2017年06月29日

もし京都が東京だったらマップ

もし京都が東京だったらマップ (イースト新書Q)
岸本千佳 /著 (イースト・プレス) 2016年
800円+税


【動機】
「原宿は初めて来た。
いつも銀座と自宅を行き来してただけ。
(普段の買い物は)銀座か行っても日本橋」

「ギャハハ」


こういう番組を見ても、
何がおもしろいのかわからなかった。

銀座のイメージは高級クラブだけど、
日本橋のイメージは?



【所感】
原宿も日本橋もなかった。
(と思ったら、原宿は竹下通りがあった!)

とはいえ、京都と東京、両方に詳しくなれるお得な本。



【不満点】
東京のマップがない。



【概要】
「赤羽」が好きな人は、「四条大宮」に行こう!

不動産業で活躍する著者が発見した「京都旅&京都暮らし」の新法則!

“街歩きの達人"三浦展氏との対談を掲載!

2015年末、京都で不動産業を営む著者が「もし京都が東京だったらマップ」を制作し、個人ブログにアップした。最初は友人のあいだで楽しんでもらえればとの思いで制作したマップであったが、みるみるうちにシェアされ、ブログは20万ページビューを記録。「Yahoo!ニュース」に取り上げられ、「NEWS ZERO」(日本テレビ系)で放映されるなど、話題を呼ぶこととなった。本書では、著者がどういう目線で東京と京都の街を比較したのか、そして調査で体得した街歩きの極意を解説する。(Amazonより)



もし京都が東京だったらマップ (イースト新書Q)
岸本千佳
イースト・プレス (2016-09-10)
売り上げランキング: 126,521





【目次】
巻頭口絵 もし京都が東京だったらマップ
第1章 「もし京都が東京だったらマップ」をつくった理由
第2章 京都×東京を徹底比較! 街歩きが10倍楽しくなるマップの読み方
第3章 京都は「暮らす」目線で見るとおもしろい
第4章 [巻末特別対談]三浦展×岸本千佳 「街歩きの達人」と語る京都の魅力





【抜粋】





【アクションプラン】
・東京のマップを広げてじっくり読んでみたい。




【Amazonレビューより】





【評価】
評価:★★★☆☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
京都に住みたいと思っている東京の人におすすめ。
または、逆に東京に住みたいと思っている京都の人にもおすすめ。

 
posted by macky at 23:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | 社会学 | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月15日

初等ヤクザの犯罪学教室

初等ヤクザの犯罪学教室 (幻冬舎アウトロー文庫)
浅田次郎/著 (幻冬舎) 1998年 (初出は1993年)
495円+税


【動機】
タイトルにひかれて読んでみた。


【所感】
8ヶ月くらいかけて少しずつ読んだ。



【概要】
著者が体験し、見聞してきたさまざまの事件をもとに、鮮やかな詐欺の手口、簡単な人の殺し方、強盗、麻薬、誘拐などの凶悪犯罪のノウハウを講義する。これはあくまで、こうした犯罪に善良な市民が巻き込まれないようにと公開するものである。
--このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。(「MARC」データベースより)


初等ヤクザの犯罪学教室 (幻冬舎アウトロー文庫)
浅田 次郎
幻冬舎
売り上げランキング: 92,957




【抜粋】
●常に身近にありながら、捕まったら実はたいへんな犯罪があるのです。つまり本人の犯罪意識がまったくないか、極めて低いにもかかわらず、裁判にかかった場合の判決が非常に重いというものです。
 この代表的な例を二つ挙げておきます。これだけは絶対にやってはいけないことだ、と肝に銘じてください。
 一つは「酔っ払い運転」。
 もう一つは「覚醒剤」であります。(p.12)

☆犯罪を知り尽くした浅田さんが挙げたこれだけは絶対にやってはいけない犯罪の代表例。


飲酒運転で、被害者が亡くなると、死人に口なしで好き勝手に言ってるイメージ。

いわば殺され損である。

被害者がかわいそう、そればかり言うから減らない。

それよりも、飲酒運転で事故を起こしたらこんなに大変なことになるということを強調した方が効果がありそう。



しかもこれは、飲酒運転が厳罰化されるきっかけとなった事件(1999年の「東名高速飲酒運転事件」)の前の話である。

詳しくはこちら。

東名高速飲酒運転事故 再現1 - YouTube







●私は過去の経験から、拳銃の場合、命中するのはたいてい初弾だということを知っていました。 (中略) しかも拳銃の実際の射程距離は、だいたい飛びかかって組みつける範囲でありますから、初弾が当たらなければ何とかなる場合が多いのであります。(p.65)

☆目標となる人がたくさんいる場面では、なるべく第一発目の目標にだけはならないようにする。



●読書の習慣のない方は初めからこの道は あきらめたほうがよろしい。他人様に迷惑をかけたうえ、憎まれ蔑まれ、一度しかない人生を「おいっち、にィ」で空費するのが関の山であります。(中略) この先どんな世の中になっても書物こそが精神と頭脳を錬磨しうる最大の力なのであります。(p.228-229)

☆犯罪の道は普通に働いて稼ぐよりも険しく、知識と教養が必要となる。





【アクションプラン】
・映画 『鉄道員(ぽっぽや)』 を観たい。




【Amazonレビューより】
・職人的犯罪者の知識に脱帽 2002/2/6
 我々の日常存在する犯罪を面白おかしく紹介。しかし、犯罪を犯すためには知識と覚悟、そして努力が必要であることを自身の体験を交えて教えてくれる一冊だ。
 普段、自分と犯罪など、まったく関わりのないものだと思っている私たちも加害者もしくは被害者になる可能性はいくらでもある。そのピンチを乗り切るための具体的な方法や、犯罪を成功させるためのノウハウは作り話ではない説得力がすばらしい。
 法を犯すことで楽して儲けることはできない。本物の悪党になるには善人以上の努力と節制が必要だと結ばれるくだりは、私には犯罪者になる才能がないと痛感させられた。(Sさん)




【評価】
評価:★★★★☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
犯罪に巻き込まれないようにするために。

 
posted by macky at 23:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | 社会学 | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月23日

ヒジュラ―インド第三の性

ヒジュラ―インド第三の性 (写真叢書)
石川武志/著 (青弓社) 1995年
2,000円+税


【動機】
不可触民―もうひとつのインド』 を読んで興味を持った。



【所感】
ヒジュラという存在を初めて知った。

日本では何割くらいの人が知ってるのだろうか?



【概要】
女でもなく男でもない、聖にして俗、神につかえ、石つぶてを浴び、春をひさぐ者―ヒジュラ。混沌の大地インドに住まう第三の性が、瞠目の写真と平明な文章が形づくる空間のなかの実像を呼ぶ。(「BOOK」データベースより)



ヒジュラ―インド第三の性 (写真叢書)
石川 武志
青弓社
売り上げランキング: 633,500




【抜粋】
●カルカッタを見ずしてインドを語ることはできないと、人はいう。このインドの縮図のようなカルカッタは西ベンガル州の州都であり、デリー、ボンベイ、マドラスと並ぶ四大都市のひとつである。 (中略)
バングラデシュ独立時に膨大な数の難民がカルカッタに流れてきて人口が爆発的に増えたというが、難民たちがそのまま定住したためにカルカッタは街全体がスラムと化し、いわば世紀末的様相を呈することになった。(p.12)

☆カルカッタは街全体がスラムだとは知らなかった。もともとはイギリス統治時代の首都。人口密度がインドで一番多い。



●ヒジュラとはウルドゥー語で、「半陰陽、両性具有者」を意味する。日本には「ふたなり」などという言葉もある。つまり、ヒジュラは女性器と男性器を併せ持った存在とされており、インド特有のカースト制度からは外れた特異な社会に生きる人々のことである。ヒジュラ自身は自らを生まれながらの半陰陽だと主張するが、実際には先天的な半陰陽者、すなわち真性半陰陽者はきわめて稀であり、少年期から青年期にかけてヒジュラとしての自覚を持った者が去勢してなるケースがほとんどである。(p.13)

☆インドにはヒジュラと呼ばれる人がたくさんいるらしい。



●二十世紀初頭のイギリス統治時代、インドの首都はカルカッタからデリーに移された。その折、市の南部に新たな街が都市計画に従って建設された。それが現在の首都ニュー・デリーである。これに対して、ムガール帝国時代の首都だった旧市街はオールド・デリーと呼ばれるようになった。(p.58)

☆ムガール帝国時代の雰囲気が残るオールド・デリーとは対照的にイギリス統治時代に作られたニュー・デリーは近代都市。

ムガール帝国(首都:デリー[=オールド・デリー]) 
→英領インド前半(首都:カルカッタ) →英領インド後半(首都:ニュー・デリー)

カルカッタで反英運動が強くなったから首都を移転した。その後もカルカッタは反英運動の一中心であり続けた。



●ボンベイにインドでも最大の売春地帯、カマティプラ地区とフォークランド・ロードがある。
 インド亜大陸西岸のやや北に位置するボンベイは、八百万人の人口を抱える大都市だ。アラビア海に面した地理的な好条件から外国とのかかわりの歴史は長く、古くから貿易港として発展し続けてきた。(p.169)

☆インドで最初に高層ビルが建てられ、貧富の差が激しく、インド最大の売春地区があるボンベイ。
ちなみに、ボンベイ(ムンバイ)はインド最大の都市である。





【評価】
評価:★★★☆☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
インドについて知りたい時に。

 
posted by macky at 23:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | 社会学 | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年06月21日

橋下徹現象と部落差別

橋下徹現象と部落差別 (モナド新書 6)
宮崎 学 小林 健治
にんげん出版
売り上げランキング: 153,044


橋下徹現象と部落差別
宮崎 学、小林健治/著 (にんげん出版) 2012年
940円+税



【概要】
橋下徹氏に対する差別キャンペーンを徹底批判する。「政治家橋下徹」の本質を明らかにするために、その「血脈」=出自を結びつけて論じるなど、ジャーナリズムとして、決してやってはならないことだ。反橋下派リベラル知識人とメディアは、このキャンペーンの差別性をなぜ見抜けなかったのか。(「BOOK」データベースより)


2012年10月26日号から始まった佐野眞一と週刊朝日取材班(今西憲之・村岡正浩)による「ハシシタ・奴の本性」という連載記事(第1回で打ち切りとなった)に対する批評。



【動機】
先日行われた大阪都構想を問う住民投票で、橋下氏がわずかの差で敗れ、政治家引退を表明した。
橋下徹厳象とは何だったのか?



【所感】
橋下氏が被差別部落出身だとしても日本を良くするなら支持して、悪くするなら支持しない。そこに尽きると思う。




【抜粋】
●平松支持者の「橋下はあかんわ。品がない」(40代女性)という声に対して、「やっぱり橋下やで、同和やどうのこうのいわれてもめげへん。えらいやっちゃ。跳ね返すだけの強さを持ってる。そんな奴やないと、世の中は変えられへんわ」(30代男性)という声が、橋下に投票した人たちの気持ちをよくあらわしているように思えるんだよね。こういう共感が強く働いたんだろうと思う。(p.107)

☆結局ここに全てが現れていると思う。
橋下氏の政策がいいか悪いかではなく、橋下が好きか嫌いかで論じられている。橋下氏を支持している人は橋下が差別されても跳ね返した、かわいそうだという論調だ。

日本をホントによくしたいとかそういう議論がほとんどなかったのが残念だ。




【アクションプラン】
・大阪都構想など、橋下氏が何をやろうとしていたのかを調べてみたい。
そして橋下引退の後、大阪は、そして日本はどうなるのか想像してみたい。




【評価】
評価:★★☆☆☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
本の内容はいいと思うけど、当たり前すぎることを延々と書いている気がした。

posted by macky at 18:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | 社会学 | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする