【エンターテイメント】 の記事一覧


2016年02月10日

映画365本

映画365本 DVDで世界を読む (朝日新書)
宮崎哲弥/著 (朝日新聞出版) 2009年
800円+税


【動機】
宮崎哲弥さんおすすめの映画本ということで興味を持った。

映画で教養を身に付けるコツを体得したい。



【概要】
世界を知る、トレンドを見る未来を読む―映画は最高の教科書だ!政治、経済、メディア、宗教、人種、科学、国際関係から哲学・思想に至るまで、ハリウッド映画を題材に、ラジカルに変化する21世紀を見定める教養エッセイ。(「BOOK」データベースより)


映画365本というタイトルだけど、50本しかないので注意。



映画365本 DVDで世界を読む (朝日新書)
宮崎 哲弥
朝日新聞出版
売り上げランキング: 276,957




【抜粋】
●本書は所謂シネフィル(映画愛好者、映画通)のためのものではありません。また、立派なシネフィルになるための手引きでもありません。
 何故なら、私自身がシネフィルではないからです。確かに映画は比較的多く観ていますが、自分でいうのもナンですが、あまり正統的な観方とは思えません。常に何かの目的のために観ているのです。(p.3 「はじめに」より)

☆娯楽のための映画から、教養のための映画へ。



●シネフィル(映画通)のあいだでは評判の悪い映画である。しかし、その種の評論家的な映画談義をバカにすることは、蘊蓄力大幅UPの裏技だ。(p.20)

☆ちょっと意味が分からない。誰に向けて書かれたのだろうか。
ちなみにこれは1本目の「宇宙戦争」についての記述。

この映画は映画通のあいだでは評判が悪いけど、だからと言って観ないのはもったいないということかな。





【所感】
何かの目的のために映画を観るという姿勢はとても興味深いが
そのあたりにはあまり紙面を割かれていないような気がした。

あらすじや蘊蓄よりももっと突っ込んだ記述が欲しかった。


「へえ〜、こういう映画もあるのか」と
観たことのない映画を知るためのガイドブックとしては使えるかも。





【アクションプラン】
・気になった映画をいくつか観てみよう。

・そういえば、手塚治虫さんは漫画のネタを探すために映画を観まくったという。やっぱりダラダラと観るよりも何かの役に立てようという意識で見ると得るものが大きいかもしれない。




【Amazonレビューより】
・映画通を自認する人、インテリぶった人には向かない 2009/7/10
他の方も言ってるように明らかに本数は365ではない。どう見ても50本である。なんと倍増し、いや7倍増し以上である。まぁ細かな所でちょびっと言及されてる映画も含めたりしてるのかもしれないが、やはりこれはちょっとあくどい。絶対あくどい。ヤバイ。それぞれの映画の評論は思ってた以上に短いため他作品に触れるといってもたかが知れている。

評論としての出来もさほどではない、というかイマイチだと思う。殆どの映画がまず調べれば誰でも分かるような粗筋や出演者、また時代背景の話でまず始められ、その次にもさして斬新とも思えない印象批評のようなものが続く。それもイマイチ無難すぎるというか、この著者ならもっと面白いことも言える気がするのだが思ってた以上に今回はつまらない普通のことしか言わないなぁと終始感じてしまった。

それぞれの評論には薀蓄力アップと教養力アップの項があるのだが、では粗筋だの出演者だの調べればすぐ分かる時代背景だの、有名すぎてわざわざ教えられるまでもない関連雑学だのは全て薀蓄に入っていて教養力アップの箇所は短いながら面白い事が書かれてるのかというとそれは大間違いだ。出演者や時代背景の話は薀蓄力に入っており、そして教養力の箇所には粗筋が長々と入る事しばしばなのである。そのくせそれぞれの作品の評論は長くても4頁に満たずとても短いわけだからあとはどういう事になるか想像に難くないはずである。作品によっては9割がネットなどで調べればすぐ分かるような粗筋や出演者などの基本情報で構成され残りの1割だけ、とってつけたようにその映画で扱われてる社会問題について「この映画からこの問題について学ぶ事が出来るだろう。」とかそんな一言で締められて終る。勿論こんな評論ばかりではないが(そうだと困る)そういうものもあって嘗めてるのかと思ってしまった。映画を沢山観ているというのは嘘ではないはずなのだから、こんな姑息な数合わせ、文字数稼ぎみたいな事をせず普通に厳選して上質な評論をしてくれればよかったのに内容から帯の宣伝文句から題名からあらゆる事がムカムカくる書籍である。

ちなみに著者は前書きでこれはシネフィル(映画通を自認してるような輩)のためのものではないと断言している。要するに私みたいな奴がこんな風に感じの悪い感想を持つのも著者の意図上仕方なかったという事である。なので別に映画なんてそこまで好きでもないし、まさか通だなんて事はないです、どうせ自分は俗物です、でもちょっとくらい常識的な教養はつけたいかなみたいな人にはお薦めできるのかもしれない。知的で思想的な評論は何も期待しない事である。(Mさん)




【評価】
評価:★★★☆☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
何かいい映画ないかなーってときのガイドブックとして。

この本に書かれている映画くらいは一般常識として必要なのかもしれない。

 
posted by macky at 21:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | エンターテイメント | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月08日

女神の欲望(リビドー)

女神の欲望(リビドー)
中村うさぎ、岩井志麻子/著 (メディアファクトリー) 2004年
1,200円+税


【動機】
山崎拓氏の愛人スキャンダルの中心人物となった山田かな子さんは、
上杉佐一郎氏の庶子であるとの説があるということで興味を持った。



【所感】
TV番組を文字に起こしたらしく、ちょっと読みにくい。
(下品な茶々入れが入ってきてイラッとする)



【概要】
本書は、「ピー」音回数の過去最多記録を打ち出した伝説のカルト番組 『女神の欲望』 (テレビ東京2004年4月2日~6月25日、金曜25:30~放送)を、未発表トークも合わせ、再構成したものです。番組では聞けなかった出演者たちの本音だけでなく、中村うさぎ・岩井志麻子が書き下ろした、毒舌たっぷりの注釈も堪能できます。(「BOOK」データベースより)



女神の欲望(リビドー)
女神の欲望(リビドー)
posted with amazlet at 16.02.08
中村 うさぎ 岩井 志麻子
メディアファクトリー
売り上げランキング: 789,109





【抜粋】
●やっと出てきたと思ったら、洗面器や石鹸箱までしっかり買ってるんです。それを見て「もしや、こいつ……」とイヤな予感はしました。帰りに定食屋に寄ったんだけど、店を出てそのまま私の家に一緒に帰って、で、そのままずーっといるんですよ。(p.10)

☆爆笑問題の太田さんが転がり込んできた!



●それどころか賞をもらったときは「これでお前はもうオシマイだ」って烙印押されたような気がしたの。だって歴代の受賞者が鼻クソみたいな漫画家ばっかなんだもん。でも賞金百万円もくれるし、賞取った漫画家は銀行からも信用されるし、ありがたくもらっておきましたけど。(p.137)

☆いやー、本音だろうけど。すごいな。たとえ思っててもなかなか普通言えないよ。
ちなみにこの賞というのは、「文藝春秋漫画賞」である。



●これでも美大出てるんですけど、信じられないでしょ。漫画家やって二十年なのに、いまだに 『略画事典』 が手放せないから(笑)。(p.137)

☆犬ってどうやって描くんだっけってときに役立つらしい(笑)



●でも、絵がうまい子って芸術家気取りが多かったから、美大時代の知り合いなんていまだに貧乏。プライドがあるからイヤな仕事は絶対にやらないんだよね。私なんか「エロでもなんでもやります!」って死に物狂いでやったから、金持ちになれたの。結局、ヘタクソな絵しか描けない私のほうが「勝ち組」(笑)。(p.137)

☆西原理恵子さんの話はおもしろい。
たしかにへんなプライドがあると、お金は稼げない。



【アクションプラン】
・山田かな子さんの暴露本を読んでみたい。
(というか、この本が暴露本かと思ったら全然違った)




【評価】
評価:★★☆☆☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
「女神の欲望」というテレビ番組を観ていた人に。

 
posted by macky at 23:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | エンターテイメント | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする