2015年06月25日

なぜ、人は「餃子の王将」の行列に並ぶのか?

なぜ、人は「餃子の王将」の行列に並ぶのか? (プレジデントムック)
野地 秩嘉
プレジデント社
売り上げランキング: 300,747


なぜ、人は「餃子の王将」の行列に並ぶのか?
野地秩嘉/著 (プレジデント社) 2010年
952円+税



【概要】
「餃子の王将」初の書籍化! 6年連続最高益更新のナゾを解く!
『キャンティ物語』 『サービスの達人』 などのベストセラーで知られるノンフィクション作家、野地秩嘉とプレジデント編集部が、「30カ月連続 既存店全店黒字」という同社の好調の秘密を「初めて」解き明かした異色ビジネス書。

●店ごとに名物メニューがすべて違う
●カット野菜は使わず、店でキャベツを切る
●損覚悟で「割引チケット」を配りまくる
●赤字でもボーナスを年3回出す
●「皿洗い」をすれば定食をタダにする
●店長の「数字力」がダントツに高い
●ライバルより営業利益率が高い

と、いうように王将は「会計」の視点で見ると実に「学ぶべき点」が多い。
また、店長と店員たちの絆が強く、それが経営を支えている。よって「人材育成」という意味でも事例の宝庫といえる。
こうした「人づくり」の秘密について、大東隆行社長のロングインタビューや成績好調店舗ルポ(仙台、横浜ほか)などを通して知ることができる。
さらに、「王将」は、関西地区では“ソウルフード"として根強い人気を誇り、これが全国に広まりつつあり、さらなる行列を生み出している。
こうした王将の魅力を5人の「王将文化人」の取材によって浮き彫りにした。
日本画家で京都造形芸術大学学長の千住博氏、人気芸人のケンドーコバヤシ、ブラックマヨネーズ、グラビアアイドルの山崎真実、
そしてグルメ雑誌 『dancyu』 町田編集長が「どこがスゴイのか」を分析。他のビジネス書とは完全に一線を画す内容になっている。
加えて、付録としてデフレ不況でもバカ儲けしている経営者(ツタヤ、ポイント、ココイチ)などのトップインタビュー、さらに「名物メニューマップ」「王将料理 『人気ベスト10』」なども掲載。
まさに「楽しくて役に立つギョーザ経済学」に仕上がっている。(Amazonより)



【動機】
「餃子の王将」の魅力に迫りたい。



【所感】
ブラックマヨネーズのインタビューが載っていたが、「え、そこまで?」と思わず唸った。





【抜粋】
●ファミリーレストラン、居酒屋など外食産業の経営に造詣の深い公認会計士、柴山政行氏はそうした「チェーンらしくないところが消費者にウケている」と考える。(p.20)

☆柴山政行 『「餃子の王将」決算書で、儲けのポイントがサクッとわかる』 も読んでみたい。



●一般に、ひとりの新規客を獲得する営業コストは既存客を呼ぶよりも5倍のコストがかかるといわれています。 『一対五の法則』 です。また、5%の既存顧客が流出してしまうと、店の粗利は25%落ちるともいわれる。これが 『五対二五の法則』。(p.29)

☆今流行りのランチパスポートとかは新規客を呼び込むのに成功している。消費税増税に便乗して15%上げた店(これくらい値上げしてる店が多かった)は既存客が5%流出(実際はもっと流出してるかもしれないが)して、店の粗利が25%も落ちるのか。値上げしたことでかえって経営が苦しくなっているのかもしれない。



●記録にあたって、気をつけるべきなのが、支出の費目をなるべく細かく分類すること。(p.32)

☆家計簿を作る上でも参考になる。分析しやすくするのが目的。




●それより三年前、加藤は京都御所の近くに、居抜きで買った中華料理店「王将」をオープンしたものの、経営がうまくいかず、すぐに閉店せざるをえなかった。(p.42)

☆1号店って京都御所の近くだったのか。

餃子の王将社長射殺事件』 を読んで、伏見かと思っていた。立命館中・高校ってもともとは御所の前にあったのか。

ちなみに、立命館中・高校は昨年から長岡京市へ移転した。伏見の校舎には 『スクール☆ウォーズ』 で有名な伏見工業高校が移転してくる予定だという。




吉田 大阪には二週間に一回とか、三週間に二回ぐらい帰るんですけど、あんまり腹が減ってなくても、いましか餃子の王将を食べられないと思って、必ず食べてますね。(p.50)

☆ブラマヨの吉田さんらしいリップサービス。

1年に1回とかならわかるけど、10日〜15日に一回って・・・(笑)
ついこの間食べたばかりやん!ってなるわ。




吉田 中国にロケで行って餃子を食っても、餃子の王将のほうがうまかったりする。もし餃子の王将が中国に進出しようとしたら、中国は国を挙げて阻止すると思います。(p.53)

☆うわっ、王将の大東社長が殺害された理由はこれかもしれない。



【アクションプラン】
・柴山政行 『「餃子の王将」決算書で、儲けのポイントがサクッとわかる』 を読む。

・支出の費目をもっと細かく分類してみる。




【評価】
評価:★★★☆☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
王将が好きな人に。王将って何?って人も。

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2015年03月21日

禁断のセールスコピーライティング

禁断のセールスコピーライティング
神田昌典
フォレスト出版
売り上げランキング: 1,864


禁断のセールスコピーライティング
神田昌典/著 (フォレスト出版) 2014年
1,600円+税



【概要】
●焼け野原になっても、翌日から紙とペンだけで立ち上がれる!
あの伝説の集団、顧客獲得実践会の会員たちが実践した
究極のセールスライティングのテクニックが、
ついに暴露されることに。

一度やったら止められない、 文章ひとつで会社が儲かる禁断のテクニックは、
2万人以上、4000社をウハウハにし、
まさに時代を切り拓いた。

その手法は、SNS全盛の今も、
実は変わらず使えるものばかり。
紙とペンさえあれば、どんな状況に陥っても食べていけるのだ。

本書では、禁断の法則から
DM、セールスレター、実際のセールス手法まで、
著者と会員が売ることにかけて、
血が噴き出るようなバトルが展開されている。

・あの「PASONA法則」成功レター
・実践会が行っていた6つの基礎
・反応率を高める5つの法則
・無料でお客に仕事をしてもらう方法
・DMで反応を得る必殺の公式
・独立後90日で軌道に乗せる方法
・「買うお客」を見きわめる技術
・10分で信頼関係を築く方法
・神田が書いた実際のレター

など、満載の事例とともに技の数々を解説していく。

この本を読めば、書き込みや付箋を付けずにはいられなくなる。
それほどビジネスヒントが、そこかしこに散りばめられている。
前作 『不変のマーケティング』 がお客の頭の中を考えるなら、
この本は、それを文章に落とし込む作業を実践的に学べるもの。
まさに「永久実践版! 」だ。

●著者の人生を救ったセールスコピーライティング
元役人の著者が、外資系企業の立ち上げを行い、
「3カ月で売上が立てられなければ、クビ」
という状況の中、出会った世界。

それが「セールスコピーライティング」だった。

その後の著者の快進撃は語るに及ばない。
コンサルタントとして、まったく新しい世界を提供し、
実際に多くの経営者に稼いでもらった実績……。

そんな著者が最も伝えたかったものが、
「ペンの力=ライティング」だった。

「はじめに言葉ありき。
その本当の意味を知りたければ、躊躇せず、
本書をめくり、実践せよ。

どんな文章でもいい。
仕事で使う、身近な一文から変えるのだ。
それは、あなたの人生を永遠に豊かにする扉を開く鍵になるだろう。

今は、大げさに聞こえるかもしれない。だが、これから十数年が経った時
……未来のあなたは、本当のことに気づくだろう。
この本に書かれている文字は、世界を変える魔法であったことを」
これはビジネスで世界を変えたい人だけが、
その扉を開けられる「禁断の鍵」なのだ。(Amazonより)


1998年〜2004年の間に毎月発行された、顧客獲得実践会(のちにダントツ企業実践会)向けの全ニュースレターの中から、著者・編集部により厳選したトピック、事例を掲載している。




