受注できるようになった。
「スイッチボードモデル」だそうです。この需要と供給の仲立ちをすることで利益を上げる。

ネットから集客するためにはその商品・サービスがどの程度需要と供給があるものなのかをネット上で調査する必要がある。
所謂、市場調査であり、それに基いて戦略を練り戦術を決定していく。
基本的には課金制の制約形広告を出し、自社ホームページなりメルマガなどに誘導してクリックさせ商品を購入してもらうなり、読者登録してもらうなりするのです。
ですから月に数十万円単位の広告料が普通に掛かる事になります。一般の人の大多数はそれだけで尻込みしてしまい到底実行できないでしょうが、
氏は投じた広告費の何倍もの利益を生む受注に繋げて、広告費はこれだけのリターンになった!と言っています。

成功できる人間はそもそも少数派で、多数派は99%の失敗者です。でも失敗は成功者であってもしている。
違いは何かと言うと、成功者は失敗を経験としてアップデートを重ね、ノウハウを蓄積していっているということ。
逆に失敗している人間は成功する前に挫折して止めてしまっている点だそうです。

ネットで資料請求や問い合わせをしてきたお客に「電話しない」のはあまりにも勿体ないそう。
大抵はメールで資料や情報を送付してそのまま、客の反響を待っているだけ。それでは受注できる客を取りこぼすことになる。

広告を出すにしてもコピー一つで結果が大きく変わるのがマーケティングの世界。
どの広告が最適か、候補が分かれたのなら全ての広告を(と言っても絞り込んだ中での2つ3つだが)同時に同条件下でテストするのが正しいやり方。
間違っても何となくこっちのほうが良さそうなんて理由で選択しないこと。
メルマガの文章が長文より短文でないと読まれないというのも制作側の思い込みに過ぎない模様。
データは興味のある内容なら読者は長くても最後まで文章を読むという結果が出ている。

ホームページに集客するにしてもオーバーチュア・アドワーズなどの媒体は数あれど、どれが最も効果的かは「データの裏付け」を出して判定する。
ここでもテスト→データ収集→検証→修正→テストというようにグルグル回していくわけですね。

内容は2004年当時のものだから今では情報が古くて使えないということもあるでしょう。
ですが、そう言っている方は著者がこの本で本当に言いたいことを見逃していますね。
「他人のやり方を模倣しようとする人間は常に敗者。他人と同様の方法で他人を凌ぐ結果を出そうという発想自体が根本的に間違い」
つまりはそういうことです。金森氏のやり方をソックリそのままマネしても成功なんて出来ないのだということ。
「情報が古い」という言い訳以前に著者はそういう反論すら予測して「既に先手打っている」ことに驚かされることでしょう。(孔明さん)




【評価】
評価:★★★★☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
「ネットビジネス」「マーケティング」などの教科書として。





(130505 読了)
posted by macky at 19:00 | Comment(0) | 経営学 | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年11月27日

マンガ経営戦略全史 革新篇

マンガ経営戦略全史 革新篇
三谷宏治/著、飛高翔/イラスト (PHP研究所) 2016年
1,200円+税



【動機】
マンガ経営戦略全史 確立篇』 の続き。




【所感】
こちらもわかりやすくておもしろい。

ざっと読むだけで、経営戦略の歴史が一通りわかった。




【概要】
ビジネス書大賞2014大賞 ハーバード・ビジネス・レビュー読者が選ぶベスト経営書2013第1位に選ばれたベストセラー『経営戦略全史』(ディスカヴァー刊)をマンガで一気読み!

21世紀に入って、経済・経営環境の変化、技術進化のスピードは劇的に上がり、今ま でのポジショニングもケイパビリティも、あっという間に陳腐化する時代になってしまい ました。これでは大テイラー主義も大メイヨー主義もやってられません。
そこで出てきたのがアダプティプ主義です。「やってみなくちゃわからない。どんなポジショニングでどのケイパビリティで戦うべきなのか、ちゃっちゃっと試行錯誤して決めよう」というやり方です。戦略の立て方も、計画プロセスもまったく変わります。これを本気でやるなら、企業組織の在り方すら変わるのでしょう。さて、いよいよい、21世紀の世界と経営、経営戦略論の登場です。

内容例
◎現場派の「コンフィギュレーション戦略」ヘンリー・ミンツバーグ
◎「ブルー・オーシャン戦略」を拓いたW・チャン・キム レネ・モボル二ュ
◎「破壊的イノベーション」のクレイトン・クリステンセン
◎「超・試行錯誤経営」で突っ走るエリック・シュミット ラリー・ペイジ
◎つくって試す「デザイン思考」IDEOのティム・ブラウン
巻頭には登場人物の年表と巻末には主な登場人物一覧を収録。(Amazonより)




【抜粋】
●よい戦略とはてきのいない新しい市場を創り出すことです!
高付加価値と低コストは必ずしもトレードオフではなく
新しい高付加価値と低コストを両立させることはできるんです。

つまり戦略とは新しい市場コンセプトの案出とそれを実現する
ケイパビリティの創造(=バリュー・イノベーション)なんです。(p.43)

☆ポーターが「差別化戦略」か「コストリーダシップ戦略」のトレードオフといったけど、
キムとモボルニュはブルーオーシャンで新しい市場を創り出せば、いずれも両立できるとした。





【アクションプラン】
・『ブルー・オーシャン戦略』 を読んでみたい。



【Amazonレビューより】
・5つ星のうち4.0 ケイパビリティ派かポジショニング派かを軸にした説明
2016年8月18日
「経営戦略全史」をマンガ化したもの。2巻構成になっており、前編にあたるこの確立編では近代のマネジメント理論が誕生した頃から1995年頃までに流行した理論を扱っている。以下のような人たちの理論が取り上げられている。

・科学的管理法を生んだ、フレデリック・テイラー。
・効率的な大量生産システムを確立した、ヘンリー・フォード。
・人間関係論の始祖、エルトン・メイヨー。
・POCCCサイクルと経営管理による企業統治を考えた、アンリ・フェイヨル。
・企業をシステムとして定義し経営戦略を共通の目的とした、チェスター・バーナード。
・マネジメントの伝道師、ピーター・ドラッカー。
・「3Sモデル」「ギャップ分析」や4つの戦略要素を提唱した、イゴール・アンゾフ。
・事業戦略と組織戦略の相互作用を説いた、アルフレッド・チャンドラー。
・商品の絞り込みや作業や答えの標準化による組織改革コンサルティングを説いた、アーヴィン・バウアー。
・SWOT分析で有名な、ケネス・アンドルース。
・マーケティングを体系化した、フィリップ・コトラー。
・成長・シェアマトリクスを生んだ、ブルース・ヘンダーソン。
・マッキンゼーで戦略サービス強化を行った、フレッド・グラック。
・5つの力やバリューチェーンを生んだ、マイケル・ポーター。
・ポジショニングより7Sを重視し「エクセレント・カンパニー」を世に出した、トム・ピーターズ。
・「ベンチマーキング」でベストプラクティスを発見して実行することを説いた、ロバート・キャンプ。
・「タイムベース競争戦略」を出した、ジョージ・ストーク。
・破壊的な「リエンジニアリングを説いた、マイケル・ハマー。
・外部の機会が見込める内部的な強みである「コア・コンピテンス」の大切さを説いたゲイリー・ハメル。
・イノベーション普及の二重のS字曲線を説明しPLC戦略の後押しをした、リチャード・フォスター。
・「スタンフォード・リサーチパーク」を創設した、フレッド・ターマン。
・SECIモデルによる組織ラーニングを説いた、ピーター・センゲと野中郁次郎。
・経営資源の使い方による持続的競争優位(RBV)を主張した、ジェイ・バーニー。

大きくは、ケイパビリティ派とポジショニング派の対立という軸をとっており、わかりやすい。マンガといっても、ビジュアル化と要約のための手段として使われているだけで、ビジネス理論の要点を紹介した本である。(Edgeworth-Kuiper-Beltさん)



・5つ星のうち4.0 素晴らしい
2016年7月9日
この本は、漫画を読んだ後、文字の本を読んだのですが、圧倒的に漫画の方が良かったです。
情報ロスはありません。
むしろ、漫画の方が多くの情報が入っていると思います。漫画をお薦めします。
ギャグも面白い。キャラ付けがしっかりできていて、記憶に定着します。相当な工夫が凝らされていると思います。
かなりしっかり読みましたが、初見で3時間10分程度で読み終えました。時間もかかりません。(美月ちゃんのパパさん)




【関連ブログ紹介】
・三谷宏治『マンガ 経営戦略全史』 「戦略」って語れると最高にクールだよね
http://ta-sugi-na.hatenablog.com/entry/2017/02/02/231514




【この本が愛読書の有名人】





【評価】
評価:★★★★☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
経営戦略の歴史をざっとおさらいしたいときに。


 
posted by macky at 21:19 | Comment(0) | 経営学 | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年10月29日

ブスのマーケティング戦略

ブスのマーケティング戦略
田村麻美/著 (文響社) 2018年
1,500円+税



【動機】
テレビで紹介されていて興味を持った。



【所感】
美人だと得だと思っていたけど、
この本を読んだらブスに生まれたほうが得なような気がしてきた。

顔で勝負できないから何か武器を身に付けなければいけない、という
向上心こそが人生の成功の秘訣かも。

ブスだと嫉妬されないというのも大きなメリットだ。
能力もあるのになかなか成功できない人は
嫉妬が原因ということも多い。

人から足を引っ張られるより、人に担ぎ上げられる人の方が成功する。
でもプライドが高い人は人に担ぎ上げられたリ助けられたリすることを好まず、
人から足を引っ張られることが多い。

そういう意味でも、著者のように居心地のいいブスで、話も聞いてくれて
しかも専門的な知識もある人というのは、成功しやすいパターンの1つかも。

少なくとも、何もしない美人よりは成功する確率が高い。
この本の著者が言いたいのは、ブスだから成功できたというのではなく、
ブスでも努力と戦略次第で成功できるということ。

著者も最後に言っている。
武器を装備し続けた人柄のいい美人には勝てない。

とにかくブスか美人にかかわらず、役に立つ武器を装備し続けた人が
勝つようにできている。




【概要】
田村さんのブログがおもしろすぎて、会いに行ったところ、骨太のライフワークを持っている人だった。
そのライフワークとは、「がんばるブスたちが輝く日本を作りたい」という壮大なもの。
「ブスという厳しい現実と向き合い、あきらめず努力をしてきた自身の実体験から培ったブランディング戦略をテキスト化し、日本全国のブスを幸せにしたい! 」という心意気に惚れました。

本書の理論やアドバイスは、超具体的、啓発的で、ブス分析論、ブス揶揄・自虐エッセイとは一線を画しています。
「性欲を勉強へのエネルギーに変える」「ブスにとっての肩書きの重要性」「処女を1日でも早く捨てる」「ブスの起業とエリアマーケティング」ほか、見た目コンプレックスがある人が、どのような戦略を使えば、真に幸せになれるのか。本音で、正直に、実践的に書かれています。

マーケティング理論を使った戦略はもちろん素晴らしいのですが、いちばん感動したのは、「行動する人間になろう! 」という熱いエールでした。何度もトライし、何度も傷ついてきた著者だからこそ言える、愛情たっぷりのアドバイス。「ナイーブすぎて行動できないすべての人」に読んでいただきたい本です。
(編集担当)(出版社からのコメント)






【抜粋】
●ブスの告白は2パターンある。

@振られたら困るシチュエーション(社内、サークルなど)
 本人ではなく周囲に、彼をほめたたえるようなことばかり言い続ける。ここで「好き」と言ってはいけない。ほめている情報がまわりから伝わっていき、脈があるならば相手から近寄ってくるはずだ。

(中略)

A振られても困らないシチュエーション(合コン)
 合コンで出会った人や日常的に会わないコミュニティの人には、直接好意を伝える。振られてもいたくないので。(p.111)

☆2つのパターンを使い分けるというのがおもしろい。




【アクションプラン】
・著者のブログを読んでみる。
https://kaikeizeimu.jp/pickup_ctg/tamura


・小説か自伝を書きたい。




【Amazonレビューより】





【関連ブログ紹介】
・『ブス』な税理士が編み出した、夢を叶える生き方戦略
https://mi-mollet.com/articles/-/15083




【この本が愛読書の有名人】







【評価】
評価:★★★☆☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
ブスは損だと思ってる人に。







posted by macky at 23:57 | Comment(0) | 経営学 | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年10月04日

コトラーのマーケティング理論が2.5時間でわかる本

コトラーのマーケティング理論が2.5時間でわかる本
岡林秀明/著 (TAC出版) 2010年
1,200円+税



【動機】
タイトルに惹かれて読んでみた。



【所感】
・マーケティングの本はいろいろ読んだが、中でもわかりやすかった。

・トップや2番手、3番手になれないときは、真似をして低価格か、ニッチで高価格勝負する。

・コトラーの肝はSTP。



【概要】
難解なコトラー理論がここまでわかりやすくなった! 最新実例を豊富に取り上げ、
コトラーのマーケティング理論体系が、図解入りですらすらとわかる!

本書は、全くの初心者を対象に、コトラーのマーケティング理論のエッセンスを、
事例をまじえわかりやすく、コンパクトに紹介しました。
それでいて、セグメンテーション、ターゲッティング、ポジショニングなど
コトラー理論の急所は、もれなく取り上げました。

・iPadが好調なアップルのマーケティング手法
・仁義なき牛丼チェーン低価格戦争のそれぞれの戦略
・ハイボールでウイスキー市場を復活させたサントリーの21世紀型手法・・・

など、身近な実例もたっぷりと紹介し、コトラー理論をわかりやすく紐解きます!

1章 コトラーマーケティング理論の出発点
2章 コトラーのマーケティング理論の急所I
3章 コトラーのマーケティング理論の急所II
4章 商品開発、プロダクト・ライフサイクル、価格設定
5章 コトラー理論のキーワード
6章 マーケティング・チャネル、セールス・フォース
7章 プロモーション、広告・宣伝、人的販売(Amazonより)


市場の細分化から生まれたサイクロン式の掃除機。市場の開拓とネーミングで成功した「お~いお茶」。ポジション・チェンジの好例・食べるラー油。最新実例を豊富に取り上げ、難解なコトラー理論がここまでわかりやすくなった。(「BOOK」データベースより)




【抜粋】





【アクションプラン】
・マーケティングのことをもっと知りたい。



【Amazonレビューより】





【関連ブログ紹介】





【この本が愛読書の有名人】







【評価】
評価:★★★★☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
マーケティングの入門書として。


posted by macky at 22:19 | Comment(0) | 経営学 | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月03日

ストーリーとしての競争戦略

ストーリーとしての競争戦略 ―優れた戦略の条件 (Hitotsubashi Business Review Books)
楠木建/著 (東洋経済新報社) 2010年
2,800円+税


【動機】
・『戦略読書日記』 を読もうとして興味を持った。

Amazonレビューで、

 5つ星のうち4.0 著者の思考法が垣間見える一冊 2018年5月23日
本書は「ストーリーとしての競争戦略」で有名な、楠木建氏による一冊。
彼自身が経営"論"者として出会ってきた数多もの本の中から、厳選された本を紹介している。
個人的には、「ストーリーとしての競争戦略」などの著書を読んだ後に本書を読むことをおすすめする。
本書を通して、彼の思考、論理を深く理解することで、他の著書の理解も深まるのではないかと思う。
非常に文体もユニークで、読み進めやすい。(dai23さん)



 5つ星のうち4.0 自分の仕事を考える 2019年3月21日
ストーリーとしての競争戦略を読んだ後に、著者に興味が湧いたため本書を手に取りました。おそらく、ストーリーとしての競争戦略を読んだ後の方が、より本書を面白く読めると思います。

著者の仕事に対する考え方が好きで、自分のこれまでの仕事やこれからの仕事を考える際の新しい視点を与えてくれます。特にスキルとセンスはまったくの別物とする考え方は、仕事の中で感じていたもやもやをすっきりさせられました。(WaKさん)



と書いてあったので読んでみた。



・『戦略読書日記』 を読もうとしたら、

序章で著者本人がこの本を薦めていたから。




【所感】
速読でざっと読んだ。

ファイブフォースとか漠然と覚えてたけど、

ポーターが考えた新しいフレームワークだと知って新鮮な気持ちになった。




【概要】
戦略の神髄は、思わず人に話したくなるような面白いストーリーにある。多くの事例をもとに「ストーリー」という視点から究極の競争優位をもたらす論理を解明。(「BOOK」データベースより)


ストーリーとしての競争戦略 ―優れた戦略の条件 (Hitotsubashi Business Review Books)
楠木 建
東洋経済新報社 (2010-04-23)
売り上げランキング: 538





【抜粋】
●この本のメッセージを一言でいえば、優れた戦略とは思わず人に話したくなるような面白いストーリーだ、ということです。(「まえがき」より)

☆優れた戦略とは思わず人に話したくなるような面白いストーリー。





【アクションプラン】
・時間のある時にまたじっくりと読んでみたい。

・続いて、 『戦略読書日記』 を読む。




【Amazonレビューより】
・5つ星のうち5.0 優れた戦略とは何かを鮮やかに解明 2018年6月28日
戦略書の中では圧倒的に面白い。軽快な語り口と深い洞察力に魅了され、厚さを感じず一気に読むことが出来た。

戦略には打ち手のつながりが重要だという著者の指摘には強く同意できる。

ガリバーなど、よく知られた事例を用いつつも、打ち手の繋がりを鮮やかに解明しており、こんなビジネスを作ってみたいと思わずにはいられない。

顧客のためになり、自社の強みが活かせて、パートナーも喜ぶような、打ち手が合わさって、揺るぎない競争優位が作られている。

一方で、果たして本当に、例えばガリバーが、最初からそこを狙っていたかどうか?無数の打ち手の試行錯誤の後、成功したものを後ろからみたら、ストーリーとしてつながっているのでは無いか?

その意味で、後付けの解説書という面はぬぐえず、この本を読めば優れた戦略が出来るというわけではないと思う。しかしながら、優れた戦略がどのようなものか、かなりはっきりとしたイメージを与えてくれるのは間違いない。(RYUさん)





【この本が愛読書の有名人】





【評価】
評価:★★★★☆
こんな人に、こんな時におすすめ:




【結論】
“コンセプトがしっかりしていないストーリーはしょせん砂上の楼閣”



posted by macky at 23:54 | Comment(0) | 経営学 | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年02月20日

フレームワークで人は動く

フレームワークで人は動く 「変革のプロ」が使いこなす18の武器
清水久三子/著 (朝日新聞出版) 2014年
1,600円+税



【動機】
フレームワークの勉強に。

使えるフレームワークを1つでも身に付けたい。

フレームワークを実際に使いこなすには。



【所感】
人を動かすためのフレームワークがメインだったのでちょっと思ってたのと違った。



【概要】
ロジカルシンキングのフレームワークだけでは、もちろん、人は動かない。
企業変革のコンサルタントがクライアントにはほとんど見せずに、
こっそり使っているフレームワークがあった!

ビジネス・フレームワークを「コト(事)系」と「ヒト(人)系」の2つのタイプに分け、
フレームワーク(18の武器)の使いこなし方をわかりやすく解説。
変革のプロは、コト系フレームワークを「企画」「計画」「実行」に役立て、
ヒト系フレームワークを使って「布陣」「組閣」「展開」していた。

「コト系」×「ヒト系」で、人は動く!
知っているだけでは何の役にも立たないフレームワークの使いこなし方がわかる。


目次
はじめに

序章 フレームワークを使いこなせば人は動く
・いろいろ使える「人を動かすフレームワーク」
・人が動いてくれない2つの理由
・感情を扱う「ヒト系フレームワーク」
・フレームワークをどう使いこなすのか
・Story-「ある3人の変革物語」

「企画」&「布陣」
イントロダクション1.「やるべきこと」と「巻き込む人」を明確にする
・ステージ1のポイント
・Story-「山田くんの挑戦」
第1章(コト系)「企画」――やるべきことを定める
・動くべきか、動かざるべきか『前提への3つの挑戦』
・どう変わるのか『SCAMPER』
・どうやって変わるのか『戦略立案フレームワーク』
第2章(ヒト系)「布陣」――巻き込む人を決める
・利害関係者は誰なのか『ステークホルダーマップ』
・どんな利害関係者がいるのか『ステークホルダータイプ』
・どうやって巻き込むか『マンツーマングリッド』

「計画」&「組閣」
イントロダクション2.「実行する計画」と「動くチーム」をつくる
・ステージ2のポイント
・Story-「鈴木さんの挑戦」
第3章(コト系)「計画」――目標を決め、計画を立てる
・変革後の姿から今すべきことを考える『タイムマシン法』
・具体的な解決策をどう考えるか『ブレーンストーミング』
・具体的に何から始めるか『ペイオフマトリクス』
・何を達成するのか『SMART』
第4章(ヒト系)「組閣」――中核となるチームをつくる
・仲間はどんなキャラなのか『ハーマンモデル』
・どんな役割が必要か『ベルビンロール』
・雨を降らせて、地を固める『タックマンモデル』

「実行」&「展開」
イントロダクション3.プロジェクトを成功に導く
・ステージ3のポイント
・Story-「森口くんの挑戦」
第5章(コト系)「実行」――プロジェクトを遂行する
・何を指針に進めていくか『PMBOK(R)9つの知識エリア』
・リスクをどう乗り切るのか『リスクアセスメント』
第6章(ヒト系)「展開」――変化を拡大・浸透させる
・人の心をどう動かすか『変革受容モデル』
・人の心にどう届けるか『コミュニケーション・フレームワーク』
・プロジェクトのドラマづくり『3つのボード』

あとがき
参考書籍(Amazonより)



フレームワークで人は動く 「変革のプロ」が使いこなす18の武器
清水久三子
朝日新聞出版 (2014-10-07)
売り上げランキング: 327,889




【抜粋】
●前提への3つの挑戦(p.51)

@必要性を疑う

A行動理由を疑う

B単独性を疑う


☆ロジカルシンキング(論理思考)だけじゃなく、ラテラルシンキング(水平思考)も重要。

ラテラルシンキングでは、前提を疑うことが出発点となる。

このフレームワークを使って、いま取り組んでいるタスクを分析してみたら、思いがけない結果になった。

頭の中ではいま取り組んでいるタスクAをしないといけないと思っていたのだが、

分析することによって、それよりも先に別のタスクB(やらないといけないとは思いながら、ずっと、止めているタスク)を先にやらないと全く意味がないことが分かった。

(Bをやった後じゃないと、200時間以上かかるAの作業がすべて無駄になってしまう)







【アクションプラン】
・ハーマンモデル診断をやってみた。

ハーマンモデル診断
https://chikaku-navi.com/harman/


・ベルビンロールの9つの役回りを集めて事業を行いたい。

ちなみに、私はA形づくる人(SH:Shaper)かも。

チャレンジ精神が旺盛で、精力的に障害に立ち向かっていく存在。
パターンを見つけたり、アイディアを統合することが得意。



【Amazonレビューより】






【この本が愛読書の有名人】





【評価】
評価:★★★☆☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
プロジェクトを立ち上げたときに思い通りに人が動いてくれないときとかに参考にしたらいいかも。


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2018年07月19日

ビジネスの世界で戦うのならファイナンスから始めなさい。

ビジネスの世界で戦うのならファイナンスから始めなさい
正田圭/著 (CCCメディアハウス) 2016年
1,600円+税


【動機】
昨年のGWに、イオンで「今、受講している科目」の本を速読でたくさん読んだことで、ファイナンスという科目の重要性に気付いた。



【所感】
ファイナンスについて本格的に勉強する前にまずこの本を読んだ方がよさそうだ。




【概要】
実際にビジネスで「使える」ファイナンスの技術をもっているのはごく一部の人だけ。いま、ビジネスの世界では事業家(=ファイナンス人材)が圧倒的に不足しているのです。M&Aの最前線で活躍する実務家が語る、数式なし、でも「本当に使える」ファイナンスとは。(「BOOK」データベースより)


ビジネスの世界で戦うのならファイナンスから始めなさい
正田 圭
CCCメディアハウス
売り上げランキング: 17,195






【抜粋】
●もし、企業のトップが事業家ではなく起業家を求めていたら、全員会社の外に出て行ってしまう話になってしまうので、全員が起業家になるのは、 (中略) 企業のトップとしては困ってしまうでしょう。

 では、「事業家としての能力」とは、具体的にはどんなものなのでしょうか?
 様々な意見が出てくると思いますが、私はずばり、「ファイナンス」を熟知し、その知識を駆使して事業を成長させていける力量が事業家としての力だと考えています。
 いやいや、起業家だってファイナンスをわかっていないと資金調達はどうするんだという声もあるかもしれませんが、起業家には、ファイナンスを駆使する力よりも、ファイナンスをわかっている人を仲間に引き入れる力の方が大切です。理念を打ち出し、それに対して必要な能力を持った仲間を集めていく。それが起業家に求められる力です。(p.27-28)

☆起業家――ファイナンスをわかっている人などを仲間にする力。

事業家――ファイナンスを駆使して事業を大きくしていく力。

起業家より、事業家の方が向いてると思うので、ファイナンスをマスターしよう。


ワンピースがウケる理由はこの辺かも。



●事業家のミッションは、事業を成長させていくことです。
 実際に事業を行う時のリスクは何か。それに伴うリターンは何かを考えて、どの事業をどのタイミングで立ち上げるのが最適化を綿密に計画し、時には大胆に実行していく。それが事業家に必要とされる能力になってきます。(p.28)

☆このスキルさえあれば、何をやってもうまくいく!



●ファイナンスという「思考の枠組み」を用いて実際の事業の現場で意思決定を行っていくこと、これがファイナンスを学ぶ意義なのです。(p.34)

☆「思考の枠組み」をさっさと学んで、あとは実戦で。



●ファイナンスとは、一言でいうと、「物の値段」を考えることです。 (中略)
 自分で考えた値段がほかのみんなが考えた値段よりも高ければ、お買い得のものを見つけたということになります。逆に、ほかの人が考えた値段が自分が考えた値段よりも高ければ、売り時なのかと考えてみる。これがファイナンスの考え方です。(p.36)

☆結局、物でも株でも会社でも安く買って高く売るというのが商売の基本だから、まずは物の値段を正確に知る必要がある。そのために役に立つのがファイナンスというわけだ。


●先述のソフトバンクアカデミアの話に戻りますが、社長室在籍で、実際にアカデミアのランキングで首位にいた方は「ファンドマネージャーの資質がない人は、ソフトバンクの後継者には100%なれない」と断言しています。(p.43)

☆孫さんはファイナンスの知識をどこで身に付けたんだろう? 自伝を読んで、子供の頃、どういう勉強をしてたか知りたい。




●バフェット氏による家電量販店買収のたとえ話を使って、もう少し実際のM&Aのプロセスを説明してみましょう。
 まず、バフェット氏が家電量販店の時価総額(500億円)に相当する、自身が代表を務めるバークシャー・ハサウェイの新規株式を発行します。そのタイミングで、彼は家電量販店の全株を500億円で買い、家電量販店側はバークシャー・ハサウェイの500億円分の株式を得て、株式交換によるM&Aを成立させるのです。
 この場合、家電量販店はバークシャー・ハサウェイの子会社になりますが、経営陣はそのまま家電量販店に残ることができます。
 こうなると、家電量販店の経営陣は自社の株価の動きを心配せずに、バークシャー・ハサウェイの子会社として家電量販店の経営に専念することができます。
 さらに、バークシャー・ハサウェイの業績がよければ、家電量販店側には500億円分の株の配当が入ってくることになるのです。

 こうしたケースが実際に起きれば、ウィンウィンの関係が築けます。バフェット氏はこうした手法で優良企業のM&Aを行い、傘下に入った企業に自分たちの得意な分野でビジネスをさせ、利益を上げています。
 これがバフェット氏の行っているM&Aの典型的なスタイルです。
 このスキームを滞りなく実行できているのは、バフェット氏自身が周囲から信用され、感謝されるに足る人格者であるからでしょう。
 実際、彼は自分が一度買った企業を売り出すことはなく、さらには元の経営者を追い出さないということで多くの人から評価されています。
 そうした彼の人格が、自分の会社のブランドとなり、さらなる信頼を勝ち取っていくことになるのです。(p.88-90)

☆ファイナンスを熟知していると、こういうやり方で資金を増やせる。



●事業再生案件を得意としてものすごく大きくなった会社に、日本電産という会社があります。この会社は「再建屋」というニックネームがつくほどで、なんと、日本電産の全体の売り上げの6割をM&Aで傘下に入れた子会社が稼ぎ出しているほどです。
 この日本電産の社長である永守重信氏の言葉に、「経営は数年でよくなるが、技術は10年かかる」というものがあります。永守氏はこの言葉のとおり、倒産しそうな会社であってもいい技術を持っていれば買収し、徹底した経費削減を行って黒字体質にしていくということを繰り返しています。
 その会社の技術が高いかどうかを判断する事業の目線と、事業再生が可能かどうかを見極めて割安なタイミングで買収するファイナンス力が、日本電産をここまで大きくした秘訣なのです。(p.136)

☆日本電産といえば、先日の平昌オリンピックで社員の高木菜那選手が金メダルを2つ取ったことでも話題になった。



●みなさんが事業家を目指す場合、そこに行きつくまでにはいくつかの道が存在します。
 代表的な道は、企業に就職し、部長や役員クラスまで上り詰めていくことです。「サラリーマン金太郎」や「島耕作」といった漫画にも描かれているような姿です。 また、それらの漫画のような “堅い” 企業ではなく、インターネット関係のベンチャー企業の経営にどんどん参画していくニケシュ・アローラ氏のような道も存在します。投資銀行やコンサル会社に入って事業会社に転職する道もあれば、投資銀行やコンサルでパートナーを目指すアンクル・サフ氏のような道もあります。
 あるいは、ファンドで働くという選択肢を取り、ファンドマネージャーとしてのキャリアを進めるのも事業家としての道のひとつです。(p.153)

☆事業家にはいくつかの道があるようだ。ニケシュ・アローラ氏やアンクル・サフ氏について調べてみたい。





【アクションプラン】
・MBAでファイナンスをざっと学び、あとはぶつかり稽古。(「MBAは長期間勉強するものではない」というのはこの本だっけ? 6/11にMBAの本を集めてるからそれより前)

・孫さんの本を読みたい。特に子供時代に何を勉強していたか。

・ニケシュ・アローラ氏やアンクル・サフ氏について調べてみる。




【Amazonレビューより】
・5つ星のうち5.0 実務レベルのファイナンス本 2016年12月15日
今まで仕事がらファイナンス関連の本を沢山読んできたのですが、ここまで実務を意識したファイナンス本というものにあまり出会ったことがありません。学術的に座学で数式を覚えただけでは何も成し得ることはなく、それよりも「ファイナンスをビジネスで活用するという実務的な考え方」に著者が重点を置いているのがとても良い。
今まではどの本を読んでも、ファイナンスというものは一体どのように実務で活かせるのか分からないまま読み終わってしまい、実際に実務に活かせないのが悩みでした。
著者が実務を通して学んで実際に実践してきた考え方というだけあって、実際に職場で成果を上げるためのイメージがわいてきました。経営者や経営幹部、経営企画に携わっている方には断然おすすめです。(大黒さん)





【この本が愛読書の有名人】





【評価】
評価:★★★★☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
ファイナンスについて本格的に勉強する前にまずこの本を読んだ方がよさそうだ。



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2018年05月28日

まんがで身につくファイナンス

まんがで身につくファイナンス
石野雄一、石野人衣/著 (ダイヤモンド社) 2017年
1,500円+税


【動機】
ファイナンスについて勉強しようと思い手に取った。
 


【所感】
当たり前のことを難しく言ってる気がする。

難しいと思っても、何度か読んでいると、なんだ当たり前のことじゃん!となる。



【概要】
著者累計15万部突破!
ファイナンス本のベストセラー著者が、今まででいちばんわかりやすく書きました!
知識ゼロからMBAの必修科目がわかっちゃう!

世界一わかりやすいファイナンス入門!

◎そもそもファイナンスって何なの?
◎利益とキャッシュの違いって?
◎今の100万円と3年後の100万円では、どちらの価値が高い?
◎割引率と期待収益率は同じもの?
◎WACCとは? NPVとは? IRRとは?
◎作れば作るほど利益は出るの?
◎ハイリスク・ハイリターンの本当の意味とは?

ファイナンスの基本と実践での活用のコツを、まんがでこれ以上ないほどわかりやすく解説した入門書の決定版!

【本書の内容】
はじめに
第1章 このままでは黒字倒産する!
第2章 企業価値経営へ舵を切れ
第3章 キャッシュをどう生み出すのか?(前篇)
第4章 キャッシュをどう生み出すのか?(後編)
第5章 戦いの始まり
第6章 攻めの投資の判断基準
第7章 負債をどこまで返済するか?

[著者] 石野雄一(いしの・ゆういち)

株式会社オントラック 代表取締役社長
ビジネス・ブレークスルー大学 非常勤講師

1991年3月上智大学理工学部卒業後、旧三菱銀行に入行し、9年間勤務した後退職。
2002年5月米国インディアナ大学ケリースクール・オブ・ビジネス(MBA課程)修了。
帰国後、日産自動車株式会社入社。財務部にてキャッシュマネジメント、リスクマネジメント業務を担当。2007年2月より旧ブーズ・アレン・ハミルトンにて企業戦略立案、実行支援等に携わる。2009年5月同社を退職後、コンサルティング会社である株式会社オントラックを設立、現在に至る。企業の投資判断基準、撤退ルールの策定支援コンサルティング、財務モデリングの構築、トレーニングを実施している。
著書に『道具としてのファイナンス』(日本実業出版社)、『ざっくり分かるファイナンス』(光文社新書)がある。

[作画]
石野人衣(いしの・とい)

漫画家。書籍や広告漫画を主に担当している。 主な実績は『マンガでわかる虚数・複素数』(オーム社)、『マンガでわかる! 孫子式戦略思考』(宝島社)など。(Amazonより)


まんがで身につくファイナンス
石野 雄一 石野 人衣
ダイヤモンド社
売り上げランキング: 24,974




【抜粋】
●税務署の本音は、「1年目から利益が出ないと税金が取れないじゃないか」ということです。(p.99)

☆減価償却って税務署が税金を取るためにやってたのか。



●資金の回収と支払いのタイムラグを埋めるためのキャッシュが運転資金です。(p.101)

☆なるほど、運転資金というのは、そういうことなのか。

だから運転資金が無くなると黒字倒産するのか。



●あなたがある企業に100万円を出資するとします。この企業のリスクから考えて、あなたは最低でも自分の出資したお金を1年後には110万円にして欲しいと考えるとしましょう(ことのとき、あなたの要求収益率は10%です)。
 ところが、あなたの意に反して、その企業経営者はあなたの要求(期待)に応えてくれる様子はありません。
 あなたは、その企業と同程度のリスクで、その企業以上の収益率を上げることの出来る企業を探し投資しようとするはずです。
 つまり、株を売り始めるということです。
 こうして、株主の要求収益率に経営者が応えられなかったとき、株価の下落という形で顕在化するのです。(p.218)

☆株は美人投票。

期待に応えてくれるまで気長に待つよ〜って思っても、みんながそう思わなければ、株価は下がってしまう。






【アクションプラン】




【Amazonレビューより】




【この本が愛読書の有名人】





【評価】
評価:★★☆☆☆
こんな人に、こんな時におすすめ:



 
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2018年05月04日

マンガで入門! 管理会計が面白いほどわかる本

マンガで入門! 管理会計が面白いほどわかる本
森岡寛/著 (ダイヤモンド社) 2016年
1,500円+税


【動機】
ファイナンスをマンガで学ぼう。



【所感】
簡単なことと難しいことがごちゃ混ぜな感じがした。

しかもそれらを同じレベルで説明している。


貢献利益というのは、あまり聞きなれない言葉だったのでもっと詳しく説明してほしかったが、

ネットで調べてみたら、「限界利益」のことだった。



貢献利益は、「限界利益」とも呼ばれ、企業の財務分析や管理会計で使われる指標で、売上高から変動費(材料費、人件費など)を控除したものをいいます。 (貢献利益とは|金融経済用語集 - iFinance-金融情報サイトより)





【概要】
数字で理解し、判断できるビジネスパーソンになろう! 売上とは? コストとは? 利益とは? 限界利益とは? 固定費・変動費の違いとは? 貢献利益とは? 赤字に見えて黒字の商品、黒字に見えて赤字の商品をどう見分けるか…。(「BOOK」データベースより)


マンガで入門! 管理会計が面白いほどわかる本
森岡 寛 紅乃 香菜
ダイヤモンド社
売り上げランキング: 45,478




【抜粋】
●「1年でしっかりとエリアマネジャーとして業績を改善させたら東京に戻してあげるわ」(p.21)

☆この本で一番ワクワクしたところ。事務の子を東京本社から大阪に左遷して難しい業務をやらせてお払い箱にしようと思ったら、突然ひょんなところからファイナンスを身に付けて、みるみる業績を改善して万年赤字の支店がトップになったよという話。

現実にこんなに簡単にいくかどうかわからないが、ファイナンスを武器にできればこんなことも可能となり、バラ色の人生が待っている。




【アクションプラン】
・今から1年間で業績を改善させることという任務を与えられたエリアマネジャーのつもりで仕事に取り組んでみよう。



【Amazonレビューより】
・5つ星のうち2.0 漫画の稚拙さが気になる 2016年11月20日
会計の入門書としての中身より、漫画の稚拙さが気になってしまい駄目でした。本作は苦手意識を持ちやすい会計を漫画で魅せるのがコンセプトのはずなのに、全く漫画に落とし込めていない。表現力が乏しく、セリフだけで話を進めており、まるで挿絵のように人物の顔が意味もなく描かれているだけの印象。登場人物たちには血が通ってないし、都合良すぎなストーリーにもゲンナリ。前作である、会社の数字が面白いほどわかる本は非常に判りやすく、人間味あって魅力的な人物など漫画の良さを最大限活かした作品であったのに、本作は残念でならない。(wishさん)





【この本が愛読書の有名人】





【評価】
評価:★★☆☆☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
特におすすめはしない。読む必要なし。


 
posted by macky at 23:00 | Comment(0) | 経営学 | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月06日

マンガでやさしくわかるファイナンス


マンガでやさしくわかるファイナンス
朝倉智也/著、山田みらい/作画 (日本能率協会マネジメントセンター) 2017年
1,500円+税


【動機】
『日経マネー 2016年7月号』 を読んで、ファイナンスを勉強したいと思った。



【所感】
前半は簡単すぎてサクッと読み飛ばせるが、後半はけっこう難しい。

ファイナンスの基本を他の本でもっと勉強してからまた読んでみたい。

マンガはイマイチよくわからなかった。登場人物がみんな同じに見える。構成もイマイチで、改善の余地あり。

(p118「安全運転でいかせてもらいますね☆」というそれほど重要とは思えないセリフが一番印象に残る大事なところに置かれていたり)




【概要】
未来のお金を考えるファイナンスの知識が、今、ビジネス、プライベートを含むさまざまな場面で求められるようになってきました。
本書では、MBAでファイナンスを学び、その後、20年以上にわたってファイナンスの実務に携わってきた著者が、ビジネスおよびプライベートの両面で使える、ファイナンス理論の基本をまとめます。
数式や会計の知識は一切不要。B/S、P/L、キャッシュフロー計算書のポイントのつかみ方から、ROE、割引率、正味現在価値、企業価値、資産運用の考え方といったファイナンスの基本がマンガで学べる1冊です。(Amazonより)

自動車部品の開発を行う小伝馬製作所は、取引先の不祥事に端を発するある事件をきっかけに、大きな危機の中にいた。経理を担当することになったばかりの主人公・渡辺めぐみ(28)を中心に、ファイナンスの知識を活かしながら、会社の立て直しをかけた自動運転システムの開発へと乗り出す――。企業価値を最大化するための必須知識・ファイナンス。財務3表の基本から、企業分析、投資判断、買収価値算出、プライベートにおけるファイナンスの活用まで、マンガと図解をとおして解説する。(「BOOK」データベースより)


マンガでやさしくわかるファイナンス
日本能率協会マネジメントセンター (2017-03-31)
売り上げランキング:

49,580





【抜粋】
●心配なのは、Cのように、固定資産の一部を流動負債でまかなわざるを得ない状態です。1年以内に期限を迎える流動負債の返済や支払いのために、固定資産を取り崩さなければならなくなる恐れがあります。(p.58)

☆「固定資産の一部を流動負債でカバーしている」、つまり、流動負債が流動資産でまかなえないときは、あまり好ましくない状態だと言える。



●「営業活動によるキャッシュフロー」は、企業の本業から上がるキャッシュを示します。プラスであれば利益が出ている状態、マイナスの場合は事業がうまくいっていない状態だと言えます。プラスが望ましいですが、成長期にある企業の場合、赤字でも問題ないと判断できるケースもあります。
 ふたつめの「投資活動によるキャッシュフロー」は、企業が設備や有価証券等に投資したり売却したりした際のキャッシュの流れを示します。一般には、積極的に投資をしてマイナスになっているのが、企業のあるべき姿だと考えていいでしょう。プラスの場合、資産を売却して現金化を進めているということですから、手元の現預金が不足ぎみではないかと予想できます。
 3つめは「財務活動によるキャッシュフロー」です。借入れや株式の発行による資金調達でプラスに、配当の支払いや自己株式の取得などの株主還元や借入金の返済、社債の償還などを行った場合はマイナスになります。
 原則として、株主還元に積極的でマイナスになっていることが望ましいと言えますが、成長著しい企業は資金調達により投資を行っているケースも多く、この場合はプラスになります。(p.63-64)

☆3つのキャッシュフローで会社のタイプを推測することができる。
+-- →健全型
+-+ →積極型
+++ →安定型
++- →改善型
--+ →勝負型
-+- →リストラ型
--- →大幅見直し型
-++ →救済型



●「ベースとなる国債の金利」は一般に、リスクがない投資案件の期待利回りという意味で「リスクフリーレート」と呼ばれます。実務上、リスクフリーレートとしてよく使われるのは新発10年国債利回りです。この金利の動向は、ビジネスパーソンであれば必ずウォッチしておきたいところです。(p.153)

☆今日の終値を調べてみたら、0.04%だった。
限りなく0に近いと言える。

新発10年国債利回り  ( 2018年 04月 05日  終値: 0.040% )

参考:
長期金利推移グラフ
http://www.bb.jbts.co.jp/marketdata/marketdata01.html

過去10年で見ると、2008年の1.5%付近から2016年の0%までほぼ一直線である。

この国債がリスク0なので、投資をする人は国債よりも高いリターンを得られなければメリットがないと言える。



●加重平均(全体に占める割合を反映させて平均値を求める方法)により求めた資本コストを「WACC(Weighted Average Cost of Capital)」あるいは加重平均資本コストと呼びます。(p.157)

☆お金を出す人が期待するリターン=資本コスト(WACC)



●157ページで出てきた「有利子負債の節税効果」をわかりやすく言うと、「お金を借りて利息を支払うと、払った利息の分だけ課税される利益が小さくなるため、節税効果が出る」ということです。(p.159)

☆利息を払った分だけ、課税対象が小さくなり、税金が安くなる。
株主資本コストより負債コストの方が小さいので、有利子負債を増やして財務レバレッジを効かせれば資本コストを下げることができる。資本コストの低下は、そのまま企業価値の向上につながるので、経営者は株主資本よりも銀行からの借り入れを好む。

税金を安くするために銀行からお金を借りて金利を支払う。
借りたお金でますます事業を大きくする。
そしたらますます税金が高くなるから、さらにお金を借りて金利を支払う。
するとますます規模が拡大する。好循環。
無借金経営っていいことのように言われるけど、いざ赤字の時に出ていくお金が少なくなるからかも。
利益が出てるときは銀行から借りたほうがいいのか。



●投資判断を下すなら、望ましいのは「正味現在価値(NPV)」を計算する方法です。
NPV(Net Present Value)とは、「将来のキャッシュフローの現在価値」から「初期投資額」を差し引いたもののことです。
 NPVがプラスであれば、その投資プロジェクトは実行してもよいと判断できますし、マイナスであれば企業価値を小さくすることになりますから、そのプロジェクトは実行すべきではないと判断できます。(p.166)

☆「将来のキャッシュフローの現在価値」を算出するのがちょっと大変だけど、それさえ出れば、あとは初期投資額を引くだけでNPVが出るので投資判断は容易。
ポイントは、今まですでに投資していた分(サンクコスト)を考慮しないこと。



【アクションプラン】
・ファイナンスについてもっと勉強してみたい。




【Amazonレビューより】
・5つ星のうち3.0 株の知識もつく (2018年3月21日)
株を始めたばかりの初心者の人は一読しておいていいかも。
初心者向けと思われる内容ですが、後半の三章はしっかりと数式で解説されていて若干難しい内容です。
NPVとIRRの解説は難しく、理解するには本だけでは難しいかも。
人的資本や金融資産、賃貸と持ち家についても、若干解説が急ぎ足で、他の書籍で補足が必要ですね。
PERとPBRの解説は分かり易かった。
この辺読むだけでも株の参考になるかも。
財務3表をざっと見る方法も分かります。あくまでざっと。です。
割引率の話、納得。
投資先を選ぶときに、その企業がどれくらいの利益を上げるかではなく、いつまでにどれくらいの利益を上げられるかが重要だということが分かりました。
漫画は山あり谷ありの起承転結があった。
漫画が導入になって解説に行く流れは面白い造りになってました。(unionさん)





【この本が愛読書の有名人】





【評価】
評価:★★★☆☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
マンガがイマイチなので、本棚に残そうとは思わないけど、手っ取り早くファイナンスについての概要を知るにはいいかも。

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