【動機】
インターネットで他の広告動画をたまたま見てて「セールスコピーライティング」に興味を持った。


【所感】
このスキルを身に付ければ、焼け野原になっても、翌日から紙とペンだけで立ち上がれるというのがおもしろい。


広告の6つのルールが為になった。

その1 反応は配布部数で予測してはならない。1資料請求コストで予測する。

その2 シミュレーションをする前に、広告を出してはならない。

その3 サンプルは、使わせて初めて購買に結び付く。

その4 無意識レベルでは、肯定で終わる文章と、否定形で終わる文章を区別できない。

その5 抑え切れない欲求(ウォンツ)もしくは差し迫った必要性(ニーズ)がなければ、商品は売れない。

その6 圧倒的な証拠がなければ、お客はあなたの言うことを信用しない。(お客様の声を利用する)


読んでいるとどんどんアイディアが沸いてくる。




【抜粋】
●この手紙のポイントは、ひと言で言って、行動しないことのデメリットを徹底的に打ち出したことである。(p.44)

☆行動しないことのデメリットを挙げる。
さらに、何を相談すればいいかわからないという人にこそ利用してくださいと迫る。


●サンプルをどのように使わせるのかといえば、もっとも効果的なのは実況中継である。 (中略)
「まずは匂いをかいでみてください。酢のような匂いを想像されている方は、きっと軽い驚きがあるでしょう。次に思い切って、口に含んでみます。」(p.54)

☆たしかに、このように書いてあると、実際に試してみたくなるものだ。


●人間は無意識レベルでは、否定形と肯定形を区別できない。つまり、(「決してお怒りにならないでください」というのは)「怒ってください」ということと同じなのである。(p.55)

☆広告を見ているとけっこうこのミスを犯している人は多い。


●“謙虚な”日本人にとっては、自分の長所を強くアピールするのは、けっこう難しいことかもしれない。(p.61)

☆私を含めて多くの日本人が苦手とするところである。
上手にアピールできるようになれば、様々なところで役に立つ。

誇張でもいいから自分を表現していると、今度は、表現している自分が本物になってくるというところもおもしろい。


●多くの会社は、一度売ると安心する。しかし、違うのだ。売ったあとに、すぐ売らなければならない。妥協してはいけない。とにかくお勧めするのである。なぜなら、買う人は、“買うものを探している” からである。そして買えば買うほど、顧客満足が増えるからだ。(p.108)

☆買えば買うほど、顧客満足が増えるというのもおもしろい。
実際買い物をするとついでにどんどん買いたくなる気持ちはわかる。

1個買ってもらうのは大変だが、1個買ってもらったら2個、3個と買ってもらうのは1個買ってもらうのより簡単だ(しかも喜ばれる)と知っておくだけでも心強い。


●まずは、オファーが明確だよね。「《○温泉外来入浴券》 を無料贈呈!」。もしこのオファーに価値がないものであれば問題だけど、開封率の高さから考えて、地元では価値が感じられるものであると思います。(p.126)

オファー:「申し出」という意味だが、ここではマーケティングにおける「特典」、要するに「おまけ」のこと。

☆オファーって「おまけ」のことだったのか。


●さて、この事例から分かるように、(マーケティング)意識が行き届いていない市場に、マーケティング発想を持ち込むと、大金持ちになれる。(p.135)

☆こういう発想はすごい。ダメな業界だからこそチャンスという。


●ポイント10 購買金額を上げるための「限定」の活用
「ただし、お一人様最高6本まで……」
 と限定している。こうすると、しっかり6本買う人が増える。平均購入単価を引き上げるための、効果的テクニック。(p.154)

☆たしかに、「2本まで」と書いてあると、2本買ってしまうことが多い。
でもこれは消耗品の場合なので、2つ買っても意味が無さそうなものは使えない。



●資料請求をしてきたお客が100人いたとすれば、少なくても2、3人は、迷いなしに買うお客である。通常は、そんなお客が5人ぐらいいる。
 営業マンが失敗するのは、その5人を見分けることができず、残りの95人と無意味なダンスを踊り続けるからである。(p.218)

☆なかなか買ってくれない人に何とかして買わせるのがいい営業マンなのではなくて、何もしなくても買ってくれる5%のお客をうまく見きわめられる人がいい営業マンということ。


●それじゃ、残りの95人は買わないのか、ということだが……。
 もちろん買うのだ。
 きちんとニュースレター等でフォローしていけば、最低15〜20人は最終的に成約できるだろう。
 しかし、“今” 買うのではない。“将来” 買うのである。
 将来買う客を、今、説得したらどうなるか……。
 逃げてしまうのである。
 だから説得はご法度なのだ。(p.219)

☆営業マンの仕事は説得ではない。見きわめること。まずは可能性の低いお客の見きわめ方を知ることから始めよう。


●「購入されたいですか?」と聞いたとき、当然、多くのお客は「いいえ」と言う。しかし、「いいえ」という答えをもらうことは、それだけ早く5人の、今すぐ客にたどり着けることになるわけだ。 (中略)
 お客を説得しようとして断られたときには、営業マンの自尊心が傷つく。だからストレスになる。
 しかし、この殿様セールス法では、お客から「いいえ」の返事をもらうように努力すると、このお客は自分の商品を買うのにふさわしいお客かどうかを判断する。ふさわしくない場合には、ばっさりと切る。すると何のストレスもない。(p.222-223)

☆営業マンの仕事は説得ではなく見きわめること。だから断られても、うまく見きわめただけとなる。


●実は、マーケティングとセールスというのは、まったく異なる概念。
 マーケティングとセールスというのは、ほぼ正反対の動きをする。

 マーケティングは見込み客を集める。
 セールスは、「今すぐ客」を見きわめる。

 マーケティングはお客を育てる。
 セールスはお客を刈り取る。

 マーケティングは会社全体でやるべきこと。
 セールスは営業マン個人がやるべきこと。

 マーケティングは買う気にさせる。
 セールスは買って後悔しないか確認する。(p.229)

☆こうして並べるとわかりやすい。


●信頼関係を短時間に築くには……。
 見込み客の7歳以前の話をする。 (中略)
 見込み客が、7歳以前に両親との葛藤があり、その葛藤が現在まで怒りという形で続いている場合は、取引をしてはいけない。なぜなら、その怒りが取引先である自分に向けられる可能性が高いからである。(p.233)

☆この方法もすごい。この方法はジャック・ワースというアメリカ人が発見したそうだ。
要する時間は10分から15分。機会があれば試してみたい。



【アクションプラン】
・『不変のマーケティング』 も読んでみたい。
(ただし、『あなたの会社が90日で儲かる!―感情マーケティングでお客をつかむ』 の再編集という情報も)

・ジャック・ワースの方法(7歳以前の話をする)を試してみたい。



【評価】
評価:★★★★☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
焼け野原になっても、翌日から紙とペンだけで立ち上がりたいという人に。



【結論】
世の中は頭を使った者だけが前に進めるように設計されている。

売りたいなら体よりも頭を使おう。

文章は情報を伝えるものではなく、気持ちを伝えるもの。

 
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2014年12月04日

マネジメント[エッセンシャル版] - 基本と原則

マネジメント[エッセンシャル版] - 基本と原則
ピーター・F・ドラッカー
ダイヤモンド社
売り上げランキング: 329


マネジメント[エッセンシャル版] - 基本と原則
ピーター・F・ドラッカー/著 (ダイヤモンド社) 2001年 (原著は1973年)
2,000円+税



【概要】
ドラッカーが自らのマネジメント論を体系化した大著 『マネジメント――課題、責任、実践』 のエッセンスを、初心者向けに一冊にまとめた本格的入門書。本書は、マネジメントの仕事とは実践であり、成果を出すことであると明確に規定する。そして、そのためにマネジメントが果たすべき使命と役割、取り組むべき仕事、さらには中長期的に考えるべき戦略について、具体的に解説する。組織で働く人に、新しい目的意識と勇気を与える書。(Amazonより)

「変化」のときこそ、「基本」を確認しなければならない! ドラッカー経営学の集大成を一冊に凝縮。自らの指針とすべき役割・責任・行動を示し、新しい目的意識と使命感を与える書。(「BOOK」データベースより)

ドラッカー経営学の集大成を凝縮。指針とすべき役割・責任・行動を示し、新しい目的意識と使命感を与える書。1975年刊「抄訳マネジメント」を改訂改題して新たに論文を加えたエッセンシャル版。(「MARC」データベースより)




【動機】
マネジメントの教科書として。

ざっと目を通したことはあったが、 『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』 (もしドラ)を読んでさらに興味を持ったので通して読んでみた。

寝る前に1トピックずつ読んでいった。

もともと読もうと思ったきっかけは、ユニクロ柳井さんの愛読書がドラッカーだと知って。




【所感】
読んでいるうちに、 『もしドラ』 ではこの部分のことを言っていたのだなとわかって楽しい。

『もしドラ』 では主人公のみなみが迷ったときにはこの本に立ち返っていたけど、そこまで使いこなせたら人生楽しいかも。




【抜粋】
●企業の目的は、顧客の創造である。したがって、企業は二つの、そして二つだけの基本的な機能を持つ。それがマーケティングとイノベーションである。マーケティングとイノベーションだけが成果をもたらす。(p.16)

☆顧客を創造する。マーケティングとイノベーション。


●「われわれは何を売りたいか」ではなく、「顧客は何を買いたいか」を問う。・・・(中略)・・・マーケティングの理想は、販売を不要にすることである。(p.17)

☆顧客が欲しいものを売っているのだから押し売りする必要がない。



●企業の第二の機能は、イノベーションすなわち新しい満足を生みだすことである。・・・(中略)・・・既存の製品の新しい用途を見つけることもイノベーションである。(p.18)

☆イノベーションは技術革新のことだと思っていたが、捉え方が変わった。



●目標を検討するのは、知識を得るためではなく行動するためである。その狙いは、組織のエネルギーと資源を正しい成果に集中することである。・・・(中略)・・・目標は、実行に移さなければ目標ではない。夢に過ぎない。(p.36)

☆目標を立てるのは行動するため、集中するため。目標と夢の違いは、行動するかしないか。



●経済活動の本質とは、リスクを冒すことである。・・・(中略)・・・戦略計画に成功するということは、より大きなリスクを負担できるようにすることである。(p.39)

☆リスクを避けていては何も進まない。





【アクションプラン】
・何度も繰り返し読んでみよう。




【評価】
評価:★★★★☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
ドラッカーのマネジメントに興味のある人に。
もしドラ』 を読んだ人に。

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2014年12月03日

ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する―絶対に失敗しないビジネス経営哲学

ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する―絶対に失敗しないビジネス経営哲学 (幻冬舎新書)

ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する―絶対に失敗しないビジネス経営哲学
島田紳助/著 (幻冬舎新書) 2007年


【概要】
副題は、「絶対に失敗しないビジネス経営哲学」

【動機】
古本屋でよく見かけていたが、タイトルがちょっと怪しいのでなんとなく後回しにしていた本。
中島孝志氏が 『キラー・リーディング』 で薦めていたので手に取った。


【所感】
成功している人のやり方を分析したりするのは面倒だと思うけど、紳助はそれが楽しいことだと感じているようだ。こういうところが成功の秘訣なのかもしれない。なんであの人は成功してるのだろうと思ったら徹底的にリサーチしてみる。リサーチの仕方が分からなければリサーチ方法を学ぶ。



【抜粋】
●どんな商売でも一緒だと思うのだけれど、結局のところ、人に何かを買ってもらうということは、人の心を動かすということだ。
 そして僕は、この「人の心を動かす」ということが大好きなのだ。誰かが喜んだり笑ったりする顔を思い描けば、アイデアはいくらでも沸いてくる。(p.9)

☆なるほど、ビジネスで大儲けしたいというよりも、人を喜ばせたい、どうすれば人を喜ばせることができるかって考える方が楽しい。それがまた成功に繋がる。


●ビジネスで成功している人は、概ね変な人が多い。いや、これは悪い意味ではなくて、良い意味で、極めつきの変わり者が少なくない。
 僕の知り合いでもビジネスで成功している人は、戦国の世に生まれていたら、ひとかどの武将になっていただろうなと思わせるような人物がゴロゴロいる。(p.23)

☆これを知っていれば、人から変わっていると言われたら褒め言葉としか思えないだろう。



●業界の常識には、理屈の通っているものもある。そういうものまで、否定しているわけではないのだ。(p.25)

☆最初から常識はずれを狙うわけではない。不合理な、理屈に合わないものが、常識だからということでまかり通っているものにこそビジネスチャンスはある。


●遊びだからこそ、真剣に真面目にやらなきゃいけない。成功させなきゃ、面白くもなんともない。つまり、遊びにはならないのだ。(p.28-29)

☆紳助の友人の不動産屋の話。自分のやりたい店を1つのビルにおもちゃ箱のように集めて遊びで経営している。本業の儲けに比べれば利益は微々たる物だが、遊びだからこそ人に任せずに楽しんで真剣にやっている。それがまたかっこいい。


●自分が駆け出しの20代の頃、密かにノートにつけていた将来の目標は、ことごとく達成してしまった。
 それも自分が夢見ていたより、ずっと速いスピードで。(p.61)

☆20代の頃から既に目標が明確にあり、それに向かってたゆまぬ努力を続けてたのだから成功するのも必然だろう。現在の夢や目標をノートに書き出しておいて、あとでどのくらい達成できたか見るのも楽しそう。

四年ほど前に目標や実現したいことを14個ほど書き出してみたが、2個くらいしか達成してなかった。もっと頑張ろう。


●同じようなラーメンを5年も10年もちんたら作り続けているプロより、何ヶ月間か必死で努力した素人の方がよっぽど美味しいラーメンを作れるということだ。(p.69)

☆ドキッとした。現状をなかなか打破できないときは、初心に帰って必死でやることも必要だろう。



●彼の基本給は15万円、それから歩合として、喫茶店の純利益の半分があいつの収入ということにしてあった。
・・・(中略)・・・
 あの喫茶店は、土地を前からあった建物ごと買った。購入資金と開店資金と合わせて4000万円くらい。いくら流行っているとはいえ、石垣島北端の喫茶店だ。僕にとっての儲けはほとんどない。(p.100-101)

☆石垣島にオープンした喫茶店「TOMURU」の話。弟子に経営を任せているらしい。


●鮨屋をしたいから、職人を探すという考え方は、間違いの元なのだ。
 あなたがこいつを男にしたいと思うような人に出会って、たまたまその人間が鮨職人だったから、鮨屋をやろうという話なら賛成できる。(p.121)

☆要するに、裏切られても仕方がないと思えるくらい好きな人や応援したい人と一緒にビジネスをやれということ。たしかに、裏切られるんじゃないかとビクビクしてたり、監視しないといけないようだと楽しくないよね。


●20代のある時期は、一所懸命に土地を見て回っていた。買う金などどこにもないのだけれど、いつかもっと稼げるようになったら、このビルが買いたいとか、こんな場所に住んでみたいとか言いながら、暇さえあれば土地めぐりをしていたのだ。(p.153)

☆おもしろいなぁ。お金が無いときから土地を見て回るというのがやっぱり普通の人と違う。そうやって欲しいという気持ちを強くしていくことで本当に手に入りやすくなるのだろう。


●劇場に通って先輩たちの漫才をすべてノートに書き出し、何が面白くて何が面白くないかを執拗に分析し、笑いのパターンを発見し、自分の漫才を作っていたあの頃よりも強い気持ちで何かをしたことはない。(p.156)

☆これはお笑いだけじゃなく、全てのことに言える。まず始めに徹底的なリサーチ、分析をやらなければならない。


●自分はビジネスが好きだと思っていたけれど、本当はそうではなくて、若かったあの頃に戻りたいだけなのだ。
・・・(中略)・・・
 だけどもっと正確に自分の気持ちを分析すれば、それはゼロからスタートして成功を手にしたあの喜びを、また体験したかったということなのだ。
・・・(中略)・・・
 真っ白なカンヴァスに、最初の一筆をおろす緊張と喜びはもう二度と味わえないのだ。(p.154-157)

☆それを再び味わうために、プロデュースしているのだろう。冒険者にはなれないけど、誰かを冒険の扉の前に立たせ、その背中を押してやることはできるということだ。


●やろうと決めたらまずスタートすることだ。
 ただし、実際の行動に移すのはまだ先だ。スタートしたら、まず徹底的にリサーチをする。どうすれば成功するか、成功するには何が必要かを考えるのだ。
 こうすれば成功するとはっきり確信がもてたら、そこで初めて開業の準備に入る。(p.160)

☆これが成功のカギだろう。行動に移さないのもダメだし、何も考えずに行動してしまうのもダメだ。徹底的なリサーチ、そして実行に移す勇気。


【アクションプラン】
・成功したいと思っている事業について徹底的にリサーチ、分析したい。


【評価】
評価:★★★☆☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
タイトルで損をしていると思われる本。
島田紳助の言葉に心を動かされる人には特にオススメ。

 
(120810 読了)
posted by macky at 22:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | 経営学 | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月23日

週刊東洋経済 2011.7.9 「ニュースがわかる経営学」

週刊 東洋経済 2011年 7/9号 [雑誌]

週刊 東洋経済 2011年 7/9号 [雑誌]
(東洋経済新報社) 2011年


【概要】
特集記事は、「ニュースがわかる経営学」

【動機】
経営学を学ぶための導入になるかと思い、手に取った。

【所感】
40ページに渡って、経営学に関するトピックを集めている。
40〜41ページの図で経営学の全貌が押さえられる。
経営戦略、マーケティング、アカウンティング、人・組織といった分野は多くのMBAコースで共通する。
これらにビジネス思考(ゲーム理論や交渉力など)、生産管理、ITなどの科目を加えることがある。


【抜粋】
●新幹線の移動時間が航空のそれの2.5倍以内になると、需要が新幹線にシフトするといわれている。(p.54)

☆飛行機は乗ってる時間は短いけど、搭乗手続きがかなり面倒だし、飛行場までは遠いし、しかも頻繁には出てないから新幹線の移動時間が2.5倍以内だとキビしい。


●辻本が創業したゲームソフト開発大手のカプコンは、1983年の創業から、今年で28年目。売上高1000億円に手が届くところまで来た。だが、「(売上高を)今の倍にしたいとかは、全然思わない」。それよりも、とにかくキャッシュを蓄えたい。業績が低迷した7年前から450億円改善し、前期末のネットキャッシュは270億円。これをまずは1000億円にしたい。そうなるまでは夜も眠れない。(p.98)

☆キャッシュフロー経営に興味を持った。


【アクションプラン】
・『金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント』 を読んでみたい。


【評価】
評価:★★★☆☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
経営学をちょっと学んでみようかという人に。


(120523 読了)
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2012年04月03日

コピー用紙の裏は使うな!

コピー用紙の裏は使うな!―コスト削減の真実 (朝日新書 37)

コピー用紙の裏は使うな!
村井哲之/著(朝日新聞社) 2007年


【概要】
タイトルから、「コスト削減することで余計にコストがかかっている。それだったら最初からコスト削減なんかするな!」という感じの本かと思っていたが、コスト削減するのはよくないと言っているのではなく、正しいやりかたでコスト削減をしろという本である。副題は「コスト削減の真実」


【動機】
「コピー用紙の裏を使うな」というキャッチコピーを今まで何度も目にして、しかも頭に残りやすいので、コピー用紙の裏を使うたびに罪悪感を感じてしまう。なぜコピー用紙の裏を使ってはいけないのか? ミスプリントは全て捨てた方がいいのか? 

このタイトルを本屋で発見して以来、コピー用紙の裏を使うたびに
「使っちゃいけないのかな?」とずっと気になっていたので。


【所感】
私はミスコピーをしたらその裏面をメモ用紙にしている。
B5だとB7やB8に。
A4だとA6、A7、A8くらいに。

いつもメモ用紙として使ってるので、このセンセーショナルなタイトルは気になっていた。
何かまずいのか? そう思いながら発売から5年が過ぎ、ようやく手に取った。

そして表題に対する答えと思われる部分(16〜18ページ)を読んで愕然とした。
あまりにしょうもないことが書かれてあったからだ。

まずミスコピーを再びコピー機に入れて使うという発想がなかった。
そしてそれに対するデメリットをいくつか挙げているが、
そんなの当然だと突っ込むのもバカらしいくらい。


私に当てはまるものといえば、
7番目の「使われなくなった裏紙をメモ用紙に作り変える作業時間」くらいか。
でもそんなのはわざわざ本に書くほどのことでもない(笑)


【抜粋】
●欧米なら総務は総合業務部門の位置づけであり、営業部門はもちろんのこと情報システム部門までを含めての業務統括セクションです。まさにゼネラルセクションという意味での総務です。組織全体の効率的な運営のための存在です。一方、日本の総務は出発点が庶務であり、何でも屋です。
・・・・・・(中略)
ある経営者は、こう語っていました。「総務部長は、『できない理由』しか言わないので、当社のコスト削減プロジェクトでは当初からあえてはずしました」
まず、コスト削減は総務の仕事ではない、と認識することから始めます。(p.66-67)

☆この本を読んで唯一目からうろこが落ちたのがこの部分である。日本と欧米では総務の役割が大きく違うのか。気になってちょっとネットで調べてみたら、アメリカの企業には総務部門はほとんど無いらしい。。。えっ?!


●日々の業務をこなしながら、プラスアルファで「コストのこともやっておいてくれよ」では、現場はなかなか動き出しません。「あいつなら手が空いているだろう」「あの部署なら余裕があるだろう」と目星をつけてやらせるなんて、もってのほかです。確かにデータ収集のために掛ける時間も人も「コスト」とはいえないことはありません。しかし、やれば確実にノーリスクで大きな成果が出るのです。(p.70)

●「コスト削減はデータの収集に始まり、データの収集に終わる」と言っても過言ではありません。(中略)データの収集は決して、比較的手が空いている部署や社員に任せてはいけません。データの収集の手間と時間も間違いなくコストです。ならば、担当者には手際よく短時間でその業務の遂行ができる部署であり、人材を充てることです。(p.137)

☆うーん、要するに「コスト削減」はできるだけ早く集中してやるに値するってことだな。システムの効率化とかも面倒でついつい後回しにしてしまうけど、一度やってしまえばリターンは大きい。


【評価】
評価:★☆☆☆☆
当たり前のことばかりが何度も繰り返され、得るものがほとんど無かった。一言で言えば内容が薄すぎる。

こんな人に、こんな時におすすめ:
古い体質の会社の経営者に。コスト削減なんて興味ないという頑固オヤジを粘り強く説得するために書かれたとしか思えない。
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2011年03月31日

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
岩崎夏海/著 (ダイヤモンド社) 2009年


【概要】
公立高校野球部のマネージャーみなみは、ふとしたことでドラッカーの経営書 『マネジメント』 に出会う。はじめは難しさに戸惑うが、野球部を強くするのにドラッカーが役立つことに気付く。

(130308 追記)
270万部のベストセラーになるには、何かしらの理由がある。ドラッカーのマネジメント理論の中から日本人に必要なものをうまく抜き出して「プロット」を作り、それを読みやすい「ストーリー」に落としこんでいる点で、本書は一級の本である。(佐藤優 『読書の技法』 p.84より)


【動機】
ドラッカーに興味があったので。


【所感】
コンセプトがすばらしい。
一冊の本をもとに、それを読んで主人公の人生や考え方が変わっていく本。
本がメンターという本好きの人ならたまらない設定である。
しかも題材が今をときめくドラッカーだし。
いや、この本(もしドラ)のおかげでドラッカーが有名になった気もするが、
そんなことはどうでもよい。名著には違いないのだから。



【抜粋】
●『マネジメント』を読み始めて以来、みなみには一つの信念が芽生えていた。
――迷ったら、この本に帰る。答えは、必ずこの中にある。(p43)

☆はっきりした理由があるわけではなく、ただの直感だという。
でもそういう本があるというだけで心強い気がする。



主人公の名前がみなみなのでどうしてもみんなだと思って読んでしまう。



【アクションプラン】
・ドラッカーの 『マネジメント』 が読みたくなった。

・何か一冊、迷ったら立ち返るような本を見つけたい。バイブル本。1年間ずっと携帯して迷ったら読む。ボロボロになるまで繰り返し読む。



【評価】
評価:★★★☆☆


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posted by macky at 22:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | 経営学 | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする